格闘技徒然草

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Bellator216:メインカード第3試合・シーク・コンゴ vs. ヴィタリー・ミナコフ

ヘビー級。

元王者ミナコフが5年ぶりの帰還。キャリア全勝でタイトルを獲得したが、契約で揉めて王座を剥奪され、地元ロシアでのFight Nights Globalに参戦していた。奇しくも、5年前に最後の試合で対戦したシーク・コンゴとの再戦に。34歳。

コンゴは43歳。ミナコフに敗れてから10戦したが、キング・モーにスプリット判定負けしたのを除いて全勝。モー戦後は5試合連続判定勝ちだったが、直近の2試合はいずれも1RでKO勝利している。なぜヘビー級トーナメントにエントリーされなかったのかが不思議な戦績。

ガードを下げた構えで飛び込みを狙うミナコフ。飛び込んでパンチを打ち込んだ。またパンチで飛び込んだミナコフだがコンゴかわしてケージに押し込む。離れた。またミナコフがプレスしてきた。右オーバーハンド。かわしたコンゴ。逆にパンチを打ち込みケージに押し込むが、放った膝がローブローに。タイムストップ。再開。またプレッシャーを掛けて飛び込みを狙っていくミナコフ。パンチで出て押し込み。しかし引き剥がすコンゴ。ローを入れるコンゴ。飛び込むミナコフに右を合わせる。しかしローをキャッチされ倒されたコンゴ。上になったミナコフだがコンゴ立ち上がり、逆にケージに押し込む。離れる。残り1分。間合いを詰めたミナコフがパンチを出したが、かわしたコンゴがケージを背にしたミナコフに右をヒットさせる。ゴング。

ヒット数にそこまで差がなく微妙なラウンド。ケージジェネラルシップではミナコフだが。

2R。ローを入れたコンゴ。ミナコフまたプレスしていく。コンゴ下がってサークリング。しかし逃げるだけでなくカウンターを狙っている。ミナコフが前に出ていくが距離がつまらない。挑発するミナコフ。コンゴもジャブを入れるが手数が少ない。ミナコフも芸がなく前に出るだけ。ケージに追い込んだミナコフだが、入れ替えて離れたところでコンゴが連打をヒットさせる。離れ際に膝。さらにパンチを入れた。右を打ち込むミナコフを受け止めてケージに押し込み膝を入れたコンゴ。ゴング。

2Rは後半の攻勢でコンゴ。ミナコフ、やや疲れを見せている。

3R。また下がっていくコンゴ。ロー連打。カットしていないミナコフ。前に出てパンチを出すミナコフだが空振り。またローを入れたコンゴだが、ミナコフ誘っていたのかキャッチしてテイクダウン。ハーフで押さえ込んでパウンドを入れていくミナコフ。コンゴはホールディングするだけ。ミナコフはエゼキエルチョークを仕掛けるが入ってない。放した。固められるままのコンゴ。下からギロチンに捕らえてようやく立つとパンチ連打!さらに首相撲から膝連打!ミナコフ距離を取るが消耗している。最後にコンゴタックルに入るがタイムアップ。

3Rは最後の印象だけでコンゴというのもなくはない。

30-27、29-28の3-0でコンゴ勝利。もうちょっとアグレッシブに行っても良かった気がしたが、結果勝てたなら作戦勝ちということに。これでライアン・ベイダーの持つヘビー級タイトルへの挑戦が決定。

ミナコフは下がるコンゴに対して追いかけるだけで芸がなかった。MMA初黒星。