堀口はノンタイトル戦で朝倉海と対戦。格的にはチャレンジマッチになるが、タイトル挑戦するレベルの選手は3週間前にさいたまに出場するし、また初物の外国人だと、元UFCランカーであっても消化試合感が出てしまうのでこの方が興味深い。
北米メジャーを目指していた水垣がRIZIN参戦。水垣が目指す頂の一つであるBellatorのタイトルを堀口が獲ったというのも影響しているだろう。リングでの試合は実に12年前の修斗での上田将勝戦以来となる。
しかし近年の水垣はほぼ毎試合ダウンを喫するなど、ダメージの蓄積が心配される戦いぶりを見せている。そんな水垣にとってケイプは最も危険な相手。身体能力が高く、爆発力のある打撃を持つ。それでいて朝倉海や佐々木憂流迦に敗れていてポジションは中堅。不安要素が大きい相手に勝てれば自信となるが、負けた時のダメージが大きすぎる。初戦から正念場。
女子49kg契約
浅倉カンナ vs. アリーシャ・ザペテラ
ザペテラは24歳でMMA5勝1敗。6月のInvictaでは、魅津希に敗れている元UFCのヴィヴィアン・ペレイラにMMA初黒星を喫した。元エリートレスラーで、前回山本美憂に敗れている浅倉にとっては嫌なタイプの相手。
59kg契約
征矢貴 vs. 村元友太郎
征矢の復帰2戦目だが、なぜかまたDEEPストロー級の選手相手に約7kgの体重ハンデ戦。どうせならDEEPフライ級の選手を出せばいいのに。地元枠とはいえ、ここまで実力を出せないようなマッチメイクでも出たいものなのだろうか。
71kg契約
上迫博仁 vs. イーブス・ランドゥー
上迫は3月のパンクラスでタジキスタンのサドゥロエフ・ソリホンに、1RほぼKOされていたが、その日のみ呼ばれたISKAの全然止めないレフェリーに助けられ、2Rに負傷したソリホンが戦闘不能になり逆転勝ち。相手のランドゥーはフランス人ファイターでMMA12勝7敗の32歳。戦績的にはそこまでの選手ではないが、内容次第では上迫のRIZINライト級GP参戦もあり得るか。