格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

UFC232:オッズ/予想と展望

ジョン・ジョーンズ 1.36
アレクサンダー・グスタフソン 3.35
クリス・サイボーグ 1.38
アマンダ・ヌネス 3.25
カーロス・コンディット 2.55
マイケル・キエサ 1.57
イリル・ラティフィ 1.65
コーリー・アンダーソン 2.35
チャド・メンデス 1.65
アレクサンダー・ヴォルカノフスキー 2.35
アンドレイ・アルロフスキー 2.40
ウォルト・ハリス 1.63
キャット・ジンガーノ 1.61
ミーガン・アンダーソン 2.45
ダグラス・シウバ・デ・アンドラ3.35
ピョートル・ヤン 1.36
BJ・ペン 5.15
ライアン・ホール 1.19
アンドレ・イーウェル 1.95
ナザニエル・ウッド 1.87
ユライア・ホール 1.87
ベヴォン・ルイス 1.95
カーティス・ミレンダー 1.69
シアー・バハドゥルザダ 2.25
ブライアン・ケレハー 2.35
モンテル・ジャクソン 1.65

大会直前に開催地変更という大トラブルに見舞われたUFC232。大会キャンセルという手段もあったかもしれないが、来月のUFC233もすでにキャンセルとなっており、2大会連続のキャンセルはできなかったということだろう。

メインはJJの1年半ぶりの復帰戦となるライトヘビー級王座決定戦。その前の試合は1年3ヶ月ずつのブランクがあり、試合ペースは年1回ギリギリになっている。前々回のOSP戦は内容が悪く、さすがのジョーンズもブランクの影響は大きいかと思われたが、前回のコーミエ戦は同じくブランク明けにもかかわらず完勝。並のメンタルではないことを見せつけている。

グスタフソンとは5年ぶりの再戦。前回は、事前にはミスマッチと言えるほどの大差のオッズがついていたが、結果的にはJJをキャリアでもっとも苦しめた。打撃の選手と思われたグスタフソンが組みでも健闘し、UFCで初のテイクダウンも奪っている。オッズはジョーンズ有利とはいえ、前回の対戦時(JJ1.11倍、グスタフソン7.00倍)と比べると大幅に競ったオッズになっている。ただし、グスタフソンも今年8月の試合を欠場しており、ブランクは1年7ヶ月でJJ以上に開いている。

両者ともに今のコンディションが不明。JJの異様な強さはまだ健在なのか。前回苦しめられた長身のグスタフソンの打撃に対応ができているのか。再戦ながら未知数の部分が多い対戦。いい加減トラブル続きのJJの時代を終わらせてほしいという思いもあるが、まだJJが負けるところは想像がつかない。

JJ判定勝ち。

セミは女子バンタム級王者ヌネスが階級上のサイボーグのタイトルに挑戦するスーパーファイト。基本的に階級上の選手が有利ではあるが、ヌネスは階級の壁を超えられるか。フィジカルでもサイボーグ有利。

サイボーグ判定勝ち。

メインカードではメンデス vs. ヴォルカノフスキーというレスリングバックボーンの強豪の対戦も注目。メンデスは禁止薬物使用での2年の出場停止後、7月の復帰戦ではマイルス・ジュリーを1RKO。ヴォルカノフスキーはUFCデビュー後5連勝。スーパーフィジカル同士の対戦。

また、5連敗中の元2階級王者BJペンが再起をかけてTUFウィナーのライアン・ホールと対戦するものの、オッズは大差のアンダードッグ。ただ、5連敗はすべて打撃で劣勢となっての敗戦。ライアン・ホールは打撃はスピンキック程度で、さすがにこの相手には撃ち負けることはない。外国人として初の柔術世界選手権覇者であるペンだが、グラップリングではノーギでの最近の実績で上回るホールが上。ペンにとってはいつもと逆の展開になりそう。ホールは2年ぶりの復帰戦となるが、前回は引き込みを繰り返す展開で物議を醸す判定勝ち。噛み合わない展開になる可能性もある。ペンがどう戦うかも注目。

第1試合開始は30日朝8時15分より。メインカードは12時からWOWOWで生中継。速報します。