格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

UFC230:オッズ/予想と展望

ダニエル・コーミエ 1.13
デリック・ルイス 6.25
クリス・ワイドマン 1.54
ホナウド・ジャカレイ 2.60
デイヴィッド・ブランチ 1.24
ジャレッド・キャノニア 4.40
カール・ロバーソン 1.38
ジャック・マーシュマン 3.25
デレク・ブランソン 3.60
イスラエル・アデサニャ 1.31
ジェイソン・ナイト 1.38
ジョーダン・リナルディ 3.25
シジェラー・ユーバンクス 1.18
ロクサン・モダフェリ 5.25
フリオ・アルセ 1.28
シェイモン・モラエス 4.00
ベン・サンダース 5.75
ライマン・グッド 1.15
マット・フレヴォ3.60
ランド・ヴァンナータ 1.31
シェン・バーゴス 1.31
カート・ホロボウ 3.65
ブライアン・クレハー 2.20
モンテル・ジャクソン 1.71
アダム・ウィチョレク 1.38
マルコス・ホジェリオ・デ・リマ 3.20

メインはかつてないドタバタの末に決定。なかなかタイトルマッチが決まらず、年末に決まっていたヨアンナ vs. シェフチェンコのフライ級王座決定戦をバラしてシェフチェンコ vs. ユーバンクスのタイトルマッチをメインとして発表したがこれが大不評。結局、フライ級王座決定戦は元のカードに差し戻した上に、先月のUFC229で試合したばかりのデリック・ルイスがコーミエのタイトルに突然挑戦する試合が決まった。

試合間隔が短すぎるルイスも大変だが、急に試合が決まったコーミエも十分なコンディションではないはず。ファイトマネーの部分である程度優遇されたのと、ルイスが相手なら楽に勝てるという読みか。

ケンカ屋ルイスは面白い試合はするものの、タイトルマッチまでたどり着くとは思わなかった。敗北寸前からの逆転KO勝ちを何度も見せており、その最たるものがUFC229でのヴォルコフ戦。終始手が出ず3R残りわずかになってから、意を決して放ったパンチでダウンを奪うとパウンドで失神させてみせた。打撃のテクニックでは比較するまでもなくコーミエが上だが、誰が相手でも一発入れば逆転するチャンスがある。

もっとも、グラウンドという明確な穴があることも確かで、コーミエのタックルで倒されパウンド→チョークという展開になれば、パンチのまぐれ当たりでの勝利はほとんどなくなる。残念ながらルイスにはコーミエ対策を行う時間もない。序盤以外にはチャンスがなさそう。

コーミエがチョークで一本勝ち。

メイン以上の注目カードだったダスティン・ポイエー vs. ネイト・ディアスがポイエーの負傷により消滅。さらに、セミで組まれていたワイドマン vs. ロックホールドの再戦もロックホールドの負傷欠場で消滅してしまった。しかしこちらはジャカレイが代役としてワイドマンと対戦することで、元のカードより興味深くなった。

メインカードはタイトルマッチ以外はすべてミドル級戦で、TUFコーチ対決で対戦予定のウィテカー vs. ガステラムを除くとランキング1位~9位のすべての選手がUFC230で戦う予定があった(1位ロメロと8位コスタの試合も予定されていたがロメロの怪我で消滅している)。

中でも注目はUFC3連勝中のキックボクサー・アデサニャの試合。前回、グラップラーのブラッド・タヴァレスを下しランキング入りしたが、今回の相手はレスリングバックボーンのストライカー・ブランソン。組みだけを警戒すればよかったタヴァレスと違い、ブランソン相手にはタックルを警戒しつつ、強烈な打撃も警戒しなければいけないので、打撃の技術が圧倒的に上であってもパンチを貰う危険がある。アデサニャがこれをクリアしてさらなる上位ランカーとの対戦に臨めるか。

第1試合開始は11月4日朝7時半より。速報します。