格闘技徒然草

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PANCRASE302:メインイベント・手塚裕之 vs. 村山暁洋

ウェルター級5分3R。ランキング2位手塚、4位村山。

現王者グライコにスプリット判定まで持ち込んだ手塚。2015年プロデビューでまだキャリアは8戦。5勝すべてがKO勝ち。28歳。

元王者村山は2年前に三浦広光に敗れてタイトル陥落。自らのジムを設立してからの初戦となる昨年12月の佐藤天戦ではシングルレッグに鉄槌連打され1RKO負け。しかし5月の奈良戦ではパンチでダウンを奪うと一気にバックを奪ってチョークで絞め落とし、2年ぶりの勝利。手塚より10歳年長の38歳。

プレッシャーをかけていく手塚。サークリングする村山。手が出ない。手塚がローやパンチを入れていく。村山は時折単発のジャブをヒットさせるのみ。1R三者手塚。

取り返さなければいけないはずの村山だが、サークリングで下がり続ける。手塚がまたローやパンチを入れていく。組もうとしたが引き剥がされる村山。タックルも切られた。2Rも三者手塚。

3R。フィニッシュするしかない村山はさすがにケージ際までは下がらないが、先手を取られ続ける。カーフキックも効いてきた。終盤、村山のパンチが当たる場面もあるが、最後まで単発。タイムアップ。

判定三者フルマークで手塚。

村山は三浦戦並みに終始スタンドで下がり続け、どうやって勝つ気なのか見えなかった。手塚もあと一歩踏み込めず、初の判定勝ちに。