格闘技徒然草

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UFC241:第6試合・ハファエル・アスンサオ vs. コーリー・サンドヘイゲン

バンタム級。3位アスンサオ、9位サンドヘイゲン。

ランカー同士の試合だが、主にアスンサオの地味さのためかプレリム送りに。アスンサオは過去13戦で11勝2敗とハイアベレージ。敗れた相手はともに遠くない時期にタイトル戦を行っており、その試合で勝っていれば、タイトル挑戦の権利もアスンサオに渡っていたかもしれなかった。前回、マルロン・モラエスに敗れたことで、もうタイトル挑戦のチャンスは回ってこないかと思われたが、まだランキングは3位。チャンスがないとは言い切れない。

37歳のアスンサオがなかなかチャンスが与えられないのに対し、27歳のサンドヘイゲンはUFC5戦目でランキング3位との対戦が組まれ、勝てばタイトル挑戦の可能性も出てくる。キックの世界王者で、UFCデビューから3連続フィニッシュ勝利。前回は体重オーバーさえなければとっくにタイトルに挑戦していたと言われるジョン・リネカー相手に接戦の末スプリット判定勝ちしている。

ジャブで距離を測りつつ間合いを詰めるサンドヘイゲン。ボディブロー。圧されてケージまで下がるアスンサオだが四つに組んだ。しかしサンドヘイゲンにケージに押し込まれる。離れた。プレスし続けて打撃を入れるサンドヘイゲン。ホーン。

1Rサンドヘイゲン。

2R。プレスを強めるサンドヘイゲンだが、アスンサオがローに合わせてタックルからバックに回る。そのまま引き込みバックを狙ったものの、サンドヘイゲンが向き直り上に。立ち上がろうとしたアスンサオから逆にバックを狙う体勢へ。上になろうとしたところでアスンサオがバックを取る。サンドヘイゲンはキムラを取り後方に投げる。アスンサオのハーフバックの体勢だがまた向き直り上になったサンドヘイゲン。回転し上を取ろうとしたサンドヘイゲンに下から足ごとオモプラッタの体勢になっているアスンサオ。ホーン。

2Rサンドヘイゲン。組みの展開になっても一方的ではない。

3R。パンチでプレスするサンドヘイゲン。ボディブロー。ロー。アスンサオ手が出ない。タックル。バックを狙ったが立って振りほどくサンドヘイゲン。またパンチを打ち込む。アスンサオタックル。テイクダウンするが押さえ込むには至らない。またタックルでスタンドでバックに。バックを取られた体勢からキムラを狙うサンドヘイゲンを投げたが、また押さえ込めずに立たれた。残り30秒。サンドヘイゲン飛び膝。タイムアップ。

30-27×2、29-28の3-0でサンドヘイゲンがランキング3位アスンサオに完勝。組んでもアスンサオ相手に互角に戦えるところを見せた。