格闘技徒然草

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UFC on ESPN+22:第9試合・アントニオ・アロヨ vs. アンドレ・ムニス

ミドル級。

なぜかメインカードでUFCデビュー戦ブラジル人対決。ともにコンテンダーシリーズ上がり。

アロヨは昨年8月のコンテンダーシリーズ・ブラジルで勝利するもUFCとの契約ならず。今年7月の本家コンテンダーシリーズで一本勝ちして晴れて契約を勝ち取った。本来予定されていたケビン・ホランド戦、アレッシオ・デ・キリコ戦がいずれも流れて、同じく初参戦のムニスとの対戦に。9勝2敗の30歳。

ムニスも昨年のコンテンダーシリーズブラジルで勝ったが契約ならず、今年8月のコンテンダーシリーズで勝利したことでの参戦決定。18勝4敗の29歳。

右ミドルを入れたアロヨ。そのまま前に出てパンチのラッシュ。ムニスがタックルに来るが逆に投げてテイクダウン。ムニスガードから腕十字へ。クラッチして耐えるがけっこう深く入っている。なんとか腕を引き抜いたアロヨ。離れようとするところにムニスがタックルに入りテイクダウン。今度はアロヨのガードに。ムニスパウンド。ケージで立とうとして片膝をついているアロヨの顔面に膝を入れてしまうムニス。が、リプレイで見ると膝を浮かせたところだった。一瞬浮いただけなのかもしれないが、反則ではないのでは?アロヨのドクターチェック。モヤモヤするが続行。アロヨがパンチ連打を打ち込む。タックルは切られた。ムニスが打撃をヒットさせてアロヨが下がる展開が続いたが、終盤アロヨのパンチがヒットし連打。ホーン。

1Rムニス。

2R。ムニスがパンチからタックルに入るとバックに回りテイクダウン。ハーフバックからフルバックにしてチョーク。フェイスロックで絞めるが腕を掴んで外したアロヨ。反転しようとするアロヨからマウントを奪ったが、アロヨがハーフにして足関狙いから立つとムニスは引き込み。スクートに。ボディにパウンドを落とすアロヨ。ガードに入るが攻めあぐねている。残り10秒でレフェリーブレイク。立って再開した直後にホーン。

2Rムニス。

3R。ムニスタックル。テイクダウン。ハーフからコツコツパウンド。疲れているのか返せないアロヨ。亀になり立とうとするとムニスがハーフバックに。前に落とそうとするアロヨ。落ちた。しかしスクートで上から攻められない。ムニスは攻めてこいとアピール。単発のパンチを入れるアロヨだがそれ以上攻められない。だったら離れてスタンドを要求したら良いのでは?スクートの体勢でアロヨが上から攻めあぐねる展開が続く。ムニスが打ってこいアピールをするだけで攻防がない展開が続くがブレイクしないレフェリー。ブーイングが鳴り響く。残り30秒になってブレイク。立ったが攻防がないままタイムアップ。大ブーイング。

3R終盤、残り30秒でブレイクするならもっと早くしていたらいいのでは。2R終盤の時間がない状態でのブレイクといい、1Rの反則じゃない膝蹴りでのブレイクといい、この女性レフェリーのレフェリングには疑問が残る。

三者フルマークでムニス勝利。ただ内容は全く褒められたものではなかった。アロヨの方がもっと酷かったが。1Rにテイクダウンされかけた状態で膝をもらって戦闘不能のような様子を見せていたが、反則じゃない膝だったのであればあれでKOでは?やはり前座で組むべきだった試合。