格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★K-1GP開幕戦

いきなりシュルト
セーム・シュルトvsポール・スロウィンスキー
シュルトも言うようになったなー(編集でそう見えてるだけかもしれないが)。
膝ー!!
ジャブ、前蹴りで攻め、相手のパンチも余裕を持って外す。パンチが顔面をかすめる場面もあったが、危なげなく勝利。過去2年よりもさらに盤石。
グラウベ・フェイトーザvsハリッド・ディ・ファウスト
あー去年のベスト8同士だったんだ。ディ・ファウストは去年のGP以来全然見ていない気がするが。
ダウンを奪われたディ・ファウストが怒濤の攻めで逆襲するも、カウンターのちょんと出したジャブで2度目のダウン。それでも活きがいいディ・ファウストグラウベは攻め疲れ?2Rは守りに入る。3Rもガンガン攻めるディ・ファウストだが、さすがに動きが落ちた。それでも動き続けるディ・ファウスト。ゴング。最後まで有効打はなかったが、あれだけ打たれたのに攻め続けたのは凄い。判定3-0でグラウベディ・ファウストは日本人選手と当てたら実力的にもちょうどいいんじゃないだろうか。
レミー・ボンヤスキーvsステファン・レコ
激しい試合。ボンヤスキーが飛び膝でダウン奪取、レフェリーが止めた。ストップはやや早い気がしたが、しょうがないか。ボンヤスキーはスランプ脱出したか。
ジェロム・レ・バンナvsパク・ヨンス
ようやく左腕に入っていたプレートがはずれたバンナ。これまでは左腕を打たれて冷や冷やする場面があったが、完全復活なったのか。ヨンスじゃ復活の物差しにならないが。谷川Pもあまり期待していなさげなコメント。
右フックできれいにダウン。KO。今日はみんな気合いが入っている。
バダ・ハリvsダグ・ヴィニー
今日の煽りVはどれもテンションが高い。ちょっと高すぎの気もするが。
前戦あたりから無茶な攻めがなくなってきたバダ・ハリ。今日も距離を取って様子を見る出だし。2R、飛び込むような右ストレートでKO。落ち着きを増して取りこぼしがなくなったバダ・ハリだが、ちっちゃくまとまって欲しくはないなぁ。
藤本祐介vs澤屋敷純一
今年一番プロテクトされた男・澤屋敷。バンナ戦は逃げまくっての作戦勝ちでもキャリアを考えたら見事だったが、以後は勝って当然の相手ばかり。GPレベルにあるかどうかは測れなかったが、この試合でわかるか。
澤屋敷のカウンター不発。前に出て行くも藤本のフックが入る。鼻血が出ている澤屋敷。このまま藤本が勝つかと思っていたが、2Rに跪くようにダウン(ボディ?)。何が入ったのかわからないが、だんだん動きが落ちていく藤本。澤屋敷は最初からペースが変わらない。2度目のダウン奪取。ごろごろ転がる藤本。ダウンにされる。ぐだぐだ。何もされていないのに倒れる。止められた。
1年目で日本人最強の座へ。日本人の中では確かに破格の強さなのだろう。決勝トーナメントはやや敷居が高そうだが。
藤本は何年も待ち続けてようやく日本人トップにたどり着いたが、1年目の澤屋敷にあっさり持って行かれる。切ない。
澤屋敷は鼻骨骨折の疑いで試合後病院に直行とか。決勝は大丈夫か?誰とやっても勝てないだろうし、ここは無念のドクターストップで、価値を落とさないまま来年に持ち越しにする手もある。
ピーター・アーツvsレイ・セフォー
ベテラン対決。シニアリーグとまでいったら失礼か。紀香「K-1は本当レベルが高いですねー」棒読み(に聞こえた)。いつもより脇腹の肉が余ってるセフォー。アーツもブヨだし。
ローで倒れるセフォー(スリップ)。今日は表情に余裕がない。ついにダウンを取られる。2R開始前にタオル。出てくるコンディションじゃなかったか。
チェ・ホンマンvsマイティ・モー
警戒しているホンマン。今までにないくらい慎重。両者様子をうかがった第1R。
モーのパンチにややビビってるホンマン。えっ?ローブローがダウンにされるモー・・・。またローブローとアピールするが無視されるモー。明らかにトランクスあたりを蹴ってるのだが。

パンチで突っ込むがクリンチで凌がれる。その後は距離を取られて攻められないままゴング。ダウンもあるしホンマンだろう。しかしあの蹴りが本当にローブローじゃなかったのか。すっきりしない。あれは谷川P曰く「腸蹴り」らしい。最初「下腹部への蹴り」と言いかけて言い直していたが。また新たな谷川語誕生。
判定2-0でホンマン。あれでドローに入れたジャッジもわからんな。ダウンとって1ポイントにしかならなかったってことか。モーもシュルトにやられた前蹴りで距離を取られる戦法にまたハマる。試合が絶え間なく組まれているせいで練習する暇がないと言っていたが。
最後はスッキリしなかったが、今日は全体的に面白かった。特に後半にレベルが低い試合もあったが。試合中のカットがないのも良かった。KOが多い→試合時間が短いためノーカットで全試合放送できるという良循環。
会場も沸いていた。やはり今は韓国の方が日本より格闘技の盛り上がりは上なのか。初のGP開催で物珍しさで騒いでいただけというのもあるだろうけど。それでも盛り上がってないよりは盛り上がっていた方がいいだろう。日本は目が肥えてしまったのか、格闘技が飽きられてしまったのか。一度落ち込んだものが、また簡単に盛り上がることはないだろうから、今日のような試合を続けていくしかないだろう。