朝倉兄弟のジムでの会見に足を運んだ榊原信行CEOは「牽制球は投げていましたが、正式には2日前にオファーしました。那須川天心が拳の骨折で出場敵わず『だったら俺が行きます』と出場を承諾してくれました」とスクランブル出場に至った経緯を説明。
約半月前のオファーで緊急決定。堀口・天心が出られない中で、なんとか目玉になるカードを作りたいということなのだろうが、このカードはどうなのか？咬ませ犬相手では目玉カードにならないにしても、堀口に完敗した石渡に完敗した佐々木憂流迦では。勝って当たり前、苦戦しても評価を下げることになり、大晦日に組むはずだった堀口 vs. 朝倉海の再戦にはプラスになるものがない。
それどころかかなりの確率で負けるという結果があり得る。佐々木は四天王最弱のポジションではあるが、朝倉が互角だったマネル・ケイプには完勝している。仮に佐々木が勝ったとしても、大晦日堀口のタイトルに佐々木が挑戦するというわけにも行かないだろう。朝倉 vs. 石渡を次期挑戦者決定戦で組むのなら良かったが、緊急で組むには無理があったか。
