格闘技徒然草

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UFC on ESPN7:第8試合・コーディ・スタマン vs. ソン・ヤドン

バンタム級。スタマン9位、ヤドン13位。

スタマンはUFC4勝1敗。レスリングが武器で、UFCデビュー戦は15分で8回のテイクダウン、3戦目のキャラウェイ戦はキャラウェイのテイクダウンを22回も防いでの勝利。UFCでの4勝はすべて判定。

ヤドンは今月2日に22歳になったばかり。中国No.1プロスペクトで、UFCデビューから4連勝中。前回はランカーのアレハンドロ・ペレスに1RKO勝ちし、4戦で3度目のパフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞した。過去レスラーとの対戦がなく、スタマン戦はどこまでテイクダウンに対応できるかが問われる試合となる。

スタマンがプレスしていく。ヤドンは距離を取りつつ様子をうかがう。スタマンも打撃の間合いには入らずコンタクトなし。ヤドンがパンチで出たがスタマン下がってかわす。ヤドンまたパンチ連打。ヒット。左が入った。スタマンも様子見か。出たスタマンの左がヒット。ヤドンスピニングヒールキック。さらにパンチのコンボ。スタマンタックル!両足を束ねて尻もちをつかせる。ヤドン足を抜くとギロチンに抱える。スタマンは効いてないとアピール。ここでヤドンが膝を顔面に入れるが、スタマンの片膝がついており反則。ヤドン1点減点で大きなダメージはなく再開。ヤドン出てきた。高速のジャブを打ち込む。スタマンがタックルのフェイント見せると反応するヤドン。スタマン間合いに入れない。残り30秒でタックル。シングルレッグ。ヤドンこらえてパンチを入れるが放さずテイクダウンしたスタマン。ホーン。

1Rは打撃のヒットでヤドンだが減点があり9-9。

2R。ヤドンが出ていく。ケージまで下がらせてパンチを打ち込む。スタマンタックル。ヤドン切った。そのまま首と足を抱えて凌ぐと離れて立ったが立ち際にパンチを入れたスタマン。ヤドンワンツー。カーフキックからワンツーを入れるヤドン。連打をもらってケージまで下がるスタマン。タックル。受け止めたヤドン。ケージまで押し込んだが、逆にヤドンがダブルアンダーフック。テイクダウンを狙うも離れ際に肘。しかしスタマンがタックルからドライブしてテイクダウン。倒されながらもバックに回ろうとするヤドン。スタマン立った。前蹴りを顔面にはなったヤドンだがスタマンがタックルに入りバックに回る。テイクダウン。サイド。ヤドンすぐに体を起こしハーフに。押さえ込むスタマン。塩漬け。ブリッジで反転したヤドン。肘。パスを狙うヤドン。下から殴るスタマン。ホーン。

2Rは僅差だがテイクダウンしても押さえ込むだけだったスタマンには今の判定基準では入らないのでは。

3R。パンチで出るヤドン。タックルからドライブしてテイクダウンしたがヤドンすぐに足で蹴って距離を作りスクランブルからバックを狙う。が、さすがに動き続けたためか疲れが見える。足を抜かれてパスされた瞬間に亀になるヤドン。スタマンがバックを狙うとスクランブルでまたハーフに。ハーフで固めたスタマン。細かいパウンド。ヤドンなんとか立とうとするががっちり押さえ込んでいるスタマン。口が開いて苦しそうなヤドン。マウント。パウンドを入れて背中を見せるとバックマウントに。ハーフバックから殴るスタマン。ヤドンスクランブルで逃れようとするがスタマンが上をキープし続ける。ホーン。

判定29-27スタマン、28-28、28-28の1-0ドロー。

ヤドン、反則膝がなければスプリットの判定勝ちだったがUFC5戦目で初めて勝てず。2Rまではテイクダウンされてもすぐに対応していたが、スタミナを削られた3Rにはその力が残っておらず固められた。しかしまだ22歳。ここで勝ってさらに上位とやるよりも、力を蓄える期間が与えられたとプラスにとらえたい。

メディアのジャッジはスタマン支持(反則がなくてもスタマンの勝利)が7割くらい。3R10-8をつけたメディアも多い。

Cody Stamann drew with  Song Yadong :: UFC on ESPN 7 :: MMA Decisions