格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★HERO'S2007開幕戦予想

<オープニングファイト1/HERO’Sルール 5分2R・延長1R>
地主正孝(正道会館
尾崎広紀(和術慧舟會東京本部)

正道所属でDEEP系のリアルリズムに出ていた地主がHERO'S初登場。しかし最近はグラウンドに持ち込まれ2連続一本負け。慧舟會所属の尾崎は去年D.O.Gでデビューし2連勝中。まったくわからない。このカードが急遽組まれた意味もわからない。まあオープニングなので地上波に乗ることはないだろう。

<オープニングファイト2/HERO’Sルール 5分2R・延長1R>
徹肌イ郎(日本/和術慧舟會岩手支部
金原正徳(チームゼストパラエストラ八王子)

前の試合以上にわからない。肌イ郎は60kg級の選手。金原はZST出場、先日のケージフォース米子では美木にTKO負けしている。実績的には肌イ郎が上だが、体重差10kg(追記:計量では1.8kg差)。これも地上波には乗らないだろうし、前日にいきなり発表されて観客増にも結びつかないだろうし。

<オープニングファイト3/HERO’Sルール 5分2R・延長1R>
シン・ヒョンピョ(韓国/Team Lazenca)
ベルナール・アッカ(コートジボアール/フリー)

これは地上波に乗るんだろうか。テレビ欄には出てないが、直前の決定だったからか。ちゃんと総合の練習をしている分だけアッカ有利か。しかし地上波に乗って欲しくない気も。素人がこんなにも出るプロ競技なんて格闘技以外ないだろう。このままでは全体のレベルがどんどん下がってしまう。諺にもあるでしょう。「アッカが良貨を駆逐する」というのが。

<第1試合 HERO’Sルール 1R・10分、2R・5分 延長5分>
メルヴィン・マヌーフ(オランダ/ショータイム)
高橋義生(日本/パンクラス

90kg契約で、高橋は急遽7kg減量したが、マヌーフは88kgくらいしかないらしい。まああまり影響はなさそうだが。ボブ戦、ビクトー戦のように、高橋が打撃戦を挑んでKOされるだろう。しかしマヌーフのコメント
http://gbring.com/sokuho/news/2007_03/0310_heros_02.htm

高橋はグラウンドが得意と聞いているので、そういう展開になれば新しいものも出てくるだろう。

誰に聞いたか知らないが、明らかに騙されてる。

<第2試合 HERO’Sルール 5分3R>
マイティ・モー(米国/シャークタンクジム)
キム・ミンス(韓国/フリー)

ミンスが組み付いてテイクダウンしてこつこつパンチを繰り返して判定勝利ならオンエアなし、終盤疲れたところにモーのパンチが入ってKOならオンエアあり。予想はオンエアある方で。

<第3試合 HERO’Sルール 5分3R>
上山龍紀(日本/U−FILE CAMP)
ビトー“シャオリン”ヒベイロ(ブラジル/ノバウ二オン)

上山のU-Fileの後輩・中村大介をキムラで腕粉砕させたシャオリン。今年のトーナメントの目玉だから、大きく扱いたいところだが、押さえ込み判定になりそうな予感。

<第4試合 HERO’Sルール  5分3R>
高谷裕之(日本/フリー)
アンドレ・ジダ(ブラジル/シュートボクセ

これは普通に派手な打撃戦になって盛り上がりそう。去年はカルバンに秒殺負けした1試合しかしておらず、ブランクが気になるが、高谷KO勝ちで。

<第5試合 HERO’Sルール 5分3R>
山本宜久(日本/フリー)
柴田勝頼(日本/ARMS)

一応、煽り番組とかでも取り上げられてるから、オンエアされる予定なのか?どっちが勝つにしてもグダグダになりそうだが。若くて元気な分と、K-1ルールで天田からダウンを奪った打撃力で、柴田判定勝ち。

<第6試合 HERO’Sルール 5分3R>
ゲーリー・グッドリッジトリニダード・トバコ/フリー)
ヤン “ザ・ジャイアント”ノルキヤ (南アフリカ/フリー)

心底どうでもいい。秒殺になるとオンエアされそうなので、ドロドロの判定試合になって欲しい。予想はGGがパウンドでKO勝ち。

<第7試合 HERO’Sルール 1R・10分、2R・5分 延長5分>
桜庭和志(日本/フリー)
ユーリー“PLAY BOY”キセリオ(ウクライナ/ファイトスタージム)

TBSのCMで、「桜庭があの男と対戦!」なんて煽ってた。詐欺臭い。ユーリー“PLAY BOY”キセリオがどんな選手かわかるのなんてくまページさんくらいだろう。桜庭KO勝ち。さすがに今回はすんなり勝たなきゃいけない。まだ不安も残るが。
プチプレイボーイ情報
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/other/headlines/etc/20070311-00000018-spnavi-fight.html

一方、桜庭の相手であるPLAY BOYは、来日の段階で5キロオーバーという大失態を演出。会見にも出席することなく、この日は減量に努めることとなった。だが来日早々、女性スタッフに声をかけまくっているとの情報もあり、“精力”の部分ではまったく問題なし。

餓狼伝(コミック版)」の鞍馬か。ニックネームに偽りなし。いや本当は兎マークのガウンを着ていたからついた渾名だそうだが。

<第8試合 HERO’Sルール 5分3R>
宮田和幸(フリー)
ブラックマンバ(フリー)

宮田はけっこう評価してるので、このカードは普通に強豪同士の対戦で良いと思う。でもそれだけ。トーナメントでもないのにただ組まれても興味が沸かない。日本人対決なら見たいが。宮田がパウンドでTKO勝ち。

<第9試合 HERO’Sルール 5分3R>
宇野 薫(和術慧舟會東京本部)
アリ・イブラヒム(フリー)

KIDも元気も去ったHERO'Sミドル級を実力で支えるのは所ではなく宇野。ここは一本勝ちを期待したい。

<第10試合 HERO’Sルール 5分3R>
所 英男(日本/チームゼスト
安廣一哉(日本/正道会館

これがメインになるとは。思えば去年の開幕戦も所が総合デビュー戦の空手家と対戦する試合だった。突如出場が決まった安廣は総合のトレーニングもやっていなかっただろう。安廣はそのうちアッカの代打でお笑いライブとかにも出されそうだ。武道家たるものあらゆる事態に想定しておかないと。
所がすぐ引き込んで足関とかで秒殺。
なんか一試合でいいから興味を引くカードが欲しかった。流れた所vs永田ならまだ良かったのだが。
おまけ:HERO'Sアメリカ大会を今月末に正式発表
http://gbring.com/sokuho/news/2007_03/0311_heros_02.htm

「3月末にアメリカで会見を開きます。そこで全容を発表します。(UFC社長の)ダナ・ホワイトがひっくり返るような会見にしたいと思っていますので楽しみにしておいてください」

一般層がターゲットという意味ではPRIDEよりHERO'Sの方がUFCの脅威になる可能性はあるが、果たして日本でやっていた手法が視聴者の好みが違うアメリカでも通用するか?