格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

UFC on ESPN+21:第9試合・ラマザン・エメエフ vs. アンソニー・ロコ・マーティン

ウェルター級。

コンバットサンボ世界王者のエメエフ。ダゲスタン共和国出身で、UFCでは3連勝中だがすべて判定勝ち。圧倒していても仕留めに行かない、やや消極的なところがある。負傷欠場があり、1年2ヶ月ぶりの試合。

マーティンはグラップラーだが打撃も向上しており、柔術世界王者のセルジオ・モラエスには打撃でポイントアウトし勝利してウェルター級転向後4連勝としたが、前戦ではデミアン・マイア相手にテイクダウンからポジションを奪われる苦しい展開で、3Rにはマイアが失速したものの、距離を取るマイアを捕まえられず判定負けで連勝がストップした。

右を打ち込んだマーティン。組もうとするエメエフだがマーティンはまたパンチを入れて離れる。ローをキャッチしてシングルレッグに入ったエメエフだが、マーティンはキムラのカウンター。なんとかクラッチして耐えているエメエフ。防いだエメエフが上から押さえるが、マーティン立って正対し四つに組む。膝を入れるエメエフ。レフェリーはローブローとみなしブレイク。マーティンは特に痛がっていなかったのでブーイングが飛ぶ。カーフキックを入れるマーティンにエメエフがワンツー。飛び込んできたエメエフにカウンターの右フック。エメエフ組むがマーティンはケージで耐える。ホーン。

1Rややエメエフ。

2R。タックルに入ったエメエフにマーティンはギロチンで引き込む。しかし外れる。ケージで立ったマーティン。スタンドでカーフキック。エメエフのタックルはまた切られた。ローにパンチを合わされたマーティン。しかし打撃戦ではマーティンがプレッシャーを掛けている。エメエフタックルへ。またキムラのカウンターを狙ったマーティン。極まらずホーン。

2Rほぼ互角だがややマーティンか?

3R。マーティンまたカーフキック。エメエフのタックルはギロチンを狙うとエメエフが自ら離れた。お互い離れたところから単発の打撃を入れていく展開。今日何度も同じ展開の試合を見ているが、ロシア人ファイターがみんなそういうスタイルだがからそうなるのか、前に試合に引きづられてそうなっているのか、たまたまなのか。エメエフがパンチをヒットさせると効いてないとアピールするマーティン。タイムアップ。

30-27、29-28×2の3-0でマーティン勝利。

会場はブーイングが飛ぶが、特におかしな判定ではないだろう。