格闘技徒然草

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UFC236:第6試合・マックス・グリフィン vs. ゼリム・イマダエフ

ウェルター級。

UFC2勝4敗で2連敗中のグリフィンは後がないが、2勝のうち1勝はストライカーのマイク・ペリーからパンチでダウンを奪っての勝利。

初参戦となるロシアのイマダエフは24歳でここまで8戦すべてがKO勝ちというパーフェクトレコードの持ち主。

いきなり飛び込んで右を入れたグリフィン。組むとテイクダウン。倒されたイマダエフ、ケージを掴んで立ち上がろうとしてレフェリーから即減点される。が、結局スタンドで再開。グリフィン再び組むとテイクダウン。バックに回りチョークを狙う。フェイスロックを狙うが、完全に背中に回っていないので深くはない。外れた。もう一度仕掛けるがやはり外れる。引き剥がして立ったイマダエフ。パンチ、バック肘、バックスピンキック。さらに大振りのパンチを出していく。また組んだグリフィンだが、今度はイマダエフが四つからテイクダウン狙い。しかしもう疲れてる?離れた。パンチ、飛び膝を出すイマダエフだがヒットせず。ホーン。

1Rは減点があるため10-8グリフィン。イマダエフ、スタンドの打撃はアグレッシブだが攻撃が大振りすぎて雑。今まではこれで通用する相手としかやっていなかったか。

2R。イマダエフがまたバックスピンキックを放つが背中を向けたところでバックを取られる。スクランブルで外そうとしたが外れず。ケージ際で正対すると入れ替えて離れた。右フックがスローなイマダエフ。グリフィンのタックルはまたスクランブルで外して離れる。またタックルで倒されたイマダエフ。ケージで立った。バック肘を放つが空振り。引き剥がして離れるイマダエフ。またスピンキックしようとしたところで組み付かれ倒される。すぐ立つ。イマダエフは疲れが見えるが打撃で攻める。タックルに入るグリフィンだが、グリフィンも疲れていて止められる。イマダエフがケージに詰めて膝。グリフィンのタックルを止めて首相撲から膝を入れる。疲れでグロッキーだが手を出していくイマダエフ。ホーン。

2Rイマダエフ。

3R。グリフィンもパンチを出していくがイマダエフがプレスしてパンチを入れると首相撲から飛び膝。どんどん出ていくイマダエフ。疲れで今まで以上に雑になっているが、グリフィンもそこにつけこめない。ケージに詰めて連打を入れたイマダエフ。どんどん手を出すイマダエフ。グリフィンタックル。倒されたが押さえ込まれる前に立ったイマダエフが逆にタックルへ。脇を差して入れ替えたグリフィン。片膝をついたイマダエフの顔面に膝連打。反則だがレフェリーの死角だったのかノーチェック。イマダエフ立った。残り1分。グリフィンが押し込みテイクダウン狙い。入れ替えたイマダエフだがさすがに疲れたのか抱きついているだけ。残り15秒で離れるとグリフィンのバック肘がヒット。イマダエフパンチ連打。タイムアップ。

3Rは微妙だが、いずれにしても1Rで減点があるのでイマダエフの勝ちはない。

判定29-27、29-27、28-28の2-0でグリフィン勝利。

全勝全KOだったイマダエフだがMMA初黒星。UFCリリース間際レベルのグリフィンでもローカル時代とは相手のレベルが違ったか。TDDが甘いのと、攻撃が雑すぎる。さらにロシア系にたまにいる、露骨なケージ掴みがいただけなかった。今まで戦っていたFNGもケージ掴みは認められていないはずなのに。即減点したレフェリーはGJ。