格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

UFC243:第1試合・カリッド・タハ vs. ブルーノ・シウバ

バンタム級だったがタハが1ポンドオーバー。この試合のみ、オセアニア勢が絡まないカードになっている。もともとは先月のUFC242で組まれていたカードだったが、今大会にスライドとなった。

RIZINバンタム級トーナメントで修斗環太平洋王者石橋にKO勝ちし、2回戦の大塚戦もギロチンで逆転負けするまでは優勢に試合を進めていたタハ。地元ドイツでのUFCデビュー戦は階級上のフェザー級で判定負けしたが、4月の2戦目は本来のバンタム級に戻すと相手のサルモンに一発のパンチも出させる前にダウンを奪ってパウンドで25秒KO勝ちした。

ブルーノ・シウバはこれがUFCデビュー戦。2015年にTUFブラジル4に出場したが準決勝敗退。前戦はローカルイベントのフライ級タイトルマッチで勝利しており、本来は階級下の選手。柔術・ボクシング・カポエイラがバックボーン。チーム・ノゲイラ所属だが、ヘンリー・セフードのサポートを得てアメリカでトレーニングをしていた。

お互いの右が交錯した後、タハの左がヒットしシウバがフラッシュダウン。すぐ立つシウバ。ケージに押し込む。離れた。再び打撃戦に。シングルレッグをしかけたシウバだがタハが切ってパンチを入れる。タハのワンツーがヒットしシウバ後退。シウバのミドルがローブローに。再開。パンチで出るタハ。シウバ組み止めてケージに押し込むが、押し込みながら放った膝がまたローブローに。苦しむタハ。次やったら減点という注意が入り再開。打撃戦からタックルに入ったシウバ。ボディロック。タハはケージでタイル。ホーン。

1Rタハ。

2R。右をもらってバランスを崩し尻餅をついたシウバにタハがハイキック。グラウンド状態の顔面蹴りだったが空振りになったためレフェリースルー。組んだシウバ、初めてテイクダウン成功。インサイドからベースを作りパウンド。パスしてサイドにつくがハーフに戻すタハ。シウバコントロールして立たせない。ガードのタハに上からパウンドを入れ続ける。タハ残り30秒で亀になりタックルに入るが、シウバががぶってコントロール。そのままホーン。

2Rシウバ。

3R。シウバがまたボディロックからテイクダウン。しかしタハ今度はすぐに立ち上がることに成功。ケージに押し込むシウバ。シングルレッグに。こらえたタハが肘を入れる。倒せず離れるシウバ。ちょっと消耗している。タハがパンチで出ていく。シウバまたタックル。切ったタハが肘の連打。さらにバックに回りパウンドを入れる。仰向けになろうとしたシウバに肩固め。がっちり入りシウバタップ!

打撃で削りきって最後はタハの得意なグラウンドでフィニッシュした。3R最初にテイクダウンした時はシウバがそのまま漬けきるかと思ったが、そこですぐ立てたことで流れが変わった。