格闘技徒然草

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UFC on ESPN+14:セミファイナル・ヴィセンテ・ルケ vs. マイク・ペリー

ウェルター級。

UFC9勝はすべてフィニッシュ勝利で現在5連勝中のルケ。最後に敗れた現ランキング4位のレオン・エドワーズに負ける前も4連勝しており、直近10試合で9勝1敗だが、なぜか全然チャンスが与えられず、ランキング入りしてからようやくランカーとの試合が組まれたが、相手のニール・マグニーがドラッグテストで陽性となり、初参戦の選手相手に変更。力の差を見せ1RKOしたが、ジェフ・ニールのランクインにともないランク外に押し出されてしまうと、今回もまたノーランカーのペリーとの対戦に。

もっともペリーはノーランカーではあるものの、UFCからはプッシュされ気味の選手。デビューから5戦は4勝(4KO)1敗だったが、ランカークラスと当たるようになると2勝3敗。勝っても以前のようなインパクトのあるKO勝利ではなく判定が増えてきた。前回もルケ同様に不遇のためランキングから外れたアレックス・オリヴェイラと対戦し、2Rにオリヴェイラが足を痛めたこともあり判定勝ち。

右を入れたペリー。ルケガードを固めて出る。ペリーワンツー。左ミドルから左ハイ。ペリーのジャブがルケのガードの合間から顔面を捕らえる。ルケ飛び膝。プレスしてペリーをケージ際まで下がらせる。出てくるペリーにカウンターを合わせるルケ。残り30秒でペリーラッシュ。ガードの上からパンチを打ち込む。ルケ距離を取り逃れる。ホーン。

1R手数はほぼ五分。

2R。ペリーがパンチから組み付くとダブルアンダーフック。押し込みテイクダウンを狙うが倒せず離れる。ルケが距離を詰める。左ハイ。ペリーの左をもらった。左が相打ち。ペリーの右が入った。さらにアッパー。ルケ後退。しかしルケのパンチも入り今度はペリーが後退。両者のパンチが顔面に入っており鼻血を出す。

2Rも僅差。

3R。打撃で手数が多いのはルケ。ペリータックル。ケージに押し込むが倒せない。ケージ膠着。ブーイングが飛ぶ。ルケの飛び膝にタックルを合わせたペリー。ルケギロチン。しかし効いてないとアピール。ルケ全力で絞める。ペリーの顔面のカットで大量の出血。決まってないがなかなか外せないペリー。ようやく外したが残り20秒。ペリーパウンド。タイムアップ。

29-28ペリー、29-28ルケ、29-28ルケ。スプリットでルケ勝利。

ルケ、UFCで初めての判定勝利ながらこれで6連勝。