格闘技徒然草

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RIZIN17:イヴァン・シュトルコフ初参戦。KINGレイナも出場。

93kg契約5分3R
イヴァン・シュトルコフ vs. キム・フン

シュトルコフは「ウラルハルク」のニックネームを持つ31歳のロシア人ファイターで、MMA戦績16勝0敗1分け。地元ロシアで元UFCファイターのジェフ・モンソン、リコ・ロドリゲス、アントニオ・シウバらに勝利すると、RCCではフィリップ・デ・フライ石井慧、クリスチャン・ムプンブ、ファビオ・マルドナド、チアゴ・シウバらにも勝利。

3月にUFCと契約し、4月のロシア大会でデビュー予定だったが、試合直前に病気のため欠場。先月に入り、UFCからの契約解除を発表。理由は、試合前に行ったドーピング検査で禁止物質が検出され、失格となる可能性があったからとのこと。シュトルコフのマネジメントは他団体で活動するためにUFCにリリースを要求したと発表している。

相手のキム・フンはMARSやパンクラスにも参戦経験のあるベテランファイターだが、39歳でブランク2年、MMA戦績10勝12敗で本来はミドル級の選手というキャリアだけを見ても、露骨な咬ませ犬にしか見えない。他の相手からは避けられたのだろうか。

女子63kg契約5分3R
KINGレイナ vs. ステファニー・エッガー

KINGレイナは初の63kgでの試合。とはいえ63kg級というものは存在せず、相手のエッガーも本来はバンタム級の選手なので、実質体重ハンデマッチ。

KINGの11勝のうち、すでに引退していたシェイナ・ベイズラーを除く10勝の相手は、9人までが戦績1戦かデビュー戦の相手。今回の相手エッガーは3勝1敗だが、やはりRIZINに出るレベルではない。階級を下げるごとに普通の選手になっていくが、バンタムやフライまで落としてちゃんとしたキャリアのある日本人ファイター相手の実力測定をしてほしい。