ヘビー級。
UFC初戦の反則負け以外はすべて1RKOの元NFLスター・ハーディ。負けた試合ではスタミナ切れで失速した。圧倒的なフィジカルはあるとはいえ、MMAへの対応にはまだ不安が残る。
オーストラリアのソソリはTUF28のヘビー級トーナメントに出場。チーム・ガステラムのドラフト1位で指名されたが、初戦で優勝したフアン・エスピーノに判定負け。8月にコンテンダーシリーズに出場したが、1R2分でアイポークによるノーコンテストに。しかし、翌月にハーディと対戦予定のジャージス・ダンホが負傷欠場すると、急遽UFCデビューが決まった。7勝のうち6試合がKO勝ちだが、ヘビー級なら珍しくはない。
距離を取りジャブを入れていくハーディ。ソソリが飛び込んでパンチを打ち込んでいくがバックステップでかわす。いつになく安全策のハーディにブーイングも飛ぶが、ジャブから右を打ち込みヒットさせるハーディ。ソソリが距離を詰めようとしたところにアッパー。無理に攻めないハーディ。右がヒット。単発の右をヒットさせていく。ソソリ結構打たれ強いか?1R残りわずかとなり、距離を取って挑発するハーディ。会場ブーイング。ホーン。
1Rハーディ。
2R。ハーディのローに左を合わせたソソリ。ハーディスーパーマンパンチ。ハーディ出ていかない。ジャブ。距離を詰めてパンチを入れようとするソソリだが、ハーディがすぐに間合いを外しヒットせず。ハーディ右ハイ。右ロー。ソソリはフルスイングでパンチを打ち込むが空振り。ローにパンチを合わせるソソリ。しかしヒット数で劣るまま時間が過ぎていく。ホーン。
2Rもハーディだが、会場からはさらに大きなブーイングが。
ハーディ初の3R。ここまでスタミナを使う展開にはなっていないため余裕がある。ジャブを入れていくハーディ。ソソリも工夫なく突っ込んでかわされるだけ。ブーイングをBGMにハーディのアウトボクシングが続く。突っ込んだソソリがハーディのローでスリップ。すかさず間合いを詰めてパンチを入れるハーディだがソソリ立った。残り1分。残り30秒でソソリの左フックがかすめて会場沸くが、ハーディ冷静に距離を取って逃げ切り。タイムアップ。大ブーイング。
判定三者29-28でハーディ勝利。
初の判定勝ち。いい経験になったのかもしれないが、試合で練習されても。求められているのはこれじゃない。このレベルの咬ませ犬を当てられたのだから、豪快にKOして欲しかった。