格闘技徒然草

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★UFC177:メインイベント・T.J.ディラショー vs. ジョー・ソト

バンタム級タイトルマッチ5分5R。
バラォン欠場で前日でのタイトルマッチ変更というUFC史上初の事態。元Bellatorフェザー級王者のソトはギルバート・メレンデス以来のUFC初参戦でのタイトル挑戦。しかし最初からタイトル挑戦が予定されていたメレンデスと違い、ソトは第2試合で初参戦同士の対戦予定だった。過去、UFC初参戦でタイトルに挑戦した選手は何人かいるが、勝ってタイトルを獲得した選手は皆無。ソトもBellatorやTPFでタイトル戦は経験しているが、圧倒的不利は否めない。今月7日にTPFで試合をしたばかりで、UFC参戦自体が突如決定したものだった。
体格は上の階級から落としてきたソトの方が小さい。ディラショーは相変わらずのステップワーク。幻惑しつつプレッシャーを掛ける。ディラショーのミドルをキャッチしてテイクダウンを狙ったソトだがそのままバックを取るディラショー。バックマウント。しかしソトが立つとディラショー離れ際にキックを入れる。飛び込むディラショーだがそこにパンチを入れるソト。タックルのフェイントを見せながらパンチを打つソト。ボディを入れるディラショー。カウンターの右を狙うソト。ヒットせず。クリンチアッパーから右フックを入れたディラショー。足を止めての打ち合い。ディラショーまたアッパー。ホーン。
1Rは打撃の手数・ヒット数でディラショー。しかしソトも十分戦えている。
2R。ディラショー仕留めにきた。パンチ&膝。しかしソトもパンチを合わせてヒットさせる。ディラショーちょっと警戒したか、コンパクトなパンチに切り替えるが、手数ではディラショー。ソト出てきてパンチ連打をヒットさせる。ディラショーのパンチが入っているが、WOWOW解説の宇野は入っている割にはダメージがないのでディラショーのパンチがもしかしたら軽いのではないかと指摘。ディラショーパンチ連打から膝。しかしガードされている。今度はソトのパンチがヒット。終盤出てきたソトにテンカオをヒットさせてパンチのラッシュ。しかしそこからソトが逆襲。ホーン。
2Rも手数でディラショー。しかし前回のようなステップで幻惑するのではなく正面から打ち倒そうとしてきている。それで倒せず逆襲もされているので苦戦しているようにも見える。
3R。ディラショーは手数を止めない。ソトも頭を下げての右フックを見せる。ソトのタックルは切った。ディラショー10連打くらい撃ちこむが、打ち終わりにソトが打ち返す。ディラショータックル。テイクダウン。ガードを潰して鉄槌。腕十字をさばいてバックを狙ったがソト立って脱出。再びスタンドに。またディラショーがパンチから膝を入れるが、打ち終わりにソトのパンチが入る。ホーン。
3Rもディラショー。
4R。ソトが前に出てきた。ディラショーは下がりつつジャブやローを入れる。手数ではディラショー。ソトちょっと手が出なくなってきた。ディラショーは手数が止まらない。タックルでテイクダウン。ソトはラバーガード。しかし下のまま時間が過ぎる。起き上がって立とうとしたソトのバックを狙ったディラショーだが立たれた。スタンドで手が出ないソト。ホーン。
4Rもディラショー。
5R。ソトいきなりシングルレッグ。しかし切ったディラショー。離れる。ディラショー。倒しに来た。ハイキックからパンチ連打。ボディが入りすこし効いたソト。ソトのタックルにテンカオを合わせたディラショー。パンチ連打から右ハイヒット!ソト効いた!パンチで追い打ち。ダウンを奪いKO!
ディラショー、2試合連続の最終ラウンドKO勝利。UFC史上初?最後は流しても勝てたが、圧倒的有利の地元での試合でしっかりフィニッシュして見せた。
ソトも緊急出場のUFCデビュー戦だということを考えたら十分健闘したが、やはり力の差はあった。ランキングだとどの位置に入るかは微妙。