格闘技徒然草

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UFC244:第8試合・ケビン・リー vs. グレゴール・ギレスピー

ライト級。リー10位、ギレスピー11位。

リーはエジソン・バルボーザをテイクダウンからドミネイトして勝利したものの、その試合では体重オーバー。次戦のアイアキンタ戦で微妙な判定負けを喫すると、ウェルター級に階級転向。初戦で元ライト級王者のハファエル・ドス・アンジョスと対戦し、僅差の展開から終盤に失速し、4R肩固めで一本負け。一回のみでまたライト級に戻すところを見ると、ウェルター級はリーには合っていなかったか。

地元ニューヨーク出身のギレスピーはD-1優勝経験のあるエリートレスラーでMMA13戦全勝・UFCでも6連勝で5連続フィニッシュ勝利中。同じレスリングバックボーンでフィニッシュ率が高い者同士の対戦だが、リーはD-2レスラー。そして、20歳の時にMMAに転向し現在27歳のリーに対し、ギレスピーは大学4年間レスリングを続け、卒業後もレスリングのコーチを続けて、プロデビューしたのが26歳。現在32歳でリーより5歳年上。ランカーの中では年長の部類に入る。

ジャブを入れるリー。ギレスピーもジャブを入れるとアンクルピックを仕掛けたが切られた。お互い重心が低い構え。ジャブの差し合い。ギレスピーのジャブの打ち終わりに右をヒットさせたリー。お互いジャブがヒットしている。リーがワンツーを入れるがギレスピー右ボディから左。が、リーが出て右を打ち込むと左ハイ一閃!ビッグヒットしギレスピー完全に意識が飛んでダウン!KO!

ジャブの打ち合いまでは互角の攻防だったが、一瞬で終わった。ギレスピー初の挫折。ここから這い上がってこられるか。