格闘技徒然草

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UFC on ESPN+6:第2試合・ライアン・マクドナルド vs. クリス・グティエレス

バンタム級

マクドナルドは2015年のプロデビューからここまで10戦全勝。2017年にコンテンダーシリーズへの出場が決まっていたが、直前に兄が亡くなり欠場している。前戦はパンクラス石渡伸太郎と対戦しているトレバー・ワードと昨年9月のLFAで対戦しギロチンチョークで一本勝ち。今回、マーチン・デイ欠場の代役としてUFC参戦を決めた。現在26歳でプロデビューは4年前。MMAを始めたきっかけは、学生がMMAに打ち込む様子を描いた映画「ネバー・バックダウン」を見てで、それまで格闘技経験はなかった。MMA開始後に、高校のレスリングチームに参加している。

昨年11月のTUF28フィナーレでUFCデビューしたグティエレスだが、グラップラーのバルセロスにテイクダウンからバックを取られてのチョークで一本負け。テイクダウンを取られまくり、いいところは見せられなかった。12勝中KOが6つある。

グディエレスがパンチやローを入れていく展開。マクドナルドはなかなか手が出ない。グティエレスの左ミドルがヒット。グティエレスが手数で優勢なままの展開が続き1R終了。

1Rグティエレス。思ったように戦えていないマクドナルド。

2R。頭部をカットし血が流れ落ちているマクドナルド。右ローを蹴られて体が流れた。手数が出ない展開が続くマクドナルド。また右ローを蹴られ効いた素振りを見せる。残り90秒でマクドナルドタックル。しかしがぶられると自ら両手を付き亀に。ガードを取りスクートになるがグティエレス離れてスタンドに。マクドナルドまたシングルレッグ。切られた。ローシングルからアンクルピック。これも切られる。右ボディを打ち込んだグティエレス。ホーン。

2Rグティエレス

3R。また右ローを蹴られ足を引きずるマクドナルド。打たれる足を下げてサウスポーに構えてようやく出るマクドナルドだが、グティエレスは付き合う必要がない。今度は左のローを蹴られたマクドナルド。前に詰めるマクドナルドだがそこから手が出ない。マクドナルド間合いを詰めてケージに押し込んだ引き剥がすグティエレス。残り1分。グティエレスカニバサミを狙ったが失敗してただの引き込みに。ガードから腕十字・三角。さらに腕十字へ。決まらないがスイープになった。グティエレス最後にギロチンを仕掛けたがホーン。

3Rもグティエレス。最後にフィニッシュが必要なマクドナルドではなくグティエレスがフィニッシュを狙っていった。

判定三者フルマークでグティエレスUFC初勝利。

今回はいいところが出たグティエレスだが、2Rまでの差を見たらKOできそうだった。

マクドナルドは最後まで攻めが見られず。2Rまでポイントを失っているのに、3Rにフィニッシュを狙いに行かない時点で勝ちを諦めていたように見えてしまう。