格闘技徒然草

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UFC on ESPN+7:第7試合・クシシュトフ・ジョッコ vs. アレン・アメドフスキー

ミドル級。

ポーランドのジョッコは4連勝でランキング入りもしていたが、デイヴィッド・ブランチ、ユライア・ホール、ブラッド・タヴァレスらランカークラスを相手に3連敗し後がなくなる。19勝中判定が12回で、UFCでも6勝のうちフィニッシュは1度だけという固い戦いぶり。

アメドフスキーはマケドニア生まれの30歳でMMA8戦全勝。ローマでMMAを始め、直近2試合はBellatorローマ大会に出場し、いずれも1RKO勝利している。詳細や相手のレベルが不明な試合も多いが、ここまでは全試合フィニッシュ勝利。一方で、テイクダウンディフェンスには不安も残る。

間合いを詰めてきたアメドフスキー。ジョッコタックルに。倒した勢いで回転し下になるがさらに回転して最終的に上を取る。反転するアメドフスキーからバックマウント。しかし前に落としたアメドフスキー。上から肘、パウンド。離れて立たせた。スタンドでジョッコの回転肘がヒット。効いた?動きが鈍くなるアメドフスキー。ジョッコタックル。あっさりテイクダウンしサイド。マウントを狙ったところでハーフに。そのまま押さえ込みながら、残り10秒で体を起こして肘連打を入れたジョッコ。ホーン。

1Rジョッコ。

2R。ジョッコがプレスしていく。アメドフスキーは手が出なくなる。ジョッコタックル。簡単にテイクダウン。サイド。固められて動けないアメドフスキー。ジョッコは押さえ込みながら細かいパウンドや肘を入れる。ジョッコの攻撃もそれほどでもないのでブレイクがかかってもいいと思うがレフェリーはスルー。ジョッコクルスフィックスに。パウンドを入れていくジョッコ。身動きが取れないアメドフスキー。殴られ続けるがまだ止めるほどでもないか。ホーン。

2Rジョッコ10-8。

3R。アメドフスキーが出てきたが、距離は詰めても手が出ない。ジョッコタックル。がぶったが右足をキャッチしてそのままシングルレッグに。テイクダウン。ジョッコインサイドから密着したままパウンド、肘。さらにパスしてサイド。ケージを蹴って体勢を変えようとするアメドフスキーだが上半身をがっちり押さえ込まれていて返せず。押さえ込んだままパウンドで削るジョッコ。残りわずかで立つと距離を取り勝利をアピール。タイムアップ。

判定30-25、30-26×2の3-0でジョッコが連敗ストップ。

勝利のブレイクダンスを見せるジョッコ。試合では全く沸かなかったがダンスでは湧いた。

岡見的な日本人グラップラーのような押さえ込みスタイルのジョッコ。押さえ込むのに精一杯で、攻撃に割くリソースが少ないので、あまりダメージを与えられていないし客席も盛り上がらないが、今日はアメドフスキーのリカバリの無さにも助けられて勝てた。

初参戦のアメドフスキーは1Rこそ打撃でいいところを見せたが、テイクダウンディフェンスに難があり、しかも下になると返せないという弱点があるため、2R以降は打撃も出せなくなった。TDDを修正しないと今後も厳しそう。