女子フライ級。
UFCデビュー戦のマゾはLFA女子フライ級王者の22歳。ローカルでは6戦全勝。生まれはコロンビアで、170cmの長身でリーチは177cm。デビュー戦だが赤コーナー。
ローカルから5戦すべてフィニッシュ勝利しUFCと契約したモロズは初戦でもガードから得意の腕十字で一本勝ち。が、その後5試合はすべて判定で、ここまでUFC3勝3敗。アマチュアボクシングでウクライナのナショナルチームにいたこともある。今回がフライ級への転向初戦。
組みに行ったモロズを引き剥がしたマゾだが、その際にパンチを貰い早くも鼻血。モロズまた組み付く。ケージに押し込みボディロック。投げてテイクダウン。マゾはガードで下から四の字クラッチ。足の長い選手だけができる芸当だが、あまり効果はない。ハイガードに移行しようとするマゾだがモロズは密着したままパウンドを入れていく。足で距離を作るとモロズのパウンドが顔面まで届かなくなる。そのまま蹴り離したマゾだが立たずに下のまま。再度ガードに入るモロズをもう一度蹴り剥がすと今度は立った。残り1分。モロズのパンチをもらうマゾ。モロズまたクリンチして押し込み。ホーン。
1Rモロズ。
2R。パンチを貰うマゾ。ボクシングではモロズが上か。マゾは蹴りを出していく。組んでボディロック。またテイクダウンを狙う。なんとかこらえるマゾ。離れた。また打撃戦。パンチで鼻血を出し見栄えが悪いマゾ。手数でもモロズが上。打撃で勝っているモロズだがまた組みに行く。テイクダウンできないがケージに押し込んだままホーン。
2Rモロズ。
3R。リーチを活かしてジャブを入れていくマゾ。組みに来たモロズに肘を入れて引き剥がす。マゾはミドル、テンカオも出していく。3Rはこれまでより打ち合えているマゾ。膝が増えてきた。モロズまた組んで押し込み。右腕を小手に巻いて左腕で肘を狙うマゾ。引き剥がした。蹴りの間合いで戦うマゾ。モロズはパンチを出していくが1,2Rほどにはヒットしていない。残り1分。マゾの左ハイがガードの上からヒット。打ち合いでタイムアップ。雄叫びを上げるモロズに対し、マゾはアピールなし。
30-27、29-28×2の3-0でモロズ勝利。
マゾは後半ようやく打撃でペースを掴み始めたが、2R落としてからではKOするしかなくなる。もう少し早く仕掛けるべきだった。
