格闘技徒然草

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ONE:ROOTS OF HONOR:メインカード第6試合・和田竜光 vs. グスタボ・バラルト

フライ級トーナメント準決勝。勝者が準決勝でデメトリアス・ジョンソンと対戦する。

日本大会で組まれていた和田の試合が相手の負傷欠場により、後の大会にスライドされると一度は発表されたが、急遽今回のフィリピン大会に変更。

 相手はONE初参戦で急遽トーナメント出場が決まったキューバのバラルト。レスリングではグレコローマンロンドンオリンピック55kg級に出場もしている。MMAでは8勝1敗。前回20秒でKO勝ちするまでは、すべて判定での勝利。身長150cmは男子では世界最小クラス。TitanFCではフライ級王者ジュアン・プエルタに唯一の敗戦を喫しており、3月には再戦が組まれていたが、キャンセルしてONE参戦を決めた。

頭一つ小さいバラルト。やりにくそうな和田。プレッシャーを掛けられ下がり気味。バラルト飛び込んでパンチを入れる。和田もジャブを出した。ミドル。和田ちょっと攻め方が見つかってないか。バラルトが飛び込んで左を入れる。和田の蹴りにジャンプしてワンツーを出すバラルト。和田手が出ない。右をヒットさせた和田だが単発。バラルトが飛び込んでパンチを入れると和田バランスを崩した。ゴング。

バラルトが小さすぎて、構えもいつもと違う和田。自分の戦いをするのが難しいか。

2R。バラルトが飛び込んでフック系のパンチを振り回す。和田はサークリングし距離を取るが、自分から手を出せない展開が続く。バラルトが突っ込んだところでバッティングがありタイムストップ。再開。単発のパンチを出す和田に対し、バラルトは連打を入れる。また飛び込んだバラルトだが、またバッティング。身長差があるのでどうしても頭が当たってしまう。再開。バラルトがパンチをヒットさせるとさらに連打。和田もダメージはないものの、ここまでは印象が悪い。ミドルを入れた和田だがバラルトがパンチ連打を返す。プレッシャーが落ちてきたバラルトだが、和田は自ら出ない。またミドルがヒット。ゴング。

大きな差はないので3Rに圧倒すればどちらの勝ちもある。バラルトは少しプレッシャーが弱まってきた。一方の和田は2R後半からペースを掴みだしたか。

3R。和田またサークリング。出てきたバラルトにカウンターのテンカオ。ヒットしてバラルトちょっと下がったが、和田は出て行かない。手数が少ない両者。パンチを入れる和田だがバラルトのパンチでバランスを崩した。バラルトのワンツーがヒット。先に手を出すのはバラルト。和田も返しているが。和田右がヒット。バラルトシングルレッグから担いで投げるとバックにを取る。バックからさらにシングルレッグで投げようとしたが倒せず。離れた。バラルト動きが落ちてきている。残り1分。膝を入れる和田だがバラルトもパンチを返す。バラルトのミドルがローブローに。残り25秒でタイムストップ。再開。和田が出ていくがバラルトパンチで凌ぐ。タイムアップ。

僅差だが、ややバラルトか?

判定3-0で和田勝利。

辛勝。良くわからないジャッジのONEだけにどちらに転がってもおかしくなかった。