格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★『元気ですか!! 大晦日!! 2011』予想と展望

全試合順発表。総合の試合とMIXルールのみ予想します。

■第1試合/DREAMバンタム級(−61キロ)世界トーナメントリザーブマッチ(5分2R)
所英男(日本/リバーサルジム武蔵小杉 所プラス)vsユサップ・サーデュラエフ(ロシア/Uflacker Academy)

打撃で上回れたら所ペースだが、そこが互角だと、レスラーのユサップからテイクダウンを取れずに苦戦しそう。ただ、ユサップは一回戦を見る限りスタミナはなさそうだったので、最終的には所が捕まえると予想する。
所がチョークで一本。

■第2試合/DREAMバンタム級(−61キロ)世界トーナメント準決勝戦?(5分2R)
今成正和(日本/チーム・ローケン)vsアントニオ・バヌエロス(アメリカ/ピット・ファイト・チーム)

鬼門の柔術家とは当たらなかった今成。しかしバヌエロスも所戦ではかなり研究してきた跡が見えた。もぐりこんで足関狙いで勝つのは難しいだろう。バヌエロスが勝つにはアイアンのようにもぐりこみを潰して押さえ込む戦法に出ること。単にタックルをかわしてスクートが続く展開だと、今成の攻めを潰していても実質は今成ペースとみなされる。
一本は取れないと思うが、いつもの今成の試合で判定勝ち。

■第3試合/DREAMバンタム級(−61キロ)世界トーナメント準決勝戦?(5分2R)
ビビアーノ・フェルナンデス(ブラジル/ FIGHT TEAM BIBIANO)vsホドルフォ・マルケス・ディニス(ブラジル/ノヴァウニオン

柔術家対決。フィジカルで上回るビビアーノが上を取って判定勝ち。

■第4試合/元気ですか!!女子総合ルール52kg契約ワンマッチ
藤井惠(日本/AACC)vsカルラ・ベニテスベネズエラ/Meguro Roquetes Barcelona)

カルラはどんな選手か分からないが、欧州のみのキャリアで試合経験も少ないので、フジメグが秒殺勝利と予想。

■第5試合/DREAMウェルター級(−76キロ)ワンマッチ(5分3R)
桜井“マッハ”速人(日本/マッハ道場)vs長南亮(日本/Team M.A.D)

最近のコンディションでは長南が有利か。マッハもDREAMではなくDEEPで下から突き上げてくる相手と戦った方が輝くと思うが、そこまでのハングリー精神はなさそう。
長南判定勝ち。

■第6試合/DREAMフェザー級(−65キロ)ワンマッチ(5分3R)
川尻達也(日本/T-BLOOD)vs宮田和幸(日本/BRAVE)

裏メイン。それにしても試合順が前過ぎないか。
打撃で川尻・組み技では宮田が上だとは思うが、いずれにしてもどちらかが圧倒できるほどの差はない。宮田が川尻をテイクダウンできれば面白い展開になるが、組み付いても倒すのは難しそう。テイクダウンのチャンスがあるとしたら川尻だろう。フィジカルで削った後の試合後半ならテイクダウンできるかもしれない。
1,2R互角で、3Rに川尻がテイクダウンしての判定勝ち。

■第7試合/元気ですか!!キックボクシングルール -64kg契約ワンマッチ
野杁正明(日本/OISHI GYM)vs園田顕悟(日本/小比類巻道場)

■第8試合/元気ですか!!キックボクシングルール -64kg契約ワンマッチ
久保優太(日本/FightingKairos)vsニルス・ヴィードランド(スウェーデン/ブルーオーシャン・タイボクシング/ブラックハウス・チーム・ノゲイラ

■第9試合/IGFルール
ジョシュ・バーネットvs鈴木秀樹

■第10試合/MIXルール ライト級ワンマッチ(1R3分=キックルール、2R5分=DREAMルール/1・2Rで決着がつかない場合はドロー)
長島☆自演乙☆雄一郎(日本/魁塾)vs菊野克紀(日本/ALLIANCE)

自演乙は1RでKOしなければいけないというプレッシャーがあるだろうが、菊野がまともに打撃戦に付き合ったとしても、3分で仕留めるのは難しい。大振りになってかえって有効打を当てられないのでは。
一方、菊野も、青木と違い一瞬で試合を終わらせるほどの極めはない。2Rまで持ち込めば優位なのは間違いないが、逃げに徹する相手を5分で倒すのもやはり難しい。むしろスタンドにチャンスがあるかもしれない。組み付いてくるのを警戒した自演乙にパンチや蹴りが入る可能性がある。
フルタイムドローと予想。勝つとしたら2Rパウンドで菊野。

■第11試合/DREAMバンタム級(−61キロ)世界トーナメント決勝戦(5分3R)
準決勝戦?の勝者vs準決勝戦?の勝者

決勝予想は今成vsビビアーノ。1戦目同様、ビビアーノが今成のタックルを切って地味勝ち。

■第12試合/IGFルール
ジェロム・レ・バンナvsティム・シルビア

■第13試合/IGFルール
藤田和之vsピーター・アーツ

■第14試合/IGFルール/IGFvsDREAM対抗戦
澤田敦士鈴川真一vs桜庭和志柴田勝頼

■第15試合/DREAMフェザー級(−65キロ)タイトルマッチ(5分5R)
高谷裕之(王者/日本/高谷軍団)vsリオン武(挑戦者/日本/シューティングジム横浜)

高谷はリオンに勝っている宮田を破っているが、純粋に打撃だけならリオンが上だと思う。もし打ち負けたら、高谷はケンカで打撃に付き合うか、プライドを捨てて組み付いていくか。どちらを選ぶのか興味深い。リオンは組み付かれるとペースを乱されてスタンドでも高谷が優勢になるかもしれない。長期戦になれば高谷。
予想は序盤から打撃で優勢に立ったリオンのKO勝ち。

■第16試合/DREAMライト級(−70キロ)タイトルマッチ(5分5R)
青木真也(王者/日本/パラエストラ東京/Evolve MMA)vs北岡悟(挑戦者/日本/LOTUS)

ずっと一緒に練習していた仲だけあって、お互いの手の内はわかっている。予想するよりずっとあっさりと終わるかもしれない。北岡の打撃に注目して見たい。
青木がチョークで一本。

■第17試合/DREAMヘビー級ワンマッチ(5分3R)
エメリヤーエンコ・ヒョードル(ロシア/レッドデビル)vs石井慧(日本/レインMMA

結局TBSでの中継はなし。スポーツ新聞に載ったTBS関係者のコメントは何だったんだ。前回のモンソン戦では煮え切らなかったヒョードルだが、

  • 連敗を止めた
  • 地元じゃない
  • グラウンドで怖い武器もない石井が相手

ということで、全開で攻めることが出来るだろう。石井は吉田に打ち負けて腰が引けてしまったデビュー戦以来、どれくらい打撃が成長しているだろうか。未知数だが、石井をKOできないようだと、仮に勝ってもヒョードルは衰えたというイメージがますます強くなりそう。
序盤に一方的にやられなければ、そこそこは粘れると思う。ヒョードルはテイクダウンを狙っても倒すのに苦労するだろう。しかし、一方で倒す武器もまだない。
ヒョードルKO勝ち。
当日、スカパーPPV観戦で実況します。
長丁場で休憩が3度も入る。3部に分けるとアナウンスされていたが、どこで分けるのかは不明。キックやプロレスもごちゃまぜの試合順に。PPVやニコ生で有料になるところにIGFマッチが3試合も入るのは、IGFとの共催だから仕方がない。