地元カナダのカトーナは無敗選手のみを集めたTUF27で優勝し無敗を維持。TUF後の初戦はカナダ大会の前座だったが、UFC2勝3敗のマシュー・ロペスに接戦だったものの、3Rにスタミナ切れしたロペスから終了間際にチョークを決めかけ、そのままタイムアップになったものの判定勝ち。松濤館空手と柔術の黒帯でアマチュアボクシングのナショナルチームにいたことがある。
ジョージアサンボ王者のデヴァリシビリ。テイクダウン・打撃でアグレッシブに攻めるが、ここまでは全試合15分フルタイムで1勝2敗。1試合平均7回のテイクダウンを奪っている。リッキー・シモン戦では2Rまでテイクダウンと打撃で圧倒していたが、3R残り1分でギロチンを決められ、タイムアップまで粘ったが終了後に戦闘不能だったと認定されて一本負けとなり物議を醸した。
両者カーフキックで牽制。飛び込んで打撃を打ち込むフェイントを見せる両者。デヴァリシビリは飛び蹴りを放つ。カトーナの右がヒット。デヴァリシビリシングルレッグ。倒した。しかしカトーナが起き上がってくると離れて立たせる。パンチで出たカトーナが今度はダブルレッグに。ケージに押し込む。カトーナは差し替えしてダブルアンダーフックで押し返すが、デヴァリシビリが外掛けテイクダウン成功。腕十字を狙うカトーナだが足をサバいたデヴァリシビリが鉄槌連打を打ち込んだ。ホーン。
1R最後の印象でデヴァリシビリ。
2R。デヴァリシビリすぐにタックルに入りテイクダウン成功。ガードから起き上がろうとするカトーナだが足を一本超えてハーフにしたカトーナ。押さえ込みながら細かいパウンドを入れていく。地味な攻めに会場からはブーイングが出るが、カトーナは下から打ち返すくらいしかできない。レフェリーブレイク。組んだカトーナがケージに押し込み膝を入れていく。押し込まれたデヴァリシビリは払腰で投げてテイクダウン。ホーン。
2Rもデヴァリシビリか。
3R。タックルで押し込んだデヴァリシビリだが倒せず。カトーナのミドルをキャッチしまたテイクダウンを狙うがこれもこらえたカトーナ。デヴァリシビリしつこくタックルに。テイクダウン成功。ハーフで押さえ込む。ガードに戻すカトーナだがインサイドからパウンドを落とすデヴァリシビリ。カトーナ足に絡んで足関を狙うがデヴァリシビリはパウンドで外す。タックルで上を取ろうとするカトーナだがデヴァリシビリこらえる。タイムアップ。
三者フルマークでデヴァリシビリ勝利。