格闘技徒然草

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UFC on ESPN+13:第4試合・ダレン・エルキンス vs. ライアン・ホール

フェザー級

レスリングベースの地味な中堅選手だったエルキンスがミアサド・ベクティックにボコボコにされながら逆転KO勝ちした試合で覚醒。6連勝でランキングにも入ったが、上位陣の壁は厚く、2連敗でランク外へ。しかしヴォルカノフスキー戦ではボコボコにされながらも3Rに逆襲するなど、激闘王っぷりは見せた。

TUFウィナーのライアン・ホールは4年で3試合しかしておらず、TUF決勝のあとはグレイ・メイナード相手に今成ロールで打ち合いを避けて遠い間合いからスピンキックをヒットさせる噛み合わない展開で物議を醸す判定勝ち。2年ぶりの試合となったBJ・ペン戦では、今成ロールから内ヒールでレジェンドからタップを奪った。無敗ではあるが、ここまでUFCレギュラー感のある選手とは対戦していない。

距離を取りサイドキックを出すホール。エルキンスは間合いを詰める。ホール今成ロール。かわされ不発。またスタンド。離れてサイドキックをヒットさせ、間合いを詰められると今成ロールのメイナード戦と同じ戦法のホール。スピンキックをかわされると自らスリップダウンすることでパンチを打ち込まれないようにする。エルキンスガードに入ってパンチを入れるが、ホールがすぐに足をキャッチし足関狙い。振りほどいて立ち離れるエルキンス。ホールが同じように自らスリップダウンし引き込むと、エルキンスはスクートからホールの足にローを入れる。ホール立ってスタンドに戻るとまたスピンキック。ホールのスピンキックが入り、エルキンスダウン!すかさずホールがギロチン!外して立ったエルキンス。しかし効いてる。ホールまたスピンキックを入れる。残り15秒で今成ロール。外したエルキンスだが上になったホール。入れ替えたエルキンスに三角。ホーン。

1Rホール。かけ逃げにも見えるスピンキックでまさかのダウンを奪った。

2R。ホール今成ロールからサドル。しかし足関に行かずそのまま上を取ろうとする。エルキンス立って離れるとスタンドでパンチを一発ヒット。また今成ロールを仕掛けて引き込んだホールにパウンドを一発。スタンドに戻りパンチで出たエルキンスだがホールのカウンターをもらいぐらつく。今成ロールに入るホールにまたパウンド。ホール下から草刈りで崩して立つ。またホールのパンチがヒット。効いているエルキンス。エルキンスがパンチで出るが今成ロールでかわされヒットせず。逆にホールのパンチでぐらついた。ホールが上を取ろうとしたがエルキンスタックルに入り上は取らせず。ホーン。

2Rホール。こうなるとホールの引き込み戦法に付き合ってグラウンドに行かないとエルキンスの勝利はない。

3R。パンチを出していくエルキンスだがダメージがあるのかふらついている。ホールの今成ロールにはローキック。エルキンス前に出てミドル。自らの蹴りで転倒して下になるホール。エルキンスは足を蹴るだけで離れる。この戦法ではラウンドを取れても逆転できないが。間合いを詰めるエルキンスに走って逃げるホール。ホールのバックブローがヒット。今成ロール。また離れる。ホールの勝ち逃げ戦法にブーイングが飛ぶが意に介さず逃げ続ける。エルキンス、相変わらず今成ロールから引き込まれると離れる。タイムアップ。

両手を上げて勝利をアピールしたエルキンスだが…。

29-28×2、30-27の3-0でホール勝利。勝ちは間違いないとして、あの3Rの内容でホールに入れるジャッジがいるのか。

まさかの打撃でのダウンを奪ったホールだが、それがなければ誰とでも3Rのような展開になるし、判定では厳しくなるはず。