格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

UFC on ESPN9:メインイベント・タイロン・ウッドリー vs. ギルバート・バーンズ

ウェルター級5分5R。前王者ウッドリーは1位、バーンズは6位。

ウェルター級では5度の王座防衛を果たしたウッドリーだが、地味な試合ぶりが災いして人気は上がらず、本人はGSP戦などのマネーファイトを希望したものの、結局地味に強い挑戦者との対戦ばかりに。カマル・ウスマンとのレスラー対決では、スタンドで下がり続けて打撃を入れられる消極的な試合で完敗。大きく評価を下げた。

バーンズは本来はライト級だが、緊急出場でのウェルター級での試合で連勝し、さらには同じブラジルのデミアン・マイアを1RKOして上位ランカーに。柔術世界王者だが、最近は重いパンチでのKOも増えてきている。現在5連勝中。

牽制のローを入れるバーンズ。右を打ちこむとクリンチからのアッパーでウッドリーダウン気味に倒れた。パウンド連打。下からしがみつくウッドリーだがマウントに。がっちり固めて殴るバーンズ。ウッドリーは右眉をカットしている。体を起こしたウッドリー。ギロチンを狙ったバーンズだが外れる。マウントが続く。ウッドリー反転して脱出し立った。スタンドに。両者見合い。バーンズが牽制のローを入れる。ウッドリー、このラウンドはもう捨てているのか出ていかない。ホーン。

1Rバーンズ。リプレイで見ると、ダメージがあってのダウンではなくバランスを崩しただけに見える。

2R。ウッドリーが右をヒット。また右。バーンズ間合いを詰める。出てきたウッドリーに右を合わせる。ウッドリー手が出ない。間合いに入らない。ウッドリーが出てところにバーンズがカウンターのタックル。テイクダウン。バーンズはケージを使って立とうとするウッドリー。押し込みながら膝をボディに入れる。立ち際にパンチを打ち込んだ。なおも押し込み膝を入れる。ウッドリーは四つで休むだけ。残り時間がないが、ウッドリー外掛けでテイクダウンを狙う。倒せず。四つのままホーン。

2Rバーンズ。

3R。バーンズが出てウッドリーが距離を取る展開。ウッドリーの右がヒット。ちょっとずつ出てきたウッドリー。バーンズは左ミドルから右フックを入れる。入ってくるところにパンチを合わせるウッドリー。両者狙っている。バーンズのローを嫌がったウッドリー。単発の打撃を交換し合う。ホーン。

3Rもバーンズ。ウッドリー、このままだとジリ貧だが。

4R。タックルに入ったバーンズを受け止めるとケージに押し込んだウッドリー。離れた。ウッドリーまた下がる。ケージを背負った。ローを蹴られた。テンカオももらう。ケージ際をサークリングするウッドリー。まさか勝っているとは思ってないだろうが。バーンズ飛び込んで右がヒット!さらに連打を入れる。崩れかけたウッドリーだがタックルでクリンチして凌ぐ。そのまま潰して上になったバーンズ。残りわずかでギロチンを仕掛けたが決まらず。ホーン。

4Rバーンズ。

5R。やはり下がるウッドリー。バーンズタックルに。受け止めたウッドリーだが押し込んだバーンズ。入れ替えるウッドリー。しかし押し込んでも細かい膝を入れるだけで時間がすぎる。KOが必要な選手の戦法じゃない。ブレイク。またケージを背負うウッドリー。パンチを打ち込むバーンズだが、ウッドリーの右もヒット。しかし追撃がない。ウッドリーが出るところにタックルを合わせたバーンズだが、ウッドリー受け止めた。離れる。残り45秒。やはり下がるウッドリー。ウッドリー右を入れたが単発。最後に出たウッドリーだがタイムアップ。

50-45、50-44×2の3-0でバーンズが勝利。

ウッドリー、逆転が必要な状況でも前に出ることが出来ず、前回に続き戦う心が見られなかった。

UFC on ESPN9:セミファイナル・ブラゴイ・イワノフ vs. アウグスト・サカイ

ヘビー級。イワノフ12位、サカイ13位。

コンバットサンボで当時まだ世界最強幻想のあったヒョードルを下したイワノフ。Bellatorではヘビー級トーナメント決勝まで行ったがアレクサンダー・ヴォルコフに敗れてMMA初黒星。その後、WSOFに参戦するとヘビー級王者になり4度防衛。UFCデビュー戦ではいきなり元王者のJDSと組まれるなど期待感は大きかったが、ここまで4戦してすべて判定で2勝2敗。終盤スタミナ切れが多く、内容も盛り上がりに欠けている。

サカイもBellatorでMMA初黒星を喫して、その試合を最後にBellatorから離脱したというのは共通している。コンテンダーシリーズでは快勝したが、UFCデビュー後2戦続けてグダグダの試合で勝利。しかし、前回はマルチン・ティブラを1RパンチでKOするヘビー級らしい豪快な勝利でUFC3連勝を飾った。

ヘビー級らしからぬ静かな展開。イワノフが時折パンチで出ていく。サカイも打ち返すが、見合いが多く手数が少ない。イワノフがケージに押し込む。膠着気味。1R終了。

1Rイワノフ。

2R。イワノフ左ボディ。ちょっと前かがみになったサカイ。シングルレッグを狙ったイワノフだが切られる。サカイがケージに押し込んでダブルアンダーフック。引き剥がしたイワノフ。イワノフの左がヒット。前に出たサカイにパンチを合わせる。サカイ右ミドルから組んで押し込み。押し込んで膝。離れた。サカイがミドルで出る。イワノフ後退。残り1分。サカイがパンチで出て膝を入れたが、キャッチされテイクダウンを許す。ハーフ。押さえ込んでいるだけのイワノフ。下から蹴って離したサカイ。ホーン。

2Rサカイ。

3R。出ていくサカイ。パンチ、前蹴りを打ち込む。イワノフも下がりながらパンチを出す。サカイ組んでケージに押し込む。イワノフ首投げ。が、サカイがケージを掴んで耐えた。レフェリー見てなかったのかスルー。立ち上がり離れる。残り1分になり、イワノフがパンチで出るがサカイもカウンターを打ち返す。残りわずかで出てきたイワノフに組み付いた。

30-27イワノフ、29-28×2サカイのスプリットでサカイ勝利。

しかし3Rの微妙なところでケージキャッチがあったので、事後でも減点にすべきではと思った。

UFC on ESPN9:第9試合・ビリー・クアランティーロ vs. スパイク・カーライル

両者ともにライト級からフェザー級に落とした選手だが、今回は減量が間に合わなかったのか中間の150ポンド契約に。

コンテンダーシリーズを経て昨年12月にUFCデビューしたクアランティーロは、初戦で同じUFCデビュー戦のジェイコブ・キルバーンをグラウンドで圧倒し、上をキープしてパウンドで削って最後は三角で一本勝ち。が、まだUFCでの実力はつかめない。

カーライルもまた前戦がUFCデビュー戦同士の対戦で、タックルに来た相手に肘連打を打ち込んで潰し、そのままマウントパンチのラッシュで1RKO勝ち。なかなか試合が組まれない選手が多い中で、約3ヶ月で2戦目が組まれている。

いきなりダッシュして前蹴りを入れたカーライル。キャッチしてシングルレッグを狙うクアランティーロに肘を打ち込む。亀になったクアランティーロにパウンド。行きにバックに回る。反転しようとするクアランティーロだがトップキープしまたバックマウント。パウンド・肘。正対したクアランティーロにまたパウンド。クアランティーロが亀になると腕十字を狙ったが、外され下になる。パウンドを落とすカーライル。逆にバックマウント。が、カーライル反転して上を取り返した。立ち上がるクアランティーロをボディロックしテイクダウン。インサイドからパウンド。足をサバいてパスすると鉄槌。ガードに戻すクアランティーロだが立ち上がりパウンドを入れる。カーライル、残りわずかで勝手に立ち上がって背中を向けコーナーに戻るが、終わっていないため立ち上がったクアランティーロのパンチを貰う。ホーン。

1Rカーライル。

2R。カーライルのカウンターの肘がヒット。そのまま組み付いてバックを狙うが、スクランブルでバックを取り返したクアランティーロ。カーライル亀になり耐える。反転して上を取り返した。立とうとしたクアランティーロだがまたテイクダウンされる。パウンド。背中を向けたクアランティーロからバックマウント。前に落とそうとするクアランティーロだが落ちない。しかし立って正対することに成功。カーライル疲れたか。クアランティーロが外掛けテイクダウン。パスしてバックを狙ったが正対。カーライル立った。シングルレッグ。クアランティーロがギロチンで引き込んだが外れる。ガードから三角。外れたがまたかけ直した。しかし時間がない。腕十字に移行するが外れる。ホーン。

2Rもカーライル。しかしスタミナ切れか。

3R。テイクダウンを狙ったカーライルだが下に。ガード。インサイドからクアランティーロがパウンドを入れる。もらっているカーライル。バックに回りチョークを狙う。反転して外したカーライル。クアランティーロが三角に入るが、担ぎパスで外したカーライル。しかしまたバックを取られる。バックマウントからパウンドを入れつつチョークを狙うクアランティーロ。ギリギリ凌いでいるカーライル。残り30秒。脱出し立った。パンチを打っていくクアランティーロだが倒せずタイムアップ。

判定三者29-28でクアランティーロ勝利。

2Rはクアランティーロで、3Rも10-8はつけないか。しかしこの日の試合に多いが、アグレッシブすぎて雑すぎる攻めが多い。観客がいたら相当盛り上がってそう。

UFC on ESPN9:第8試合・ルーズベルト・ロバーツ vs. ブロク・ウィーバー

ライト級だったがウィーバーが1.5ポンドオーバーしキャッチウェイトに。

親からDVを受け、グレて薬物の売人や強盗などを行い収監されたこともあるアウトサイダーのロバーツ。MMAデビューからコンテンダーシリーズ、UFCデビュー戦まですべてフィニッシュ勝利してきていたが、そこからは判定勝ち・判定負け・判定勝ちと判定が続いている。4月にマット・フレヴォラと対戦予定だったが、イベント自体が流れて対戦相手も変更に。

ウィーバーは昨年のコンテンダーシリーズで勝利して、今年2月にUFCデビューしたが、テイクダウンされ下からギロチンやキムラを狙ったものの、グラウンド状態で顔面に膝をもらい戦闘不能となり反則勝ち。勝ったがまだ何も見せられていない。

ウィーバーが間合いを詰める。ケージまで詰めると組み付く。離れた。ロバーツのワンツーがヒットするがウィーバーまた出ていく。ロバーツ右ボディ。右ハイ。ワンツー。ウィーバーまたパンチから押し込み。離れたがまた組み付く。入れ替えたロバーツが逆にタックルに入るが倒せず離れた。ウィーバーまたタックル。ロバーツギロチン。けっこう深く入り、ウィーバーが自ら倒れ込んで外す。バックに付いたロバーツ。ホーン。

1Rロバーツ。

2R。またウィーバータックルで押し込み。入れ替えたロバーツ。テイクダウン。背中を向けたウィーバー。バックマウントを狙う。ハーフ。背中を向けたウィーバーにチョーク!正対して外したウィーバーだがパウンドをもらい背中を向けると今度はフルバックからチョーク。がっちり入りウィーバータップ!

UFC on ESPN9:第7試合・マッケンジー・ダーン vs. ハンナ・サイファーズ

女子ストロー級

柔術世界王者のマッケンジー・ダーンだが、UFCデビュー戦はスプリット判定勝ち、2戦目は一本勝ちしたものの体重オーバー。出産を経て昨年10月に復帰戦を行ったが、打撃で削られ続け、引き込んでもグラウンドには付き合ってもらえず判定負けでMMA初黒星。

サイファーズはUFC2勝2敗。勝った2試合はいずれもスタンドの打撃の手数で勝っての判定外、負けた2試合はグラウンドでパウンドをもらい続けてのKO負け。勝った2人もリリース寸前か、リリースされた選手で、底辺レベル。

四つに組むとケージへの押し付け合い。サイファーズが押し込むと膝を入れる。引き剥がした。サイファーズがローをキャッチして組み付いたが、内股で投げたダーン。サイファーズスクランブルで上を取りパウンド。ダーン下から膝十字。尻を蹴って逃れようとするが、逃げられずタップ!

ダーン、UFCで初めてのきっちりとした(体重オーバー無しでの)フィニッシュ勝利。それまでの攻防は危うい部分もあったが。

UFC on ESPN9:第6試合・ケイトリン・チューケイギアン vs. アントニーナ・シェフチェンコ

女子フライ級。チューケイギアン2位、アントニーナは12位。

前戦で王者でアントニーナの妹チェンコのタイトルに挑戦したチューケイギアンだが、ほぼ何もさせてもらえずパウンドで3RKO負け。フライ級では4勝2敗でトップランカーだが、王者との差は大きく、階級自体の盛り上がりがない。バンタム級から落としてきたので、フライ級ではフィジカル優位な試合が続いている。

姉チェンコことアントニーナは妹同様、母譲りのムエタイが武器。しかしUFC2戦目でロクサン・モダフェリにテイクダウンされて攻められ、判定でMMA初黒星を喫した。前回もテイクダウンは奪われたが、シングルレッグを仕掛けられたところで倒されながらバックを奪いチョークで一本勝ち。勝てば上位ランカーとなる。王者との姉妹対決は普通に考えれば無いが、ありえるのかどうか。

前蹴りをキャッチしてボディロックからテイクダウンしたチューケイギアン。バックに回るとチョーク!ハーフバックで絞める。喉元に入っているように見えるが、腕を引いてなんとか防いだアントニーナ。腕を入れ替えてフルバックからチョーク。また喉元に。うつ伏せにして絞めるが入っていないのか。また腕を入れ替えて絞める。引き手を掴んで防ぐアントニーナ。なんとか向き直ったがマウントに。パウンド連打。亀になるアントニーナ。身動きが取れない状態でパウンドをもらい続けるが、止めるほどでもない。なんとか凌いだアントニーナ。立ったがホーン。

1Rチューケイギアン10-8。

2R。すぐ組んでケージに押し込むチューケイギアン。ダブルアンダーフックから投げてテイクダウンすると即マウント。パウンド。逃げられないアントニーナ。チューケイギアンがハイマウントから肘。アントニーナ、まったく逃げられず。ホーン。

2Rチューケイギアン10-8。

3R。パンチをヒットさせたアントニーナ。KOが必要だが手数が少ない。逆にチューケイギアンがジャブを入れる。残り2分で組み付いてケージに押し込むチューケイギアン。離れた。ミドルを入れたチューケイギアン。パンチからボディロック。テイクダウン。マウント。パウンド。時間がない。ラッシュするがタイムアップ。

三者30-25でチューケイギアン勝利。

アントニーナ、グラウンドがザルすぎて何もできず完敗。チューケイギアンもあそこまで差があるならフィニッシュして欲しかったが。

UFC on ESPN9:第5試合・ダニエル・ロドリゲス vs. ゲイブリエル・グリーン

ウェルター級。

ロドリゲスはセラーニの弟子で、2月に代役としてUFCデビューすると、中堅のティム・ミーンズに1R終盤にパンチでダウンを奪い、ダメージが残るミーンズからニンジャチョークでタップアウト勝利。こちらもフィニッシュレートが高く、11勝で判定は1度だけ。

ケビン・ホランドの欠場により、急遽UFCデビューが決まったグリーン。ローカル団体CXFの160ポンド級王者で、本来はひとつ下のライト級がベスト。直前で減量が間に合う選手が階級下にしかいなかったか。MMA9勝2敗の27歳。9勝はすべてフィニッシュ勝利。

ロドリゲスがパンチで攻勢。ワンツー。グリーンもそこにパンチを合わせていく。ロドリゲスの左がヒット。打ち返すグリーンにジャブ。ワンツー。ややロドリゲス優勢のまま1R終了。

2R、出てくるグリーンにワンツーで弾幕を張り近寄らせないロドリゲス。グリーンはミドルを入れる。間合いを詰めてパンチのラッシュをヒットさせたロドリゲス。手数が多い。左を撃ち抜く。構わず出ていくグリーン。ロドリゲス、手が多すぎて疲れたか?やや失速。逆にグリーンが手数を増やす。四つに組んだロドリゲスを引き剥がす。グリーンがパンチで攻めるとロドリゲス後退。連打を打ち込むグリーン。ロドリゲスもパンチを打ち返し追撃を防ぐ。ホーン。

後半やや失速したが2Rロドリゲス。

3R。両者手数を出していくが、ロドリゲス疲れが見える。パンチの速度が落ちているが、それでも出てくるグリーンに手を出していく。グリーン飛び膝。残り1分。出ていくグリーンだがロドリゲスのカウンターに阻まれる。ロドリゲステイクダウン。押さえ込みで逃げ切りを狙うロドリゲス。タイムアップ。

三者フルマークでロドリゲス勝利。グリーンも緊急出場・階級上の試合ということを考えるとよくやったが。

UFC on ESPN9:第4試合・ジャマール・ヒル vs. クリッドソン・アブレウ

ライトヘビー級。

学生時代は格闘技ではなくバスケ・アメフト・チェスなどをやっていたアスリートタイプのヒル。1月にUFCデビューし、ミルコのスパーリングパートナーのダルク・ストシッチにテイクダウンを許す場面も会ったが判定勝ち。

ブラジルのアブレウはこれがUFC3戦目で1勝2敗だが、3戦とも消極的でリスクを侵さない展開のままの判定勝ち。

ヒルのワンツーでアブレウダウン!すぐに追い打ちに行くヒル。立ったアブレウに膝。離れた。ジャブを入れていくヒル。前蹴り。パンチから首相撲に捕らえてボディに膝。アブレウ嫌倒れ。ヒルがパウンドを打ち込むとレフェリー止めた。

実力差ありあり。ヒル、今後に期待できそうな快勝。

UFC on ESPN9:第3試合・ティム・エリオット vs. ブランドン・ロイバル

フライ級。エリオット11位。

UFCリリース後、TitanFCの王者になり、「世界の王者を集めたデメトリアス・ジョンソンへの挑戦者決定TUF」のトーナメントで優勝してDJのタイトルに挑戦したエリオット。健闘したものの、その後は2勝3敗。もともとリリースされた選手だけに、だんだん妥当なポジションに。膝の靭帯損傷で2年近くのブランク後、まだ勝てていないが、相手はランキング1位のフィゲイレードと元ACB王者アスカロフ。

LFAフライ級王者のロイバルはこれがUFCデビュー戦。本来は来月予定されていたコンテンダーシリーズで試合が組まれていた。前戦のLFAフライ級王座決定戦では、タックルに来た相手に三角→オモプラッタ→腕十字と仕掛けて23秒で一本勝ち。MMA10勝4敗の27歳。

タックルに入ったロイバルだがエリオットがぶるとパンチを打ち込む。バックに回るがロイバル立った。なおもバックを取り膝を入れるエリオット。ロイバルキムラで投げた。しかしケージを蹴って上をキープしたエリオット。離れたがタックルでテイクダウンし上に。タックルで上を取り返そうとするロイバルだが、エリオットは腹固めから腕を狙う。しかし引き剥がしたロイバル。蹴りを打ち込んだロイバル。バランスを崩したエリオットがタックルに。ロイバルパウンドを打ち込むと腕十字へ。クラッチが切れかけたがホーン。

1Rエリオット。ロイバルも終盤盛り返した。

2R。エリオットカーフキック。タックル。切られるとガードを取る。ロイバルハーフに。ギロチンを狙ったが外され上を取られる。エリオットヴォンフルーチョーク。ガードに戻して外したロイバル。スタンドに。両者激しく動くため疲れている。エリオットタックルからハーフバック。上を取ろうとしたロイバルにギロチン。しかし外れて逆に上を取られる。マウント!肩固め。ディフェンスしていたエリオットだがタップ!

ロイバル、UFC初戦でランカーを下す。

両者グラウンドでアグレッシブだったが雑でもあった。エリオットも雑な攻めを返されて逆転を許してしまった。

UFC on ESPN9:第2試合・ルイス・スモルカ vs. ケイシー・ケニー

バンタム級

アルコール中毒の影響から連敗しリリースされていたスモルカ。UFC復帰後は2勝1敗だが、勝った相手はいずれもUFC未勝利。アグレッシブで、軽量級にしてはフィニッシュ率が高く、16勝で判定が2つしかない。

LFAでの試合から中8日でのUFCデビューが5日前に決まるというスクランブル発進だったケニーだが、元フライ級タイトル挑戦者のレイ・ボーグに完勝。さらにデニス・バミューデスにも判定勝ちして2連勝で一時期ランキングにも入っていた。しかし前回はマラブ・デヴァリシビリの魂のテイクダウンに攻められ、判定でUFC初黒星。レスリング・柔道がバックボーン。

ミドルで攻めるスモルカ。カーフキックで足を払われスリップダウン。すぐ立ってパンチで攻めるスモルカ。ケニーのパンチももらっているがかまわず出る。出たところに左フックをもらいぐらついたスモルカ。タックルでしがみついたが、ケニーがギロチンに抱える。後方に投げて脱出しようとしたスモルカだが、ケニーが上になりそのまま絞める。スモルカタップ!

相変わらずアグレッシブが裏目に出るスモルカ。

UFC on ESPN9:第1試合・クリス・グティエレス vs. ヴィンス・モラレス

フェザー級。両者ともにバンタム級の選手だが、今回は階級を上げている。

UFC初戦はテイクダウンを奪われ続けてチョークで一本負けしたグティエレスだが、そこから2戦続けてカーフキックでダメージを与えての判定勝ち。

レスリング・アマチュアボクシングがバックボーンのモラレスはここまで1勝2敗。前戦はダウンを奪いながらも、そこから攻めあぐねて消極的になり判定負け。

得意のカーフキックを入れるグティエレス。左ミドル。カーフキック連打。早くも効いてきたか。カーフキックから右ハイ。モラレス、間合いにも入れない。一方的に蹴られるだけ。ケージまで下がったモラレス。カーフキックが効いてオーソからサウスポーにスイッチ。グティエレスワンツー。バックキック。飛び膝。今度は逆足へのカーフキック。ホーン。

 1Rグティエレス。カーフキックが過去イチでキレてる。

.2R。またオーソドックスに戻したモラレスだが、カーフキック一発でサウスポーにチェンジ。ケージまで下がったモラレスだがふくらはぎが腫れていて完全に効いている。蹴られてしゃがみこんでしまうモラレス。すぐ立ったが、戦意喪失とみなされてもしょうがない。ようやくパンチで出ていくモラレスだがまた蹴られた。自ら座り込むと、グティエレスはそこにまたカーフキック。パウンド・肘。自ら立ってスタンドを要求。残り1分。さらにカーフキックをもらうモラレス。またローをもらいダウンするとレフェリー止めた。

グティエレス、カーフキッカーとして覚醒したか。これで3連勝。モラレスは序盤にカーフキックを効かされて、ほぼ何も出来ないまま終わった。