格闘技徒然草

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UFC on ESPN+13:第5試合・ジュリアナ・ペーニャ vs. ニコ・モンターニョ

女子バンタム級

TUF18ウィナーのペーニャはUFCでそのまま4連勝しランキングは2位まで上昇。2017年1月に、1位のヴァレンチーナ・シェフチェンコと事実上の次期挑戦者決定戦で対戦したが、ガードからの腕十字に捕まり一本負け。その試合を最後に、出産と子育てのため選手としては一時休業し、今回が2年半ぶりの復帰戦。キック・柔術のバックボーンがある。サラ・マクマンの欠場を受けて代役での出場。

モンターニョはUFC初戦が2017年12月に行われたTUFのフライ級王座決定トーナメント決勝戦で、そこでロクサン・モダフェリに完勝して初代王者となったが、翌年9月、ヴァレンチーナ・シェフチェンコとの初防衛戦は減量中の体調不良で欠場。そのために王座を剥奪された。つまりはUFC1戦1勝で、その1試合がタイトルマッチという、今後新階級が作られない限りは現れないようなキャリアの持ち主。しかしMMA戦績4勝2敗というのはUFC王者とは思えない数字。中止となったシェフチェンコ戦では、王者にかかわらず大差のアンダードッグだった。ボクシング・柔術がバックボーン。減量苦のため今回からバンタム級に転向する。

パンチで出るペーニャ。モンターニョのカウンターが入り膝をつく。モンターニョ組んでケージに押し込み。タックルに切り替えたがこらえるペーニャ。ペーニャが逆に外掛けテイクダウンを狙ったが、潰して上を取ったモンターニョ。サイド。亀になったペーニャ。立たずに自らもぐってガードへ。パスを狙うモンターニョ。ハーフに。ガードに戻したペーニャが腕十字。腕を抜いて外したモンターニョ。今度は完パスしてサイドについた。そのままバックに回るがペーニャに立たれる。ペーニャバックを取られた体勢からキムラを仕掛ける。ホーン。

1Rモンターニョ。

2R。パンチで出るペーニャにモンターニョが組み止めてケージに押し込んでいく。テイクダウンしハーフ。自ら立ったモンターニョ。ペーニャも立つが立ち際に組み付いていく。ペーニャが逆にがぶるとテイクダウン狙い。足をかけて倒そうとするがモンターニョこらえる。首を抱えて後方に投げてテイクダウンに成功したペーニャ。サイドについている。肘で削る。モンターニョ、肘で顔面をカット。ハーフから潜ろうとするがパウンドをもらう。亀の体勢でペーニャの腕を掴みディフェンスするモンターニョだがそのまま時間が過ぎホーン。

2Rペーニャ。

3R。打撃出てそのままテイクダウンしたペーニャ。モンターニョは足関を狙ったが下になる。ハーフで押さえつけて肘を入れていくペーニャ。完全に固めた。動けないモンターニョ。潜りスイープを狙ったが返せず。スイープ狙いから立ったモンターニョ。ペーニャのテイクダウンを潰して上を取る。しかしペーニャは亀になり立つことに成功。パンチで出るペーニャ。モンターニョは下がりながら打ち返す。残り10秒でタックルに入ったモンターニョ。ペーニャはギロチンで引き込む。タイムアップ。

29-28×2、29-27の3-0でペーニャが復帰戦勝利。

お互いテイクダウンから攻める展開だったが、モンターニョはテイクダウンされた後のリカバリーが弱く、下の時間が続きラウンドを失った。10-8つくラウンドは無かったと思うが。