格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★UFC173オッズ/予想と展望

ヘナン・バラォン 1.13
T.J.ディラショー 6.50

ダン・ヘンダーソン 6.50
ダニエル・コーミエ 1.13

ロビー・ローラー 1.42
ジェイク・エレンバーガー 3.00

水垣偉弥 1.59
フランシスコ・リベラ 2.50

ジェイミー・ヴァーナー 1.59
ジェームス・クラウス 2.50

マイケル・キエサ 1.74
フランシスコ・トリナウド 1.95

トニー・ファーガソン 1.38
菊野克紀 2.85

クリス・ホールズワース 1.26
チコ・ケイムス 3.60

アル・イアキンタ 1.29
ミッチ・クラーク 3.50

アンソニー・ンジュクアーニ 1.41
ヴィンチ・ピチェル 2.75

サム・シシリア 1.61
アーロン・フィリップス 2.25

デヴィッド・ミショー 1.61
リー・ジンリャン 2.25

カン・ギョンホとチェ・ドゥホが欠場し、アジア勢の存在感がやや薄くなったラインナップ。今回はカードが二転三転した。
UFC173で予定されていたカード

  • クリス・ワイドマン vs. ヴィトー・ベウフォート→ヴィトーがTRT禁止によりライセンス取得が間に合わず中止。
  • クリス・ワイドマン vs. LYOTOLYOTOがヴィトーの代役になったがワイドマン負傷によりUFC175に延期。
  • ヘナン・バラォン vs. ハファエル・アスンサオ→ワイドマン vs. アスンサオ延期で代わりに組まれたが、アスンサオ負傷により欠場
  • D.J.ディラショー vs. 水垣偉弥→ディラショーがアスンサオの代役としてバラォンのタイトルに挑戦するためカード変更
  • チェール・ソネン vs. ヴァンダレイ・シウバ→TUFブラジル3フィナーレに変更
  • JDS vs. スタイプ・ミオシッチ→ソネン vs. ヴァンダレイがUFC175に延期になったため、TUFブラジル3に変更
  • イーブス・エドワーズ vs. ピオトル・ホールマン→UFN42に変更
  • クリス・ホールズワース vs. カン・ギョンホ→ギョンホ欠場でカード変更
  • チェ・ドゥホ vs. サム・シシリア→ドゥホ欠場でカード変更
  • ダニー・ミッチェル vs. リー・ジンリャン→ミッチェル欠場でカード変更。

そして、カード変更もあってか選手の試合間隔も短め。セミのダンヘンは2ヶ月前にマウリシオ・ショーグンと激闘を繰り広げたばかりだし、ロビー・ローラーもジョニヘンとのウェルター級王座決定戦は2ヶ月前。メインのバラォンも3ヶ月前に防衛戦をしたばかりで、タイトル防衛戦としては短めのスパンになっている。今回だけでなく、先週試合をしたばかりのソア・パラレイやニール・マグニーが来月のニュージーランド大会に出場が決まったりと、イベント数が増えた分、選手の試合数も増えているのかもしれない。
メインはバンタム級タイトルマッチ。P4P3位の王者バラォンは、最強挑戦者のユライア・フェイバーも1RKOし、バンタム級で敵がいなくなっている。今回の挑戦者ディラショーが代役ということもあって、オッズは大差に。ディラショーはユライアと同じくチーム・アルファメール所属。アルファメールはユライアの他にベナビデスもフライ級タイトル戦で敗退。上位ランカーは多いがUFCタイトルには手が届いていない。打撃もできるディラショーだが、当然打撃ではバラォンが上回るのでテイクダウンから勝負したい。試合が長くなるほどテイクダウンは難しくなるので、D-1レスラーのディラショーが1Rにテイクダウンを奪えないようだと勝負は苦しくなる。予想はバラォンのKO勝ち。
セミは次期ライトヘビー級挑戦者決定戦。コーミエはUFC175でハファエル・フェイジャォンと対戦予定だったが、UFC173でのダンヘン戦に変更になっている。ダンヘンは前回まで3連敗中で、ショーグン戦も最後のKOパンチがヒットするまでは圧倒されていて、そろそろ潮時と思われた矢先のワンパン逆転KO。あれだけの激闘を繰り広げた後に、わずか2か月で次の試合に臨むという若手選手でもやらないようなタフなスケジュールだが、一度は遠のいたタイトル挑戦が再び手が届く位置まで来た。しかし、相手がコーミエだけに、オッズでは劣勢。勝ったとはいえ、ショーグン戦で最後まで苦戦していたのも事実。
五輪レスラー対決だが、レスリングではコーミエが上。打撃でもコーミエのテクニックが上。ダンヘンはやはり一発にかけるしかないか。コーミエ判定勝ち。
水垣は当初の相手ディラショーがバラォンとのタイトル戦に格上げになったため、またもランキング下位の選手との対戦に。リベラは3試合連続KO勝利中のハードパンチャー*1。一方で、前回のジョージ・ループ戦ではテイクダウン耐性されコントロールされている時間が続いたので、リカバリーはあまり上手くないのかもしれない。
菊野はTUFウィナー相手にアンダードッグ。ファーガソンのバックボーンはレスリングだが、ボクシング主体で戦う選手。一発の重さよりも手数が武器。菊野はUFCデビュー戦では危なげない勝利ではあったが、逃げすぎの相手に思った通りの試合はできなかった。ファーガソンがどれくらい菊野を研究してくるのかによっても試合展開は変わってくるはず。
第1試合開始は25日朝7時半。菊野の試合はファイトパスで中継。水垣の出場するメインカードはWOWOWで11時から放送される。速報します。

*1:ローム戦はドラッグチェックに引っかかりNC