格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

RIZIN.15:予想と展望

第1試合・大雅 vs. タリソン・ゴメス・フェレイラ

RISEで現役ラジャ王者セクサン・オー・クワンムアン相手に善戦した大雅と、ルンピニー王者スアキムから2度のダウンを奪いKO寸前まで追い込んだフェレイラの対戦。

シュートボクセからの刺客で負けたが大いに盛り上げたフェレイラの試合だけに激戦が期待できるが、先月KO負けしたばかりというダメージと、58kgのフェレイラに61kg契約で試合させるのが疑問。大雅はもっと落とせるはずだし、せめて中間の契約体重にするべきだったのでは。

大雅KO勝ち。

第2試合・村田夏南子 vs. サライ・オロスコ

MMA4勝2敗でセミプロレベルの真珠と組まれていたオロスコが、真珠負傷欠場により vs. 村田というガチすぎるカードに。村田はベストの階級より上の契約体重となるが、オロスコも普段はストロー級の選手とのことなので、体格的優位もなさそう。

村田肩固め一本勝ち。

第3試合・マネル・ケイプ vs. 伊藤盛一郎

普通にいい選手のケイプ。単なる喧嘩ファイターではなく技術もある。伊藤は2年ぶりのRIZIN出場だが、その間、朝倉海戦の負傷欠場などもあり、昨年10月にZSTで判定負けしタイトルを失った1戦のみ。前回大会では勝っているが、継続参戦には物足りない内容だった。RIZINに出るならバンタム級しかないが、今回は58kg契約。

ケイプ判定勝ち。

第4試合・ダミアン・ブラウン vs. 武田光司

UFC戦績2勝4敗で3連敗しリリースされたブラウン。そもそもが負傷選手の直前の代役で地元選手だから出られたというだけ。そこまで強い選手ではないが、昨年大晦日ではUFC戦績では格上のクルックシャンクにギロチンで一本勝ち。たまたまにも見えたが。バックボーンは空手・柔術

2017年8月デビューの武田。レスリングエリートだが、北岡戦ではパンチで打ち合い、3Rにパンチを貰って動きが止まる場面があったが打撃で攻めきって判定勝ち。

パンチのディフェンスに課題がある武田。攻めのタックルではなく打撃をもらっての逃げのタックルを仕掛けたら、ブラウンの必殺ギロチンに捕まりそう。

武田判定勝ち。

第5試合・渡辺華奈 vs. ヤスティナ・ハバ

昨年大晦日の真珠戦がプロデビュー戦だったハバ。デビュー戦とは思えないいい動きだったが、相手が真珠と渡辺ではレベルが違う。

渡辺が腕十字で一本勝ち。

第6試合・朝倉未来 vs. ルイス・グスタボ

フェザー級がベストの朝倉とグスタボが71kgのトーナメントに参戦候補に上がっているのは厳しいが、今回は68kg契約。体格的にはグスタボが上か。

朝倉が現時点で矢地より上とは思えない。三段論法では矢地に勝ったグスタボが上になるが、朝倉が持っている選手ならここでKO勝ちするだろう。

グスタボKO勝ち。

第7試合・RENA vs. サマンサ・ジャン・フランソワ

晦日に体重オーバーで消滅した試合をRENAよりの契約体重で再度組んだが、フランソワはMMA3勝4敗で、わざわざRIZINに呼ぶレベルの選手ではない。今後も51kgにするなら村田夏南子らと戦う可能性もあり厳しい戦いが予想されるが、RENAだけまだプロテクトを続けるのは無理があるのでは。

RENAがKO勝ち。

第8試合・カール・アルブレックソン vs. クリスティアーノ・フロリッチ

まだ25歳のアルブレックソン。RIZINではプロハースカにKO負けし、1年4ヶ月ぶりの参戦だが、その間は地元で2戦しただけ。Bellatorなどに派遣してほしいところ。相手のフロリッチはMMA10勝4敗で階級下がメインの選手ということであまり期待できないか。

アルブレックソンチョークで一本勝ち。

第9試合・北岡悟 vs. ホベルト・サトシ・ソウザ

柔術世界大会で準優勝1回、3位2回の実績がある日本トップ柔術家の一人サトシ。MMAは無敗だが、北岡もキャリアで一本負けはない。グラップリングではなくMMAなら打撃でダメージをもらった状態でなければ取られることはないのでは。

差がつくのはグラップリングではなく打撃か。サトシ判定勝ち。

第10試合・堀口恭司 vs. ベン・ウィン

ウィンは「UFCで勝ち越している(4勝3敗)強豪」と紹介されているが、UFC7勝1敗の堀口とは差があるだろう。

堀口がパウンドでKO勝ち。

セミファイナル・那須川天心 vs. フリッツ・ビアグタン

キックではWBCムエタイフェザー級フィリピン王者らしいビアグダンだが、レベルは不明。RISEのトーナメントの合間でまともな相手との試合は組めないから箸休め的な試合か。去年はキックの試合経験のなかった中村優作との試合だったのでそれよりはマシ。

天心KO勝ち。

メインイベント・キング・モー vs. イリー・プロハースカ

ここ4戦で1勝3敗3KO負けのモー。プロハースカは4年前の大晦日にモーにKO負けしてから7連勝中。38歳で下り坂のモーと26歳で伸び盛りのプロハースカ。その差がそのまま出るか。

プロハースカKO勝ち。

21日15時開始。速報します。