アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ 2.40
ロイ・ネルソン 1.63
クレイ・グイダ 1.74
川尻達也 2.15
ラムジー・ニジェム 2.65
ベネイル・ダリューシュ 1.53
ジャレッド・ロショルト 1.43
ダニエル・オミランチョク 2.70
ターレス・レイチ 1.25
トレヴァー・スミス 3.85
クリス・カモージー 1.69
アンドリュー・クレイグ 2.05
アラン・オマー 2.90
ジム・アラース 1.37
4年ぶりのアブダビ大会。アメリカではFOXスポーツでの中継がなく、ファイトパスのみでの中継となるため、日本でもFOXスポーツ&エンターテイメントでの中継はなし。また、今回はUFCヨーロッパの管轄となるため、現在のところニコ生での中継予定もなし。
メインはノゲイラ vs. ネルソン。ともに37歳で、ここ8戦の戦績は4勝4敗の五分。敗れた相手の中にミアやヴェウドゥムがいることも共通している。しかし、ヴェウドゥムはともかく、4連敗でリリース寸前のミア相手に負けているのは厳しい。両者とも功労者なのでリリースはないだろうが、負けた方は引退勧告を受ける可能性もありそう。
UFCでは全ての勝利がKO勝ちのネルソン。一発KOの力がある重いパンチが武器だが、最近はスタミナ切れも顕著で、ここ2試合続けて1Rでスタミナ切れを起こし、一発KOを狙うも不発という試合が続いている。
オッズでアンダードッグのノゲイラは、負けた試合では2試合連続ミアとヴェウドゥムに一本を取られている。得意のはずの寝技で後れを取っている一方、打撃は向上している。しかし、打たれ弱さも確実に進行中。ハードパンチャーとの対決では、アンダードッグになるのも仕方がないか。テイクダウンディフェンスもそこそこあり、グラウンドもそこそこできて一本負けのないネルソンとの対戦だと、いつかネルソンのビッグヒットが炸裂しそうな予感は確かにある。ネルソンのここ最近のガス欠ぶりを見るとチャンスもありそうだが、それにはノゲイラが距離をとって打ち合いを避ける必要がある。ノゲイラの場合、倒しに行って逆にもらってしまいそう。ネルソンKO勝ち。
川尻は2試合続けてセミに登場。ブックメーカーが発表したオッズは川尻がフェバリットだったが、その後変動し、現在はグイダがややリード。
川尻のポイントはテイクダウンが取れるかどうか。日沖相手には1R打撃で劣勢だったが、2R以降にテイクダウンからの押さえ込みで勝ったグイダ。しかし続くチャド・メンデス戦ではスタンドレスリングで常に遅れを取り、手詰まりになった所でパンチを貰ってKO負け。さすがに川尻に同じレベルを要求のは難しいだろうが、メンデスが押さえこめている相手だけに、そこはクリアしたいところ。また、テイクダウンを取っても、その後のキープがどれだけ出来るか。前回のソリアーノ戦ではバックマウントを取ってからは盤石だった。グイダ相手でもそれができれば今後上位と戦っていく上で大きな自信になる。
地元の中東出身は、メインカードに登場するイラン出身のダリューシュと、第1試合に登場するイラク出身・オマー。ともにそこそこ実績がある選手ではあるが、ノーTVイベントということで全体的にカードは弱い。それでもUFCデビュー戦組は第1試合に出る2人だけということで、アジアシリーズよりはまだいいカードになっている。
第1試合は日本時間12日0時50分(11日24時50分)開始。メイン開始は深夜3時で、終了は朝5時頃の予定。
速報します。