格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

LFA138:メインイベント・アリ・ファリアス vs. 田中路教

バンタム級

ファリアスは2012年に柔術世界大会決勝で勝った瞬間にセコンドに駆け寄るためにマットを飛び出したことで失格となりメダル剥奪。2016年には決勝で敗れたが、相手がドーピング検査で失格となり優勝している。競技柔術でトップに立ちながら、並行してMMAにも挑戦しており11勝3敗。

UFCを目指しLFAと契約した田中だが、コロナで試合が組まれず、ブランクが空き昨年11月にようやくデビュー。1R序盤にパンチでダウンを喫したが、そこからはテイクダウンしてからのコントロールをフルタイム続けて判定勝ちでLFA初陣を飾った。しかしそこから8ヶ月、なかなか試合が組まれず、他団体の出場も視野に入れたところでようやく試合が決まった。

半身で構える単価あにファリアスはロー。ファリアスのミドルをキャッチして田中タックルへ。ファリアスギロチンに抱えたが放した。ガードに。パウンドを打っていく田中。足をすくってスイープを狙うファリアス。田中こらえているがファリアス足関に。背中を向けて足を抜く田中だがファリアスが組んでバックに付く。足をフックしバックマウント。チョークを狙うが、左腕を脇で挟んでディフェンスする田中。そこからパンチを入れる田中。ファリアスバックキープ。残り30秒で腕十字を狙っていくファリアス。残り10秒で仕掛けたが、クラッチして耐える田中。ホーン。

1Rファリアス。

2R。田中ロー。ファリアス左右のパンチを振り回して出たが、バックステップでかわした田中。ロー、ボディストレート。ジャブ。ファリアスタックル。懐に入ってクラッチしている。田中スクランブルで脱出を狙ったがバックについたファリアス。またチョーク。足をフックしたファリアス。また四の字バック。バックから腕十字をセットしようとするファリアス。背中のファリアスにパンチを入れるが時間が過ぎていく。しかし残り1分半で田中反転!パウンド。ファリアスまたスイープを狙うが防いでいる。残り1分。スイープを防ぎつつパウンド・肘を入れるが、ファリアスまた足関。足を抜いた田中にタックル。こらえる田中。ホーン。

2R微妙だが、コントロールしている時間の長さでファリアスか。

3R。パンチで攻める田中。そこからタックル。しかし切ったファリアスがタックル。ケージ際で背中を向けたところでまた四の字バック。しかし田中反転。ファリアス足をすくってまたスイープ狙いから腕十字。こらえて鉄槌を入れる田中。またガードに戻るとパウンド・肘を入れ続ける田中。ファリアス疲れがあるか。残り1分。パウンドを打ち続ける田中。ハーフにした所でまた足関を狙うファリアスだが、今度は足を引き抜いても立ち上がるのが遅く、また上を取る田中。またハーフにするが時間がない。タイムアップ。

3Rは田中だが…。

29-28田中、29-28ファリアス、29-28ファリアス。スプリットでファリアス勝利。

2Rは割れるかと思ったが、勝ったのはファリアス。2R四の字バックからもう少し早く脱出したかった。

LFA138:セミファイナル・アスカー・アスカー vs. ディエゴ・シウバ

バンタム級

第1試合に出場したモタズ・アスカーの兄アスカー。直近4戦はすべてLFAで3勝1敗。

シウバは5月のLFAデビュー戦はダニエル・アルグエタにスプリット判定負け。勝ったアルグエタは翌月のUFCに代役デビューしたが判定負けしている。

右をヒットさせるアスカー。プレスされ下がるシウバだが、パンチ連打を返す。シウバのカーフキックでスリップダウンしたアスカー。すぐ立つ。ケージに詰めたアスカーがパンチの連打。ボディストレート。ジャブを入れるアスカー。シウバまたケージを背負う。シウバ前に出てパンチの連打。バックブロー。ホーン。

1Rアスカー。

2R。アスカーまたパンチで詰める。シウバが出たところに左フックがヒット。プレスするアスカー。シウバはカーフキック。アスカーがジャブを入れていく。シウバもスタンドで打ち返しているが、手数で負けている。アスカーがパンチでリードする展開。ジャブ、カーフキック。回転を上げてきたアスカー。ホーン。

2Rアスカー。

3R。すぐパンチの間合いになり、ジャブを入れていくアスカー。が、シウバのパンチが入りアスカーダウン!上になるシウバだがアスカータックルへ。シウバギロチンで引き込んだ。しかし浅い。外した。インサイドからパウンドを入れていくアスカー。シウバ足で距離を作り立った。アスカータックルへ。シングルレッグでケージに押し込む。離れた。残り50秒。アスカーまたタックル。シウバまたギロチンで引き込んだがディフェンスされている。すぐ立つ。タイムアップ。

29-28、28-29、29-28のスプリットでシウバ勝利。

1Rは手数に差がなかったので割れたかもしれない。3Rも序盤のシウバのダウン奪取と、その後のアスカーのコントロールをどう評価するかで判断が分かれたか。

LFA138:第4試合・河名マスト vs. アレイジャ・ジョンズ

フェザー級

レスリング・グレコローマンU23世界選手権を制した河名は昨年7月にMMAデビューしたがKO負け。しかしそこから5連勝。前戦ではPOUNDSTORMで修斗世界ランキング1位の山本健斗デリカットにひたすら組んでバックを取る展開で完勝している。

ジョンズは昨年3月にLFAタイトルマッチでブルーノ・ソウザにスプリット判定負け。ソウザは代役で昨年UFCデビューしたが、ここまで2連敗となっている。ジョンズは1月に再起戦で勝利。バックボーンはレスリング。

パンチからすぐに組みに行く河名。ケージに押し込みに行くが、入れ替えたジョンズ。押し込む。押し返した河名がボディロックからバックに。得意の形。ジョンズスクランブルで逃れようとするがついていく河名。しかしジョンズ正対。押し込むジョンズ。肘。河名組んで投げを狙ったがスッポ抜けて離れる。ジョンズ左ハイ。残り1分。ワンツーを入れた河名だがジョンズのハイをもらい後退。効いたか。ケージまで下がった所にパンチを貰う河名。組み付くが引き剥がされる。ジョンズまたハイ。河名距離を取りしのごうとする。鼻血が出ている。詰めたジョンズがパンチを打ち込み効いた。しかしなんとかしのいでホーン。

1Rジョンズ。

2R。左をついこむジョンズ。また左ハイ。キャッチした河名。タックルに行くが切られてパウンドをもらう。しかし足を放さずなおも倒しに行く。が、倒せず。押し込んで膝を入れるジョンズ。ジョンズ首相撲。離れた河名。ジョンズ左ミドル。また左ハイ。もらったがキャッチ。そこから組んでボディロックしスタンドバック。倒したがジョンズスクランブル。バックキープをする河名だが、ジョンズスイッチで返して立った。河名なおも組んでいくが差し返したジョンズ。離れた。残り1分。ジョンズ左ミドル。左ストレートが顔面を捕らえる。また左ハイ。さらにパンチで出ると河名もらっている。グロッキー。シングルレッグに入ったが切られた。ジョンズの左がヒット。河名下がってなんとか逃げる。ホーン。

2Rジョンズ10-8。

3R。河名パンチで出ていく。心は折れていない。しかしジョンズ組んでケージに押し込む。シングルレッグからリフトして投げた。が、倒した瞬間にすぐ立ったジョンズ。またケージに押し込む。離れた。すぐ出ていく河名。パンチを貰ってもいるが手を出していく。ケージに押し込んでシングルレッグへ。しかし倒せず。ジョンズ左ハイから左ストレート。前蹴り。河名パンチで出る。またハイをキャッチしてタックルに入る河名だが残り45秒。ボディロックからスタンドバックについて投げた河名。が、ジョンズすぐに立つ。タイムアップ。

判定30-27×2、30-26の3-0でジョンズ勝利。

河名は得意のスタンドレスリングでほぼ優勢な場面を作らせてもらえず。スタンドバックを取ってもすぐにスクランブルで対処され、倒してもすぐに立たれた。完敗。しかし完全に劣勢の3Rでパンチで攻めに行った気持ちの強さは買いたい。

LFA138:第2試合・二宮城太 vs. ニック・タラヴェラ

フェザー級

極真全日本王者でアメリカでサバキ・チャレンジを主催する二宮城光の息子・二宮城太のプロ2戦目。6月のデビュー戦は34秒でKO勝ち。

パンチで出る二宮。タラヴェラタックル。腕を一本差した二宮だが、タラヴェラシングルレッグに切り替え。倒されながらギロチンに入った二宮だが外れた。すぐに立つ二宮からタラヴェラスタンドバック。背中に乗ろうとするタラヴェラ。首を巻いてチョークを狙う。両足フックし後方に倒れて絞めてタップアウト!

PFL 2022#7:メインイベント・アンソニー・ペティス vs. スティービー・レイ

ライト級準決勝。

UFC王者ペティス。昨年のPFLではまさかの2連敗で予選落ち。今年の初戦は1R三角絞めで早々に決勝進出を決めたが、2戦目は元UFCのレイにまさかの一本負け。

レイは初戦判定負けで、決勝進出には2Rまでにフィニッシュする必要があったが、ペティス相手に打撃でリードすると、2Rバックマウントから向き直ろうとしたペティスの肩を抱えてアバラ折りでタップアウト勝利。準決勝は1位 vs. 4位の対戦となるためダイレクトリマッチに。

オッズはイーブン。

タックルに入ったレイだがペティス受け止めてケージに押し込む。離れた。ペティスミドル。間合いが詰まりパンチの打ち合い。レイタックル。ケージでこらえるペティスだが、尻クラッチしてテイクダウン。サイドに出た。ケージを蹴ってガードに戻そうとしたペティスだが、レイ鉄槌を落としてまたサイドへ。ノースサウスチョーク。入っているのか。外したペティス。すぐに立って打撃を入れる。ゴング。

1Rレイ。

2R。レイタックルからスタンドバックに回ったが、ペティスh気剥がし離れる。レイパンチからまた組んでケージに押し込む。ボディロックから投げ。こらえて離れたペティス。しかし動きが悪い。レイまたタックル。尻クラッチから倒した。ケージ際でハーフバック。また前回と同じ四の字バックに。レイのバックで時間が過ぎる。足のロックを外したいペティスだがはずせずに時間が過ぎる。残りわずかでようやくロックを外して抜け出したがゴング。

2Rレイ。ペティスはフィニッシュが必要だが…。

3R。ミドルを入れるペティス。前蹴り。組んできたレイを引き剥がす。レイタックル。受けとめて引き剥がしたペティス。右ミドルから右ストレートをひたすら続けるペティス。KOするしかないが…。レイタックル。ケージでこらえるペティスだが時間が過ぎていく。ボディロックしてバックに回ったレイ。残り30秒で正対したペティス。離れる。ローでスリップダウンしたレイの立ち際に飛び膝。しかし淡々と打撃を入れるのみで倒しに行かず。タイムアップ。

三者29-28でレイ勝利。

落日のペティス、再戦でも完敗。

PFL 2022#7:セミファイナル・オマリー・アクメドフ vs. ジョシュ・シルヴェイラ

ライトヘビー級準決勝。

アクメドフは初戦1RKO勝ち。2戦目は元RIZIN三銃士の一人・テオドロス・オークストリスと対戦し、1R打撃でリードしていたが、2Rにパンチを貰ってダウン。しかしタックルで上を取り返して肩固めでフィニッシュし、2位通過。

シルヴェイラは初期MMAプロモーションのEFCヘビー級王者で、UFC日本大会では桜場に一本負けしたマーカス・コナン・シウヴェイラの息子。29歳で9戦全勝。初戦は欠場、2戦目に1RKO勝ちしたが、5位で決勝進出ならず。が、1位通過のアントニオ・カーロス・ジュニオールが膝の負傷で欠場したためにチャンスが回ってきた。

両者ATT所属の同門対決。

蹴りでスリップダウンしたアクメドフだがすぐタックルに入り凌いだ。離れる。会場からUSAコール(シルヴェイラの父コナンはブラジル人だが、シルヴィエラ自身はアメリカ生まれのアメリカ人)。ミドルを蹴るシルヴィエラ。アクメドフがパンチで出る。詰めてきた。右を振るったアクメドフだが、かいくぐってタックルに入ったシルヴェイラ。テイクダウン。しかしすぐ立ったアクメドフ。残りわずかでまたパンチをかくぐってタックルに入ったシルヴェイラだが、アクメドフ今度は受け止めた。四つのままゴング。

1R打撃で押したアクメドフだがヒット数は少ない。一方のシルヴェイラも、テイクダウンはしたが何も出来ず立たれていて、どちらが取ったか微妙。

2R。シルヴェイラまたタックル。尻餅をつかせた。ケージ際で背中を向けて立った。スタンドバックになるが、クラッチを切って離れるアクメドフ。またパンチで出る。シルヴェイラ圧されてケージを背負う。アクメドフのパンチをかいくぐり組み付くが引き剥がされた。またアクメドフがスタンドで出て、シルヴェイラが下がる展開。序盤はシルヴェイラ優勢だったライブオッズもアクメドフがフェイバリットになる。ミドル・前蹴りを入れるシルヴェイラ。ミドル連打からハイ。手数を出すシルヴェイラだが、アクメドフがパンチで出てくるとケージまで下がる。シルヴェイラタックル。シングルレッグから倒したが、また押さえ込めずに立たれた。ゴング。

2Rアクメドフ。

3R。パンチで出たアクメドフ。右を打ち込む。シルヴェイラこのラウンドも下がり気味。アクメドフの右がヒット。ワンツーを入れるシルヴェイラ。しかしアクメドフは常に強打をヒットさせる。シルヴェイラもワンツーを出していくがヒットしていない。残り45秒でタックル。ケージでディフェンスするアクメドフ。残りわずかでテイクダウンしたが、倒した瞬間にタイムアップ。

30-27×2、29-28の3-0でアクメドフ勝利。シルヴェイラMMA初黒星。

PFL 2022#7:メインカード第2試合・オリヴィエ・オウビン・メルシェ vs. アレクサンダー・マルチネス

ライト級準決勝。

元UFC7勝4敗のメルシェは初戦で2度トーナメントを制しているナタン・シュルチに判定勝ち。2戦目は昨年の優勝者ハウシュ・マンフィオに判定勝ちで2位通過。

マルチネスは同じく2試合連続判定勝ちで2位通過。初戦は今日のメインでアンソニー・ペティスと対戦する元UFCティービー・レイに判定勝ち。2戦目は昨年ペティスに勝利し、今年はジェレミー・スティーブンスに勝利しているクレイ・コラードに接戦の末スプリット判定勝ち。

ミドルを入れたマルチネス。メルシェが組んでいくが引き剥がされる。左を入れるメルシェ。マルチネスはハイからロー。また左をヒットさせたメルシェ。さらに左。両者単発の打撃を入れ合う展開。残り1分で組んだマルチネス。しかし倒せず離れる。ハイから出たマルチネス。ゴング。

1R手数でマルチネス

2R。サイドキックを入れるメルシェに踏み込んで右を入れたメルシェ。さらに左もヒット。また左が入りマルチネスダウン!上になったメルシェ。マルチネスガードから腕十字。腕を引き抜いてパスしたメルシェがバックマウント。四の字バックでチョークを狙っていく。防いでいるマルチネスだがメルシェの四の字バックが続く。メルシェも決める様子がないままバックキープでゴング。

2Rメルシェ10-8。

3R。メルシェがパンチを打ち込みながら倒した。ガードから背中を向けたマルチネス。メルシェまた四の字バック。またバックキープが続く。チョークを狙うが防がれているメルシェ。しかしこのままなら勝てる。マルチネス、メルシェの四の字バックになすすべなく、苦し紛れで背中のメルシェにパンチを入れるのみ。残りわずかで亀になり、尻を浮かせて前に落とそうとするがタイムアップ。

30-27、30-26×2の3-0でメルシェ。手堅い試合運びで決勝進出。

PFL 2022#7:メインカード第1試合・ロバート・ウィルキンソン vs. デロン・モンテ

ライトヘビー級準決勝。

ウィルキンソンは1Rフィニッシュと2Rフィニッシュで11ポイント獲得し、1位タイ通過。モンテは1勝1敗で4位通過。初戦は同じく1位タイ通過のアントニオ・カーロス・ジュニオールに29秒で一本負けしている。

ジャブ、ワンツーを打ち込むウィルキンソン。右をヒットさせて出たモンテ。ケージに詰めてパンチから組んだが、逆に崩して倒したウィルキンソン。バックから押さえ込まずにパウンド連打。立ち上がったモンテ。左右のパンチがヒットするが、モンテの右がヒット!さらに右の肘を入れると顔面に膝!モンテ仰向けにダウンしKO!

UFC on ESPN+70:10月15日に平良達郎のUFC2戦目。相手はUFC1勝1敗のCJ・ベルガラ戦。

5月のUFCデビュー戦は判定勝ちだった平良。試合後、陣営含め「フルタイム戦えた経験を詰めて良かった」と、判定勝ちをプラスに捕らえていたが、「倒して勝つ」という宣言から、今回はフィニッシュが必要な相手と考えているか。

ベルガラは31歳で10勝3敗1分け。コンテンダーシリーズではボディへの膝蹴りで秒殺KO勝ち。UFCデビュー戦は、マネル・ケイプにKO負けしているオデー・オズボーン戦で、接戦だったが判定負け。2戦目はUFCデビュー戦のクレイドソン・ホドリゲス相手にまたも接戦となり、スプリット判定勝ちでUFC初勝利。KO勝ちの多いストライカー。

平良と同い年で同じく無敗のムハマド・モカエフは初戦がUFC1勝1敗の相手、2戦目がUFCデビュー戦の相手と、平良と対戦相手のレベルはほぼ同じ(なお、平良の試合の翌週にはモカエフの3戦目が予定されており、相手はUFC2勝2敗のマルコム・ゴードン)。UFCとしてもいきなりランカークラスと当てるのではなく、じっくり育てる方針に見える。

UFC on ESPN40:オッズ/予想と展望

アゴ・サントス 3.30
ジャマール・ヒル 1.36
ヴィセンテ・ルケ 1.53
ジェフ・ニール 2.60
ハメド・ウスマン 3.00
ザック・パウガ 1.42
ブローガン・ウォーカー 2.00
ジュリアナ・ミラー 1.83
アウグスト・サカイ 3.20
セルゲイ・スピヴァク 1.38
アリアネ・リプスキ 1.59
プリシラ・カショエイラ 2.45
サム・アルヴィー 5.50
ミハエル・オレクシェイチュク 1.17
テランス・マッキニー 1.12
エリック・ゴンザレス 7.00
ブライアン・バトル 1.40
佐藤天 3.10
ジェイソン・ウィット 2.85
ジョシュ・クインラン 1.47
コーリー・マッケンナ 1.44
ミランダ・グレンジャー 2.90
マイラ・ブエノ・シウバ 2.00
ステファニー・エッガー 1.83

先週コーチ対決が行われた(ペーニャ vs. ヌネス)TUF30の決勝戦となる、ヘビー級&女子フライ級トーナメント決勝戦が行われる大会。ヘビー級決勝戦には、今月防衛戦を行うウェルター級王者でP4P1位・カマル・ウスマンの弟のモハメド・ウスマンが進出している。33歳でMMA7勝2敗、ヘビー級とはいえあまり若くはない。

メインはライトヘビー級ストライカー対決。このところ元気がないチアゴ・サントスは直近1勝4敗。対するヒルはランキング10位で、UFCでは判定勝ちだったデビュー戦と、唯一敗れたポール・クレイグ戦以外はすべて相手をKOしている。ジム・クルートとジョニー・ウォーカーを連続1RKO中。

ヒルはクレイグには下からの三角絞めで敗れたが、純粋な打撃戦ではまだ怖いものなし。一応柔術黒帯のサントスだが、これまで32戦で一本勝ちが1つしかなく、グラウンドに持ち込んで極めるのも難しいか。

ヒルKO勝ち。

プレリムでは佐藤天がUFC再契約2戦目を行う。前回は3月に急遽スクランブル出場が決まり、元ランカーのグンナー・ネルソンと対戦したが、組み付かれてバックを取られ続ける展開で、まったく良いところを見せられず完敗。

相手のバトルは昨年のTUF29で決勝に進出すると、負傷したトレーシアン・ゴアの代役で決勝に上がってきたギルバート・ウルビナにチョークで一本勝ちして優勝。今年2月にはゴアと幻の決勝戦で対戦し、接戦となったが、終盤ゴアがスタミナ切れして判定勝ち。一本勝ちが多く、アグレッシブで、特に絞めでの勝利が多い。ただ、ここまではTUFキャスト同士の対戦しかなく、実力派未知数。

佐藤にとって、ここで勝てるかどうかは中堅未満かそれ以上かを分ける物差しになる。それはバトルにとっても同じこと。ただ、TUFウィナーのバトルは、負けても当分は優遇されるだろうが、年齢的にも32歳で若手とは言えない佐藤は絶対に勝たなければいけない試合。

第1試合開始は7日朝8時から。速報します。