格闘技徒然草

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UFC236:第10試合・アラン・ジョーバン vs. ドワイト・グラント

ウェルター級。

ムエタイベースのストライカーで、下になるとエディ・ブラボー仕込みのラバーガードも見せるジョーバン。中堅ファイターでUFC7勝4敗。イケメンでモデルとしても活動する。

昨年12月にUFCデビューしスプリット判定負けしたグラントだが、2戦目はカルロ・ペデルソリにハイキックでKO勝ちしボーナス獲得。5ヶ月で早くもUFC3戦目に臨む。こちらもムエタイがバックボーンのストライカー。

組んだジョーバンがスタンドでバックに回り投げを狙うが倒せず離れたグラント。ジョーバンがじわじわ出る。左ミドル。パンチで出たジョーバンだがグラントのカウンターをもらう。なかなか間合いに入らず見合いが続く。ジョーバンが飛び込むがグラントもバックステップして距離をキープ。下がりながらパンチを出している。ロー、ハイを出すジョーバン。ホーン。

1Rグラント。

2R。ジョーバンがまた出ていく。しかし距離を取られ間合いに入れない。ハイキックを出したがガードの上。下がり続けるグラントだが、間合いに入ってきたジョーバンにパンチを入れる。ジョーバン飛び込んでパンチを出したが空振り。間合いを詰めてグラントの蹴りをキャッチしたジョーバンがケージに押し込む。しかし倒せず離れた。会場はブーイング。グラントのカーフキックでバランスを崩したジョーバン。ホーン。

2Rは微妙。

3R。ジャブを打ちながら出ていくジョーバン。下がり続けるグラント。会場はブーイング。踏み込んでパンチを出すジョーバンだが下がられヒットせず。グラントもカウンターが当っているわけではないので、結果的にただの鬼ごっこが続いている。追いかけてのジョーバンの蹴りがローブローに。再開。再開しても展開は同じ。前に出るジョーバンの打撃はヒットせず、グラントがローを単発で入れている。下がり続けるグラント。残りわずかで出たジョーバンにタックル。テイクダウン。スクランブルで逃れようとしたグラントからバックを取り、バックマウントからパウンド。ローリングして脱出しようとしたが上をキープしてパウンド。ホーン。

3Rは微妙だっただけに、最後の印象が大きいか。

判定29-28グラント、30-27ジョーバン、29-28グラント。スプリットでグラント勝利。

ひたすら下がって攻撃をかわし、打撃のヒット数を稼いだグラントの勝利。負けたジョーバンは怒っていたが、微妙なラウンドはどちらに入ってもおかしくなかったのでしょうがない。