ヘビー級。
インド系カナダ人のブラーはレスリングでオリンピックにも出場している。27歳でMMAデビューし、わずか3年で無敗のままUFCと契約。しかしMMAへの対応がまだできておらず、UFCではテイクダウンからの塩漬けのみの勝利。アダム・ウィチョレク戦ではテイクダウン後にオモプラッタを極められタップし初黒星を喫した。
ナチュラルスーパーヘビー級のアダムスはデビューから4戦全て1RKO勝ち。昨年12月のUFCデビュー戦ではテイクダウンやパスを狙うなどテクニカルな部分も見せたものの、UFC1勝2敗のデラロチャ相手にKO勝ちしたものの3Rまでもつれ込んだ。
パンチを打ち込むアダムス。ブラー打たれて後退。ジャブを一発入れたブラー。下がりながらジャブをヒットさせるがアダムスが詰めてくる。ボディに膝。パンチを振り回すアダムスにブラーは下がってジャブ。アダムスの方がパンチが雑でヒットしない。しかしケージまで押し込みボディに膝を入れるアダムス。離れたブラー。アダムスまたクリンチしてボディに膝。ブラーがバックに回ろうとするがホーン。
1Rは打撃の手数ではアダムス。
2R。突進してパンチを打ち込むアダムス。肘。ブラーシングルレッグ。倒した。ハーフから肘。マウスピースを吐き出すアダムス。立ったがブラー四つに組んで押し込む。引き剥がしたアダムス。スタンドで出て打撃を入れていく。ブラー疲れたか?クリンチしようとするがアダムスに引き剥がされる。組み付いていくが押し込むだけのブラー。ホーン。
2Rアダムス。両者疲れている。
3R。パンチを打ち込むアダムス。ブラークリンチで凌ぐ。離れた。また雑なパンチを出すアダムスだが、手打ちでヒットしても効かせられない。ケージに押し込んだブラー。離れた。両者消耗してクリンチで膠着する場面が増えてきた。ブラーまたシングルレッグで倒した。アダムス完全にガス欠。ブラーも押さえ込むのみ。残り1分。押さえ込んだまま肘を入れるブラー。タイムアップ。
29-28×2、30-27の3-0でブラー勝利。
単純な強打のヒット数(Significant Strikes)では全ラウンドでアダムスが上だったが、テイクダウンや単なるヒット数だけでない有効打としてブラー有利と見られたか。