格闘技徒然草

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UFC236:第2試合・ローレン・ミューラー vs. ポリアナ・ボテーリョ

女子フライ級。

MMA3勝0敗でコンテンダーシリーズに出場し判定勝ちでUFC契約を勝ち取ったミューラー。UFCデビュー戦は女子フライ級王座決定トーナメントで最下位のシャナ・ドブソンにギリギリの判定勝ち。2戦目は中国大会に合わせて契約しUFCレベルなのか微妙な中国のウー・ヤナン相手にガードからのベーシックな腕十字でタップして初黒星を喫した。

ボテーリョはストロー級離れしたフィジカルで近藤朱里にミドルを効かせて秒殺KO勝ちしUFC2連勝をマークしたが、前回はシンシア・カルヴィーヨ相手にグラウンドで下になると何もできずチョークで一本負け。グラウンドには穴がある。今回は階級をフライに上げての試合。

ミューラーがパンチで攻め込む。ボテーリョは距離を取り蹴りを入れていくが間合いを詰めるミューラー。ボテーリョの強烈な左ミドルが入り、腹を押さえるミューラー。ボテーリョ距離を詰めると組んでケージに押し込む。ボディロックしテイクダウン。ハーフ。ガードに戻したミューラー。パスを狙いながらボディに肘を入れるボテーリョ。ミューラーはハーフからタックルにつなげると立った。ダブルアンダーフックしケージに押し込むミューラー。残り1分。入れ替えたボテーリョがまたボディロックするが、両者その体勢で細かい打撃の打ち合い。ブレイクでもいいかと思ったがレフェリー流す。そのまま1R終了。

1Rはボテーリョ。

2R。ミューラーがパンチで出ていくがボテーリョは距離を取る。間合いを詰められると四つに組んだボテーリョが押し込んで膝を入れていく。1R終盤と同じ展開で、ここから進展がないのでブレイクでもいいと思うのだが、このレフェリーはこの展開はブレイクしない模様。一度離れたボテーリョが組み付きながら外掛けテイクダウン。倒した。ケージで立ったミューラーだが、ボテーリョ再び押し込みから細かい膝を入れる展開に。レフェリーようやくブレイク。またタックルに行ったボテーリョだが切られる。パンチの打ち合い。ホーン。

2Rボテーリョ。

3R。ミューラーが距離を詰めるがボテーリョが下がりながらパンチを入れていく。バックスピンキックを空振りしたボテーリョに距離を詰めるミューラー。するとボテーリョまた四つに組んでケージ押し込み膝。体勢を入れ替える展開が続くがレフェリー今度は早めにブレイク。ジャブの打ち合い。ボテーリョタックルで組み付くが、またケージ押し込み。もうここから展開がないことをわかっているのか、レフェリー高速ブレイク。ミューラーが打撃で出る。ボテーリョ疲れ気味か。ミューラーのパンチに後退。蹴りでバランスを崩しスリップダウンしたボテーリョ。上になるミューラー。一度立ってパスを狙う。ハーフ。パウンドを落とすがタイムアップ。

三者29-28でボテーリョ勝利。

1Rに朱里にも効かせた強烈な左ミドルがヒットしたのに、そこからなぜか組んでの展開に。テイクダウンを取れても特にグラウンドの攻めも得意ではなかったし、後半はテイクダウンすら狙わずケージに押し込んで膠着するだけだった。