格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

RIZIN.31:第6試合・中村大介 vs. 新居すぐる

フェザー級(66kg契約)。

パンチを打ち込んだ中村。新居効いているのか自分のパンチを放ちバランスを崩す。しかし新居の右もヒット。上になりパウンドを入れる。中村立った。新居パンチで出るが中村ノーガードでかわす。出てきた新居にカウンターのパンチがヒット。さらに膝を入れる。バックから腕を掴んで腕十字へ。仰向けにしてクラッチを切りタップアウト!

 

RIZIN.31:第5試合・白川陸斗 vs. 山本琢也

フェザー級(66kg契約)。

白川飛び膝。しかし受け止めた山本がボディロックしてテイクダウンを狙う。放した。パンチで出る山本。カーフキック。左右のフックを振り回す山本。ヒットし効いている白川。しかし山本頭の位置が同じで自分もパンチをもらいそう。山本もらって効いてきた。スピードが露骨に落ちている山本。左右のフックを振り回すが空振り。右をもらって効いた。膝をついた山本にサッカーボールキック。KO。

年末にケラモフと戦いたいとアピール。

RIZIN.31:第3試合・中村優作 vs. 伊藤裕樹

フライ級(57kg契約)。

パンチで飛び込んだ中村。中村の右がヒットし伊藤ダウン!後ろを向いた伊藤にパウンドを打ち込むが伊藤立った。伊藤の蹴りをキャッチしてテイクダウンした中村。伊藤の立ち際に顔面を蹴る。伊藤四つに組んだ。テイクダウン。上からパウンド。踏みつけ。中村立ってタックルに入るが伊藤ギロチン。胴絞めで引き込んだがスッポ抜けた。離れる。伊藤パンチで出る。コーナーに詰めて左右のパンチのラッシュ。ヒットし中村ダウン!パウンド!中村なんとか凌ぐが伊藤マウントに。残り時間僅かだが伊藤パウンドラッシュ。打たれ続ける中村を見てレフェリー止めた。

RIZIN.31:第2試合・伊藤盛一郎 vs. 橋本薫汰

フライ級(57kg契約)。

橋本のワンツーがヒット。伊藤プレスして間合いを詰める。パンチを貰いながらも組み付いたが、橋本離れる。橋本の左が入りぐらついた伊藤。タックルにサッカーボールキックを合わせた橋本。さらに膝。伊藤ダメージがあるがパンチを打ち込む。右がヒット。距離を詰めた伊藤だが橋本が首相撲からの膝を打ち込みダウン!パウンド!止めてもいいように見えたがレフェリー止めない。橋本バックマウントに移行しチョーク狙い。伊藤チョークは防いでいるが抜け出せない。マウントに移行したが伊藤反転し上に。立った橋本にパンチを入れて出ていく。タックルに来た伊藤にギロチンで引き込んだがゴング。

2R。打ち合いから橋本の右をもらい手をついた伊藤。下がらない伊藤。ヒットはないが手を出していく。橋本四つに組んだ。橋本の右がヒット。橋本疲れたのか?若干消極的に。パンチを貰い嫌タックルに入り切られる。門脇チョークを狙った伊藤だが決まらず。バックマウントに移行。チョーク。タップアウト。

伊藤逆転勝ち。しかし橋本は強かった。1Rのパウンドは止めてもいい攻めだった。2Rに失速してしまった。

UFC on ESPN+54:メインイベント・パウロ・コスタ vs. マーヴィン・ヴェットーリ

ミドル級だったがコスタが体重を落とせず195ポンドキャッチウェイト→それでも落とせずライトヘビー級に。コスタはミドル級2位、ヴェットーリは5位。

計量を見る限りはたるんだ体ではなかったコスタだが、試合に対するモチベーションが不明。8月に組まれていた試合は「ボクシングで稼いでいるYouTuberと比較してファイトマネーが安すぎる」と抗議しキャンセルとなったが、今回も納得行くものではなかった模様。オッズもだだ下がり。ムエタイ柔術がバックボーンで、試合ではほぼ打撃で勝利している。過去判定になったのはヨエル・ロメロ戦のみで、負けは前戦のアデサニヤ戦のみ。

6月にアデサニヤのタイトルに挑戦したヴェットーリ。UFCでは最初の5戦で2勝2敗1分けだったが、そこから5連勝でタイトル挑戦のチャンスを掴んだ。昨年12月にジャック・ハーマンソンを破り上位ランカーとなったが、それ以外ではテイクダウンされるとザルのケビン・ホランドに勝ったのみ。アデサニヤからはUFCで一番テイクダウンを取っているが、テイクダウンしてもそこから先がなく、フルマークの判定負けしている。

オクタゴンに入るなり、ヴェットーリに突っかかっていくコスタ。

インローを蹴るコスタ。ミドル。またミドルを入れたがガードされバランスを崩す。すかさず間合いを詰めたヴェットーリ。ケージに詰めてパンチを入れる。コスタ組んでタックルへ。ヴェットーリ受け止めると離れた。パンチで攻めるヴェットーリ。コスタはミドルでヴェットーリの左腕を蹴る。コスタ右ボディ。ヴェットーリが連打から膝につなぐ。詰めるヴェットーリ。ケージを背負ったコスタにパンチと肘のラッシュ。凌いだコスタはもっと打ってこいと挑発。またミドルを入れるコスタ。残り1分。ヴェットーリ出ていく。左がヒット。ホーン。

1Rヴェットーリ。

2R。プレスするヴェットーリ。パンチの連打を入れる。コスタは重い右ミドルを返すが、またケージ際まで圧される。しかしコスタの右ハイがヒットしヴェットーリ後退。コスタ間合いを詰めてパンチを打ち込む。また右ハイ。ガードしたがヴェットーリ押されている。連打を入れるヴェットーリだが、逆にコスタが出る。ワンツーがヒット。ヴェットーリ組み付いた。ボディロックからバックに回りテイクダウン。立ったコスタ。正対し離れる。スタンドでコスタのアイポーク。タイムストップ。コスタ1点減点。1回目でこれは厳しい。ミドルとハイの蹴り合い。重そうなパンチを放つコスタ。しかしケージまで詰めたヴェットーリはラッシュ。コスタも強いボディブローを返す。ホーン。

2Rも手数でヴェットーリのラウンド。反則があるため10-8。

3R。パンチで出るヴェットーリ。ミドル。コスタケージ際を後退。コスタのバックスピンキックは空振り。ヴェットーリの左がヒット。コスタの重そうなパンチが単発だがヒットしている。間合いがつまりヴェットーリがパンチを入れたところでコスタテイクダウン。コスタギロチンで引き込んだ。が、スッポ抜けて自滅。コスタのガード。ヴェットーリ密着したままパウンド。ホーン。

3Rもヴェットーリ。

4R。コスタ消耗しているが、まだ一発の重さがある。連打を入れるヴェットーリだがコスタ右ミドル。飛び込んで左を入れたヴェットーリ。コスタは効いてないアピール。四つに組んだヴェットーリ。離れ際にパンチ。コスタまたミドル。ヴェットーリが連打を入れる。両者疲れがある。ホーン。

4R手数でヴェットーリ。

5R。コスタまだ強いパンチを放つがヴェットーリの左がヒット。また左。コスタ右ミドル。ヴェットーリは連打でコンボを入れる。コスタボディブロー。ミドル。またボディブロー。ヴェットーリタックルに入るが切られる。またタックル。こらえるコスタ。押し込んだヴェットーリだが離れる。コスタの右がヒット。しかしヴェットーリも出ていく。コスタ左ボディ。ヴェットーリ押し込んでタックル。受け止めて切ったコスタ。コスタの右がヒット。右ミドル。ヴェットーリもブロックして打ち返す。残り1分。コスタのワンツーがヒットしたがヴェットーリも打ち返す。タックル。ケージでこらえたコスタ。しかし押し込んで時間を使う。タイムアップ。

三者48-46でヴェットーリ勝利。

試合内容は良かっただけに、体重を落とさないコスタにがっかり。

UFC on ESPN+54:セミファイナル・グラント・ドーソン vs. リック・グレン

ライト級。

UFCデビューから5連勝しているドーソンだが、まだランク外。シングルレッグでテイクダウンを奪ってグラウンドで攻めるスタイルで、17勝中11の一本勝ちがある。フェザー級で戦っていたが体重オーバーがあり、前回からライト級転向。初戦はUFCデビューから8戦負け無しの柔術世界王者レオナルド・サントス相手に接戦の末、最後はスタミナ切れしたサントスを残り1秒でパウンドアウトした。

グレンは元WSOFフェザー級王者。現在Bellatorライト級のジョージ・カラカニヤンを下してタイトルを獲得した(次戦で陥落)。UFCは2016年から参戦しここまで4勝3敗だが、ドーソンと同じくフェザー級だったものの、体重オーバーがあり前回からライト級に転向している。前戦は2年7ヶ月の長期ブランク開けで、ジョアキム・シウバを37秒でKOした。バックボーンはボクシングのストライカー。

打撃戦からドーソンタックル。テイクダウン。サイド。がっちり押さえ込む。グレン亀になり立とうとするが、立たせず足をフックして四の字バック。バックから殴るドーソン。残り1分。チョークはディフェンスしているが、逃げられないグレン。バックの体勢のままホーン。

1Rドーソン。

2R。またタックルに入ったドーソン。グレン倒されたが、そのまま後方回転して立ち上がり離れる。ドーソンまたタックル。今度はシングルレッグ。担ぎ上げてテイクダウンを狙うがこらえるグレン。四つから投げてテイクダウン。サイド。ガードに戻したグレン。ドーソンまたパスしてサイド。サイドから上腕を押し付けて絞めるドーソンだが決まらず。ホーン。

2Rドーソン。

3R。ドーソンタックル。切ったグレンが膝を入れ離れる。またタックル。また受け止めて切るグレン。さらにタックル。また止められたが、ドーソン自ら引き込んでクラッチしそこから起き上がりタックルへ。しかしまた倒せず。ドーソンまた引き込む。グレンがハーフで固める。グレン肩固めを仕掛けるが、ディフェンスしたドーソン。しかしグレンが上からパウンドを入れる。肘連打。凌ぐだけで勝てるドーソンだがかなり攻められている。立ったグレンがまたガードに入りパウンド。ドーソン、もう必死で逃げる。パウンドがヒット。残り15秒でグレンダースチョーク。しかしタップは奪えずタイムアップ。

ドーソン状況がわかってない?けっこう絞まっていたか。

29-28ドーソン、28-28×2のマジョリティドロー。

3Rはグレンに10-8つけたか。1,2Rもドーソンがドミネイトしていたので10-8あるかもしれないと思ったが。

終わった後、ドーソンは意識がぼんやりしているように見えた。デヴァリシビリは同じように終わった後に意識が朦朧としていたことでTKO負けと判断されたが、今回はそういうことはなかった模様。

ドーソンUFCで初めて勝てず。2Rまではタックルからの押さえ込みが冴えていたが、3Rに失速。それにしても攻められすぎた。上位に挑むには3R程度で疲れているようでは厳しい。

UFC on ESPN+54:第12試合・ジェシカ・ローズ・クラーク vs. ジョセリン・エドワーズ

女子バンタム級

キックがバックボーンのクラーク。フライ級でUFCデビューし、ペイジ・ヴァンザントなどにも勝っていたが、減量苦もありバンタム級に上げると、初戦はパニー・キアンザドに体格差で苦しみ判定負け。2戦目はUFC0勝1敗のサラ・アルパーに、タックルを切りパンチを入れる展開から3Rパウンドアウト勝利。しかしその試合で膝の靭帯を断裂し、1年以上のブランク明けとなる。今回はまたバンタム級での試合。

エドワーズはUFC1勝1敗。パナマのアマチュアボクシングでナショナルチームにいたこともある。ここまで2戦は代役での出場で、1月のUFCデビュー戦は魅津希とも対戦したウー・ヤナン相手に打撃で攻め、下になっても腕十字を極めかけて判定勝ち。しかし2戦目はカロル・ロサにカーフキックを効かされ、下からの攻めも凌がれて判定負け。

いきなりパンチで出ると組んでボディロックしたクラーク。テイクダウン。ガードを取るエドワーズ。密着したままパウンドを入れる。密着されていて下から仕掛けられないエドワーズ。クラークも手数が少なくブレイクがかかる。が、再開後すぐに組んでいくクラーク。またケージに押し込む。シングルレッグでテイクダウンしたが、倒された勢いで立ったエドワーズ。先に起き上がりバックにつく。離れ際に右ハイ。エドワーズのミドルからワンツーがヒット。クラークまた組んでケージ押し込み。テイクダウン。下から蹴って跳ね飛ばしたエドワーズだが、クラークすぐ上に。ホーン。

1Rクラーク。

2R。組みに行ったクラークだがエドワーズが組み勝ちケージに押し込む。四つに。クラークタックルでテイクダウン。ハーフ。足を抜いてマウントに。エドワーズブリッジするが返せない。クラークも押さえ込んでいるだけ。密着したまま殴るクラーク。エドワーズ残り15秒でシザースし脱出。打撃で出るがホーン。

2Rクラーク。

3R。組みに来たクラークにパンチ連打を入れるエドワーズだが、クラークかまわず組み付いてボディロック。テイクダウン。ガードを取るエドワーズ。密着して下からの仕掛けを潰しているクラーク。立ち上がりパウンドを落とす。ハーフに。クラークも固めているだけだがエドワーズ身動きが取れない。ようやくケージ際まで移動し上体を起こそうとする。立った。しかしクラーク放さずすぐにまたテイクダウン。また固める。ようやくブリッジして返そうという動きが見えたエドワーズだが、返せないままタイムアップ。

判定三者フルマークでクラーク勝利。

エドワーズのテイクダウンディフェンスとリカバリーがあまりにもお粗末。クラークも固めすぎ。もうちょっと仕掛けないと。

UFC on ESPN+54:第11試合・アレックス・カサレス vs. チェ・スンウ

フェザー級

一時はランキングにも入っていたカサレスだが、ランカークラスには負けが込んで中堅~前座のポジションまで落ちていた。しかし相手のレベルが下がると力の差を見せて、相手はいずれもUFC1勝以下の実績しかないものの、地味に現在4連勝中。それもあって、久々に後半の試合順に組まれている。TUFでは最弱とバカにされる存在だったが、当時の出演者で現在もUFCに残っているのはマイケル・ジョンソンとカサレスのみ。

スンウはUFCデビューから2連敗したが、そこから3連勝。前回はジュリアン・エロサから秒殺KO勝利。長身で、189cmの長いリーチを武器にした打撃で、10勝中6KO。連敗時にはテイクダウンを奪われると何もできないというグラウンドでの穴を露呈していたが、そこは改善されたのか。

間合いを詰めていくスンウ。カサレスは下がって距離を取る。スンウのワンツーがヒット。カサレスの蹴りに合わせたワンツーがヒットしダウン奪取!パウンド。起き上がってきたカサレスだが、膝をまだついた状態にもかかわらず顔面に膝を入れてしまうスンウ。タイムストップ。1点減点で再開。間合いを詰めていくスンウ。組んだカサレスがクリンチからパンチを入れるが、スンウは離れ際にハイをヒット。またスンウの右が顔面を捕らえる。スンウがローにパンチを合わせ、バランスを崩すカサレス。ホーン。

1Rはスンウだが減点があり9-9。

2R。また間合いを詰めるスンウ。出てきたところに四つに組んだカサレスだが、スンウ受け止めて引き剥がす。スンウのハイをスウェーでかわすカサレス。が、再度の右ハイはもらった。カサレスのローに合わせたスンウのワンツーがヒット。ケージ際でスンウが出るが、カサレスが組みついてバックに。そのまま背中に乗る。そのままチョーク!前に崩れて亀になったところでがっちり入りスンウタップ!

カサレス逆転勝利。しぶとい。これで5連勝。

スンウは打撃でリードしていたが、ダウン直後のダメージが残る中で反則の膝蹴りを打ち込んでしまったのがもったいない。

UFC on ESPN+54:第10試合・フランシスコ・トリナウド vs. ドワイト・グラント

ウェルター級。

UFC2位の年長となる43歳のトリナウド(1位は44歳のアレクセイ・オレイニク)。キックがバックボーンで、強いが地味なファイトスタイルが災いし、連勝するもランカーとの対戦が与えられず。前々回はKO勝ちしたが体重オーバー。年齢もあって代謝が落ち減量がきつくなったのか、前回からウェルター級に階級を上げているが、ランカー手前のムスリム・サリコフに完敗。連敗は避けたいところ。

3年前にUFCデビューしたグラントだが、MMAデビューが遅かったこともあり、37歳と若くはない。UFC3勝2敗。バックボーンはムエタイ

間合いを詰めるトリナウド。ジャブで牽制する両者。なかなか間合いに入らないが、トリナウドが左で飛び込みヒット。さらに出るがグラントもパンチを返す。ボディを入れたグラント。トリナウドは左ミドル。じりじり詰めていくトリナウド。左がヒット。さらに左ハイを入れる。両者警戒して手数が少ない。グラントのパンチの打ち終わりに右を入れたトリナウド。ホーン。

1Rトリナウド。

2R。プレスしていくトリナウド。左ハイ。また間合いを詰めて左ハイを打ち込んだトリナウドだが、グラントキャッチしてテイクダウン。パウンド。下から蹴り剥がして立ったトリナウド。また出ていくトリナウド。グラントサークリング。トリナウド意表をついてタックルに。スタンドでバックに回る。グラント正対。押し込むトリナウドは膝。離れたが残り20秒。パンチを打ち込むグラントだがトリナウドも打ち返す。ホーン。

2Rトリナウド。

3R。トリナウドのローブローがありタイムストップ。再開直後に今度はアイポーク。トリナウド1点減点。再開。圧を強めるトリナウド。グラントのパンチをかいくぐってタックルへ。テイクダウン。ハーフでがっちり固める。時間が過ぎていく。ハーフの足が抜けてマウントに。逆の足に絡んでハーフに戻したグラントだがトリナウドはパウンドを落としながらまた足を抜いてマウント。肘。逃げられないグラント。下からしがみつくのが精一杯。タイムアップ。

1点減点があるので、1Rでも落とすと勝ちはなくなるトリナウド。

29-27グラント、29-27トリナウド、29-27トリナウド。スプリットでトリナウド勝利。

2Rグラントでドローはあるかと思ったがグラントに入れるジャッジが。しかし二者は実質フルマークでトリナウドを支持した。