格闘技徒然草

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UFC244:第5試合・ブラッド・タヴァレス vs. エドメン・シャバージアン

ミドル級。タヴァレス11位。シャバージアン13位。

2010年のTUF11でUFCデビューし10年目となるタヴァレス。ケージ押し込み膠着型ファイターで、UFC12勝のうち、2011年と2018年にKO勝ちした2試合を除き判定勝ち。それでも生き馬の目を抜くUFC戦線で大きく勝ち越しランカーにとどまり続けている。前戦はアデサニヤのUFC3戦目で、当時はまだアデサニヤの実力に未知数な場面もあり、事前のオッズに差はなかったが、ほぼ組ませてもらえない展開で大差の判定負けを喫した。本来は先週の大会でイアン・ハイニッシュと対戦予定だったが、ヘイニッシュが欠場となり、今大会でクシシュトフ・ジョッコが負傷欠場した代役としてタヴァレスがシャバージアンと対戦することになった。

まだ21歳で無敗のシャバージアン。ローカルからコンテンダーシリーズまで全試合1RKO勝利。UFCデビュー戦のダレン・スチュワート戦ではスプリット判定勝ちで、ローカル時代の相手が弱かっただけのパターンかと思われたが、そこからまた2戦連続秒殺勝利。前戦はUFC3勝3敗のジャック・マーシュマン相手に、テイクダウン→パウンド→チョークでキャリア初の一本勝ち。今回が初めてのランカーとの対戦。

じわじわ出るが慎重なシャバージアン。ジャブを突いて出る。ワンツーで顎を打ち抜きタヴァレスダウン!鉄槌連打!タヴァレスなんとか立って凌ぐ。シャバージアンの左ハイがヒットしタヴァレスさらにダウン!追い打ちの必要がないKO!

アデサニヤもKOできなかったタヴァレスを1Rでフィニッシュ。実力には疑いの余地がない。ミドル級の台風の目になりそうな21歳。