ウェルター級。
ストライカーのミレンダーはUFCデビュー戦でいきなり元タイトル挑戦者のチアゴ・アウベスにKO勝ちし、そのまま3連勝したが、テイクダウンされると下からホールディングするだけという欠点も露呈していた。前回、ブラジルのエリゼウ・カポエイラ相手にテイクダウンを許すとバックを取られチョークで一本負け。前回の試合から1ヶ月強での連戦となる。
グラウンド＆パウンダーのムハマドは、4連勝をマークしていたがフィニッシュ力に欠けていてすべて判定。そのためか連勝しているにもかかわらずチャンスが与えられなかった。前回はジェフ・ニール相手に3Rにダウンを奪われたが終盤打撃で逆襲。追い上げが及ばず判定負けしたが、会場は盛り上げた。
パンチ、飛び膝を放つミレンダー。ジャブ、ボディストレート。ムハマドもパンチで出る。またボディを入れたミレンダー。ムハマド引かずにパンチを打ち込む。左がヒット。ムハマドのアッパーを右で迎撃したミレンダー。ムハマド組んでケージに押し込むとテイクダウン狙い。ケージでこらえるミレンダー。シングルレッグに。しかしこらえたミレンダー。離れる。間合いを詰めるムハマドだがミレンダーのジャブ、右ストレートをもらう。さらにミドル。ホーン。
1Rミレンダー。
2R。ムハマドパンチから組むとケージ押し込み。シングルレッグ。倒せず。離れた。距離を取りながらパンチを入れるミレンダー。ムハマド今度はダブルレッグへ。切れずに倒されたミレンダー。ハーフからパウンド・肘で削るムハマド。ミレンダー、相変わらず立とうとするわけでもなく仕掛けるでもなくホールディングするだけ。なんとかフルガードに戻すが、ムハマドが細かいパウンドを入れ続ける。ホーン。
2Rムハマド。
3R。ムハマドまたダブルレッグ。切られたがすぐにパンチをヒットさせた。後手に回っているミレンダー。ムハマドがパンチを入れていく。そしてダブルレッグ。テイクダウン。ハーフから密着したまま殴るムハマド。やはりミレンダーはマグロ。足を抜いてフルマウントになったムハマドだがミレンダーハーフには戻す。しかしそこからホールディングするだけ。まだマウントの方が返しやすいと思うのだが、エスケープの自信がないのか。ムハマドすぐにパスしてマウントに。残り1分。肘。反転したミレンダー。バックマウント。ムハマドバックからパウンド連打。ようやく抜け出して立ったミレンダーだがタイムアップ。
29-27×2、30-26の3-0でムハマド勝利。
ミレンダー、ハイペースで試合をするよりも、弱点をしっかりと克服した方がいい。
