格闘技徒然草

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UFC on ESPN+4:第7試合・アンソニー・ロコ・マーティン vs. セルジオ・モラエス

ウェルター級。

アンソニーのニックネーム・トニーをリングネームにしていたマーティンだが、今回からフルネームに改名。ライト級で4勝4敗だったが、ウェルターに上げるとK太郎、ライアン・ラフレア、ジェイク・マシューズに3連勝。ラフレアとマシューズはランキング間近の選手で、それをフィニッシュしての勝利ということで評価が高まった。グラップラーだが、K太郎戦以降は打撃の技術も上がっている。

モラエス柔術世界王者で、クロン・グレイシーの黒帯デビュー戦ではポイントで圧倒し最後はタップを奪い完勝している。ウェルターに落としてからの戦績は8勝1敗1分けで、負けた相手は現王者のカマル・ウスマンのみ。ウスマン戦後2連勝しているが、まだランカーとの対戦が組まれない。UFCではまさかの打撃での勝利もあるものの、やはり武器は寝技。

シングルレッグで倒したモラエスは首を抱えるとギロチンに。後方に投げて絞めるがハーフで下に。ギロチンもただ抱えているだけ。動きがなくブーイングが飛ぶ。モラエスも何もせずブレイク待ち。ブレイク。前蹴り・ジャブを入れていくマーティン。モラエスじわじわ間合いを詰めていくが、マーティンが距離を取りカーフキック。飛び込んで強いパンチを放ったモラエスだが空振り。マーティンが逆に出てパンチを入れる。ホーン。

1Rは打撃のヒット数でマーティン。

2R。モラエスが間合いを詰めて強いパンチを出していくが距離を取られ空振り。マーティンが逆に間合いを詰めていく。モラエス下がりつつ、時折飛び込んでパンチを出すがやはり空振り。組み付いたが引き剥がされた。空回りが続くモラエス。マーティンのパンチもガードの上だがとりあえずヒットはしている。モラエス飛び膝を放つが足先がローブローに。圧をかけるモラエスだが打撃のヒットはやはりマーティン。距離を取るマーティンに苛立つように両手を広げてアピールするモラエス。ワンツーをヒットさせたモラエス。残りわずかでタックルからバックマウントを奪ったがホーン。

2Rマーティン。

3R。圧をかけてパンチから組み付いたモラエスだが、マーティンが脇を差してケージに押し込むと肘を入れて離れる。間合いを詰めていくモラエス。やはりパンチがヒットしない。組んだが脇を差してケージに押し込むのはマーティン。引き剥がした。距離を取りカーフキックを入れていくマーティン。モラエス大振りのフックからタックルに。シングルレッグ。ケージで耐えるマーティン。倒せず離れた。残り1分。挑発するモラエスだがマーティンは距離を取りパンチを入れていく。残り40秒でモラエスタックルからテイクダウン成功。サイド。しかし押さえ込んでいるだけのモラエス。ギロチンを仕掛けた時にはもうホーン。

手を挙げるモラエスだが表情は冴えない。

判定三者フルマークでマーティン勝利。

モラエス、工夫のない戦い方で敗戦。テイクダウンも遅すぎたし、残り時間がなくなってからのギロチンも意味がわからない。