格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

UFC236:オッズ/予想と展望

マックス・ホロウェイ 1.44
ダスティン・ポイエー 2.85
ケルヴィン・ガステラム 2.50
イスラエル・アデサニヤ 1.59
エリク・アンダース 1.48
カリル・ラウントリー 2.75
アラン・ジョーバン 1.87
ドワイト・グラント 1.95
オヴァンス・サン・プレー 1.95
ニキータ・クリロフ 1.87
ジェイリン・ターナー 1.83
マット・フレヴォ2.00
ウィルソン・ヘイス 2.30
アレッシャンドリ・パントージャ 1.67
マックス・グリフィン 1.87
ゼリム・イマダエフ 1.95
ボストン・サーモン 1.80
カリッド・タハ 2.05
カーティス・ミレンダー 2.15
ベラル・ムハマド 1.74
モンテル・ジャクソン 1.21
アンドレ・スークムタズ 4.85
ローレン・ミューラー 2.45
ポリアナ・ボテーリョ 1.61
ブランドン・デイヴィス 1.61
ランディ・コスタ 2.45

また暫定王座戦、しかもダブル。が、今回はライト級では王者ヌルマゴが出場停止中、ミドル級は王者ウィテカーがヘルニアによる手術で欠場中で、挑戦予定だったガステラムの試合が直前に消滅していたので、まあ妥当か。

フェザー級王者ホロウェイはタイトルを返上しないまま階級上の王座決定戦に出場。二階級同時制覇のチャンプ・チャンプでちゃんと両階級の防衛戦を行った選手はおらず、いたずらにタイトル戦線が膠着するだけなので、防衛戦ができないならすぐに一方の階級は返上してほしいところ。

ホロウェイとポイエーは7年前にフェザー級で対戦している。ホロウェイが20歳でまだMMA5戦目・UFCデビュー戦だった。すでにWEC・UFCで実績があったポイエーとは大きな差があり、1Rであっさりマウントを取られて三角十字でタップアウト負け。その時は正直ホロウェイはUFCレベルに達していないように感じた。

その後前座で3連勝し、デニス・バミューデスとUFC2戦目のコナー・マクレガーに判定負けしたが、そこから現在まで13連勝中。判定まで持ち込まれたのも3試合だけと完全に化けた。昨年4月には、トニー・ファーガソンの欠場により、代役として王者ヌルマゴメドフのタイトルに挑戦が一度は発表されたが、減量できずにその時は結局ライト級での試合は行わなかった。

一方のポイエーも、コナー・マクレガーにKO負けしたのを機にライト級に階級を戻すと、その後はマイケル・ジョンソンにKO負けしたのみで8勝1敗1NC。こちらも判定は2度だけ。前回はジャスティン・ゲイジーに対し、ローを蹴られてダメージを負ったものの、パンチの精度では完全に上回りKOで完勝した。ローカル時代を含めて、キャリアア10年で今回が初のタイトル挑戦。

UFCデビュー戦からずっとフェザー級で戦ってきたホロウェイだが、身長や体格では先にライト級に上げているポイエーを上回り、身長ではライト級の平均を上回っている。とりあえずポイエー戦においては体格の不利はない。

お互いにハイレベルなストライカーでフィニッシャー。その中でもパンチの技術が高いポイエーに対し、ホロウェイは前蹴りやミドル、組んでの膝などすべての距離で戦える武器がある。どちらが先に致命的な一撃を入れることができるかの勝負。

ホロウェイKO勝ちと予想。

セミは2月に王者ウィテカーのタイトル挑戦が流れたガステラムと、同大会で繰り上げメインイベントとしてレジェンドのアンデウソン・シウバと対戦し、アメージングな打撃戦の末に判定勝ちしたアデサニヤの暫定王座決定戦。

アンデウソン戦で16戦全勝となったアデサニヤ。アンデウソン戦よりも、その前のデレク・ブランソン相手に完勝したことがMMAファイターとしての評価を高めている。打撃の強いレスラーのブランソンにタックルをしっかり切って1RKO勝ち。

ウェルター級でも小柄な部類に入るガステラムは、常に大きい相手と戦ってきたが、やはり身長190cm超・リーチ2m以上を超える相手には苦戦が予想される。アデサニヤKO勝ちと予想。

第1試合開始は14日朝7時15分。速報します。