格闘技徒然草

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UFC237:セミファイナル・ジャレッド・キャノニア vs. アンデウソン・シウバ

ミドル級。キャノニア10位、アンデウソン14位。

ヘビー級で1勝1敗、ライトヘビー級で2勝3敗のキャノニア。UFC初戦は110kg近くあったが、そこから4年半で25kg落としている。前回、ミドル級に落とした初戦でランカーのデイヴィッド・ブランチをKOしいきなりランクイン。グラウンドに穴があるが打撃は強い。

UFCデビューから16連勝したアンデウソンだが、そこから7戦で1勝5敗1NC。しかし、ビスピン戦はKOしかけて判定負けでも弱さは見せなかったし、コーミエ戦は階級上での試合ながらボディを効かせる場面もあった。アデサニヤ戦も敗れて衰えは見せたものの、全盛期の輝きの残滓も見えた。今回はランク上とはいえ、知名度・実績では大きく下回る美味しくない試合。かといって咬ませ犬というには強すぎる、ハイリスク・ローリターンな試合。

間合いを詰めるキャノニア。アンデウソン、腹の周りがやや絞れていない。キャノニアがローや右を出していくが牽制程度。アンデウソンはまだ様子見。手を出さない。2分経過で左ミドルを一発入れたアンデウソン。それだけで会場は大歓声。ロー、ジャブを入れるキャノニア。アンデウソンギアを上げてきた。二段蹴り。キャノニアの右がヒット。もう一発。さらにまた右が入るがアンデウソンは首相撲で固定。振りほどいて右を入れたキャノニア。左ミドルを入れたアンデウソン。また右が入った。アンデウソンもパンチを打ち込むが空振り。プレスしてきたアンデウソン。左ハイ。キャノニアのインロー。アンデウソンもんどりうって倒れる。レフェリー止めた。

キャノニアのローを受けて膝を負傷した模様。復帰できるようになるまでは時間がかかりそうで、年齢的にもこれが最後の試合になるかもしれない。