格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★菊田、ベアナックルルールで桜木と対戦

GRABAKA自主興行の追加カードが発表。
http://www.boutreview.com/2/news/grabakalive/item_10383.html

GRABAKA LIVE! 2(10月27日(土)ディファ有明)に菊田早苗GRABAKA)vs. 桜木裕司掣圏会館)、石川英司GRABAKA)vs. 松井大二郎(フリー)、山本宜久(フリー)vs. キム・ジョンワン(CMA KOREA)が追加された。菊田×桜木はグローブ無しの特別ルールで行われる。

菊田は「初期のUFCを見て物凄いインパクトを感じ、大原(学)さんとペドロ・オタービオのバーリ・トゥードの試合(1996年のUVF)を東京ベイNKホールの最前列で見て、いつかこの戦いをやってみたいと思っていました。それから総合格闘技もスポーツ的な流れになって、今の日本で素手でやるのは自分でも馬鹿げてると思いますけど、この歳になって先も長くないと思うので、やりたいことをやりたかった」と、このルールに決めた経緯を語る。グローブが無いことで、拳へのダメージが心配だが、菊田は「1回やったら半年は怪我で休んでもいい覚悟です」と話した。

かつてスーパータイガージムに通っていた菊田と、掣圏会館所属の桜木による、佐山の弟子対決。
日本で素手でのパンチが認められるMMAルールが行われるのは、ヤマケンのタイタンファイト以来か。タイタンファイトはアマの選手も出られるトーナメントなので、純粋なプロ興行だと96年12月の骨法の祭典や、11月のU-JAPANあたりまで遡るかもしれない(MMA興行ではなく単発で行われた試合の中で素手マッチなら他にもありそう)。桜木はロシアで行われたパンクラチオンで素手の試合を経験済み。スタンドでの打撃戦がどうなるかが興味深いが、菊田 vs. 桜木だと、菊田がすぐに組み付いてテイクダウンしてしまい、スタンドでのパンチの攻防がほとんどないまま終わる可能性も高い。
試合は90kg契約で行われる。また、石川 vs. 松井も松井のウェイトに合わせてミドル級リミットで行われるとのこと。発表されていないが、他のGRABAKA vs. Uインター(山宮 vs. ヤマケン、佐々木 vs. 金原)もUインター勢が1階級上で戦っているので、GRABAKA側が階級を上げての試合になるだろう。
他に、ヤマヨシ vs. キム・ジョンワンというおもしろカードも決定。ヤマヨシはPRIDEでDDT勝利したケアー戦以来、8年間で8連敗中。対するジョンワンはキャリア33戦で判定決着ゼロ・2R開始のゴングも聞いたことがない*1というある意味驚異的な記録を持っている。

*1:もっとも、キャリア前半のパンクラス時代はラウンド制ではなかったが