格闘技徒然草

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UFC on ESPN+11:メインイベント・アレクサンダー・グスタフソン vs. アンソニー・スミス

ライトヘビー級5分5R。グスタフソン2位、スミス4位。

ふたりとも前戦でJJのタイトルに挑戦し完敗しているが、1位で前王者のコーミエはヘビー級タイトルを獲得後王座返上後、JJとの3度目の対戦には興味が無いことを公言しており、3位のサントスは来月JJのタイトルに挑戦。この2人もまだまだ挑戦圏内にいる。しかしサントスとスミスはミドル級から上げてきた選手であり、ライトヘビー級の人材不足が露呈してしまっている。

ひときわ大きな歓声が送られる地元の英雄グスタフソン。スミスにはブーイング。

間合いを詰めるスミス。グスタフソンは左右にステップし距離をキープ。大振りの右を放ったスミスだがガードされる。スミスロー。グスタフソンも牽制の蹴りを放つ。関節蹴り、ジャブなどを入れるグスタフソンにスミスはプレスしていく。大振りの右は距離を取ってかわすグスタフソン。なかなか間合いを詰めない両者。スミスの左がヒット。スミスロー。グスタフソン前蹴り。ホーン。グスタフソン、スネをカットし出血している。

1R、手数はほぼ五分。グスタフソンのスネはスミスのローをカットした際に割れた模様。

2R。ジャブを入れたグスタフソン。スミスが右フックで飛び込むが空振り。間合いを詰めたスミスだがパンチが空振り。飛び込むフェイントを見せるグスタフソン。スミスの大振りのパンチはすべてかわしている。右ボディ。間合いを詰めるスミスだが手数が足りない。左ハイ。ワンツー。シングルレッグに行くそぶりを見せたスミス。飛び込んでアッパー。さらにケージまで詰めてパンチのラッシュ。ヒヤッとしたが距離を取るグスタフソン。スミスのパンチがヒット。大振りの右。ヒットしたが浅かったか。左ボディで飛び込んだスミス。返しの右フックは空振り。グスタフソンがワンツー。スミスさかんにスイッチを見せる。グスタフソンが逆にプレスしていくが両者そこから出ない。ホーン。

2Rはグスタフソン。しかし攻撃が増えている分、被弾も増えている。

3R。ジャブの連打で出たグスタフソンに右フックを返すスミス。攻めているグスタフソンだが打ち終わりのスミスの反撃が怖いところ。グスタフソンの右がヒットするがスミス間合いを詰めてパンチを打ち込む。ヘッドムーブでかわしたスミス。グスタフソンの飛び込んでの右。前蹴り、ローなどで手数を増やしていく。ジャブの連打がヒット。ちょっと嫌がったスミス。グスタフソンワンツー。残り1分。お互いローを蹴る。グスタフソンが左ミドルを入れるとタックルに。テイクダウン。サイドで押さえ込むが残り30秒。下からホールドして凌ぐスミス。ホーン。

3Rグスタフソン。

4R。グスタフソンが手数を増やしてきた。パンチからタックル。しかし逆にスミスにボディロックされる。投げを狙ったグスタフソンだが潰されて下に。スミスバックマウントへ。尻を浮かせて前に落とそうとするグスタフソン。が、落とされずにこらえたスミスが潰して体を伸ばす。パウンドからチョーク。タップアウト!

静まり返る会場。グスタフソン、打撃では優勢だったが、雑な投げを潰され下になるとバックマウントを許す痛恨のミス。スミスはそのチャンスを逃さなかった。

敗れたグスタフソン、「The show is over guys」と言い残し、グローブを置いてオクタゴンを去る。引退か?圧倒的ホームでの敗戦での衝動的なものかもしれないが…。