格闘技徒然草

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UFC237:第10試合・ジョゼ・アルド vs. アレクサンダー・ヴォルカノフスキー

フェザー級。ランキング1位アルド、4位ヴォルカノフスキー。

UFC・WECで18勝3敗、負けた相手はマクレガーとホロウェイ(2度)のみのアルド。しかし年内での引退をすでに公言している。契約はこの試合とあと1試合。まだ32歳だが、年下のホロウェイ戦での連敗で完全に格付けが完了してしまい、ホロウェイが王者でいるうちはタイトル奪還は厳しい。それでもホロウェイ戦後は2連続KO勝利中。もうタイトル戦をしないのなら、トップランカーではない知名度優先の選手と対戦してもいいところだが、今回も上位ランカーとの対戦に。

ヴォルカノフスキーはオーストラリア版ヌルマゴメドフとも言うべき強力なテイクダウンが武器。UFCデビューから6連勝。前戦では、3度タイトル戦に出場しているレジェンドで、同じタイプのチャド・メンデス相手にダウンを喫しピンチに陥る場面もあったが逆転KO勝ち。

両者遠い間合いで牽制。ヴォルカノフスキーはローを入れる。アルドはまだ手を出さない。ジャブを一発。じわじわと出るアルド。ローを出すヴォルカノフスキーにアルドはジャブ。強烈なボディを打ち込んだアルド。ワンツーを出したヴォルカノフスキーだがアルドはヘッドスリップでかわした。アルドのワンツー。アルドロー。ヴォルカノフスキーがプレスする。残り1分。ジャブから組んで押し込む。離れた。アルドが出ていく。飛び膝のようなテンカオからワンツー。ホーン。

1R手数でヴォルカノフスキーだが、地元の声援がジャッジにどう影響するか。

2R。ワンツーを入れたヴォルカノフスキー。ロー、ミドル。アルドのジャブがヒット。ヴォルカノフスキーが四つに組むとすぐに引き剥がす。アルドワンツー。ヴォルカノフスキーが飛び込んでのジャブをヒット。ヴォルカノフスキーのアイポークがありタイムストップ。再開。アルドロー。ワンツー。ヴォルカノフスキーもパンチで出る。そのまま押し込んだ。押し込んで太ももに膝を打ち込む。アルドはダブルアンダーフックからバックに回ったが、正対しまた押し込むヴォルカノフスキー。離れた。残り30秒。パンチが交錯。ホーン。

2Rもヴォルカノフスキーか。

3R。アルドのパンチの打ち終わりに右を入れたヴォルカノフスキー。ワンツー。そのまま組むとケージに押し込む。押し込みながらまた膝を入れる。離れた。ワンツーで飛び込み組もうとするヴォルカノフスキーだがアルド引き剥がす。ヴォルカノフスキーの右がヒット。アルドちょっと押され気味。また組まれて押し込まれる。押し込みながら膝を放ち、一瞬離れてパンチラッシュからまた押し込むヴォルカノフスキー。アルド何もできず。押し込まれたまま時間がすぎる。タイムアップ。

三者フルマークでヴォルカノフスキー勝利。

後半はケージ押し込みを繰り返してアルドを完封。

アルドはランキング1位を明け渡し、次の引退試合に向かうことに。