格闘技徒然草

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UFC on ESPN+14:第10試合・ヴォルカン・オズデミア vs. イリル・ラティフィ

ライトヘビー級。オズデミア7位、ラティフィ9位。

UFC3連勝(うち2試合は1分以内のKO勝利)で一気にタイトル挑戦までしたオズデミアだが、コーミエとのタイトル戦では完敗。さらに、後にJJのタイトルに挑戦したアンソニー・スミス、無敗のプロスペクト・ドミニク・レイエスにも敗れて3連敗中。こうなると最初の3連勝(特に2試合連続の秒殺KO勝利)がフロックに見えてくる。

OSPをギロチンチョークで絞め落とし、まさかの上位ランキング入りしたラティフィ。同門で当時ランキング1位のグスタフソンを差し置いてタイトル挑戦をアピールしたのはどうかと思ったものの、現実的に挑戦するチャンスもありそうだったが、前戦は下位ランカーのコーリー・アンダーソンと当てられ、後半スタミナ切れして判定負け。ランキングも下降した。

両者は6月に対戦予定だったが、計量前日にラティフィが背中を痛めて欠場となり中止。先週のニュージャージー大会に延期となったが、今度はオズデミアがアメリカ入国のビザを取得できず、今大会にスライドとなった。

オズデミアがプレスしてパンチを打ち込みさらに膝を入れる。カーフキック。キャッチしたラティフィが持ち上げて豪快にテイクダウン。ケージを使って立つオズデミア。離れるとすぐに間合いを詰めパンチを出していくオズデミア。オズデミア飛び膝。受け止めたラティフィはまたテイクダウン狙い。倒せずパンチを入れて離れた。オズデミアまた飛び膝。また受け止めてテイクダウンを狙うラティフィ。離れる。オズデミアカーフキック。何度も飛び膝を出していくオズデミア。詰めてくるオズデミアにパンチを出すラティフィだがタックルは切られる。ホーン。

1Rオズデミア。

2R。オズデミアがプレスしてパンチ・膝を入れる。ラティフィもパンチを出してはいるが、間合いが遠くクリーンヒットがない。オズデミアのテンカオをもらいラティフィダウン!オズデミアパウンド。バックを取りかけたがラティフィ振りほどいて立つ。しかしオズデミアは首相撲から膝・肘。グロッキーになってきたラティフィ。ボディへの膝が効いて前かがみになるラティフィ。残り1分。カーフキックも効いた。パンチで下がるラティフィに左がヒットしダウン。オズデミアパウンド。KO!

腹・足を効かせて最後は顎を打ち抜きKO。オズデミアが完勝で連敗をストップさせた。

ラティフィは完敗。ライトヘビー級ではもうタイトル挑戦のチャンスはないだろう。本人はヘビー級への転向も考えているとは言っていたが。