格闘技徒然草

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UFC237:第2試合・ラオーニ・バルセロス vs. カーロス・フアチン

バンタム級

柔術ブラジル王者・レスリング南米王者のバルセロス。グラップラーのキャリアがありながら、戦いぶりはほとんどストライカーで、UFCでの2試合はKO勝ちと、パウンドで削った末のチョークでの一本勝ち。

当初はヌルマゴいとこのサイード・ヌルマゴメドフと対戦予定だったが、今月に入り負傷欠場。わずか10日前にペルーのカーロス・フアチンが代役でのUFCデビューを決めた。フアチンはMMA10勝3敗で、ペルーのインカFCでキャリアを積んできた。10勝全てがフィニッシュでKO勝利が8つある。

打撃戦。お互いパンチ主体の打ち合い。バルセロス右ミドル。フアチンも真っ向からの打ち合いで渡り合ってる。ほぼ互角の打ち合いだが手数ではフアチンが上回った1R。

2Rに入りバルセロスは打撃からタックルに入るが切られる。打撃でも手数を増やしてきた。ワンツーが入りスリップ気味に倒れたフアチン。バルセロスインサイドからパウンドラッシュ。フアチンの腕十字狙いをパウンド連打で防いだバルセロス。パウンドで削りながらマウント。さらにパウンドを入れて嫌がって背を向けたフアチンからバックマウントに。正対したフアチンに今度はニンジャチョーク。外れた。またパウンドで削りマウントへ。肘・パウンドを落とすバルセロス。強烈な肘・パウンド連打。残り11秒でレフェリー止めた。

逃げようとしていたし、残り時間を見たら止めなくても良さそうではあったが。

負けたフアチンだが10日前の緊急出場にしては1R打撃でけっこう勝負できていて悪くはなかった。