メインカード唯一のカナダ勢・ドワード。少年院に入れられたこともある荒れた少年時代から更生し、WSOFカナダでキャリアを積んで無敗でUFCと契約したが、今年3月のUFCデビュー戦ではギロチンで秒殺一本負け。2戦目はカーフキックを効かせての判定勝ち。バックボーンはキック。
UFC2勝3敗のボクニエクは5戦すべてが判定決着だが、前回は元ACBフェザー級王者のマゴメドシャリポフ相手に打撃勝負で沸かせて初めてファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞している。ノーランカー同士の試合だが、盛り上がる試合を期待されてのメインカードか。マゴメドシャリポフ戦以外はそれほど盛り上がってはいないが。
打撃戦。ボクニエクはカーフキック。遠い間合いでステップするボクニエク。時折前に出てパンチを打ち込む。残り1分でタックル。テイクダウン。ドワードバックを取らせて立つ。ケージで正対。引き剥がした。ホーン。
1Rは打撃のヒット数でドワード。
2R。中央で待っているドワードにステップしながら距離を詰めて入っていくボクニエク。入ってきたところにパンチを合わせるドワード。ドワードのローをキャッチしてシングルレッグに入ったボクニエク。テイクダウン。しかしすぐ立ったドワード。間合いが詰まるとボディに膝を入れるドワード。ドワードのパンチにタックルを合わせたボクニエク。ケージに押し込むが引き剥がしたドワード。ボクニエクタックル。ケージに押し込む。ドワード引き剥がした。ホーン。
2Rは僅差だが、ややドワードか。
3R。入ってくるボクニエクにパンチを打ち込むドワード。バックキック。ドワードのミドルをキャッチしたボクニエクがタックルに。ケージに押し込むが逃げられた。右ボディから左フックを入れるドワードだが、ボクニエクタックル。切れずにテイクダウンされたドワード。ケージ際で亀になり立ったドワード。離れる。ボクニエクまたタックル。今度は止められたが離れ際にパンチを入れるボクニエク。またタックル。押し込み。受け止めたドワードが左ボディを打ち込む。回転肘を出した。左ミドル。ドワード出ていく。ボクニエク疲れたのか、距離を取り手を出さない。前蹴りを入れるドワード。ボクニエクタックル。切られる。最後にドワードが打撃で攻めてタイムアップ。
29-28ボクニエク、30-27ドワード、29-28ドワード。判定スプリットでドワード勝利。
期待された激闘にはならず。ドワードは判定が割れたことに不満の表情。