女子バンタム級。当初は両者0.5ポンドオーバーと発表されていたが、秤が0.7ポンド重く設定されていたとのことで、両者ともリミットいっぱいでクリアに変更されている。本来はデューダ・サンタナ vs. レア・レットソンだったが、サンタナの代役でメロの出場が決まった後、レットソンも欠場し原型がないカードに。
メロは2ヶ月前に試合10日前のオファーでUFCデビューが決まったが4ポンドオーバー。ランカーのアイリーン・アルダナにスタンドでパンチを出していくがヒットせずアルダナのパンチを貰い続けて完封負け。いいところは見せられなかった。
コルテスは今年7月のコンテンダーシリーズで勝利してUFCと契約。MMAプロデビュー戦では一本負けしたが、そこから6連勝。本来はフライ級の選手。兄のホセ・コルテスがUFCを目指してMMAデビューしたのを見て自らもMMAを始めたが、兄はその後ガンで亡くなり、左の二の腕に兄のタトゥーを入れている。
地元の声援をバックに出ていくメロ。ワンツーがヒット。コルテス下がるが前蹴り、サイドキックを入れる。ワンツーがヒット。左ボディから右フック。コルテスタックルを見せるが切られるとパンチを打ち込む。ホーン。
1Rは手数でコルテス。
2R。コルテスがタックルへ。ケージに押し込みテイクダウン狙い。膝をつかせる。両足を束ねて倒しかけるがギリギリこらえたメロ。バックに回りなおもテイクダウンを狙い続けるコルテス。テイクダウンを狙いつつ細かいパンチも入れる。メロ正対できず、バックを取られたままの展開が続く。そのままホーン。
2Rもコルテス。
3R。パンチの打ち合いで打ち勝ったメロ。コルテス後退しながらタックルを伺うが、そこにまたパンチをもらう。しかしシングルレッグ。初めてテイクダウンしメロに背中を付けさせた。ハーフで固められたままの展開が続くメロ。押さえ込みながらコツコツパンチを入れるコルテス。ハーフの足を二重絡みして身動きを取らせない。パウンド連打。残り50秒でようやく二重絡みを解除させたメロだがなおもハーフの体勢が続く。足で蹴って離したメロだがコルテス再度ガードに入ってパウンド。タイムアップ。
判定30-27×2、29-28の3-0でコルテスがUFCデビュー戦勝利。打撃では押される場面もあったが、メロのグラップリングの対応の拙さに助けられた。