レスリング世界選手権3位のスアレスは無敗のままTUF23のトーナメントで優勝。その後も負け知らずで、前回は初代王者のカーラ・エスパルザをテイクダウンからのパウンド・肘で削り続けてレフェリーストップ勝ち。ランキングも急上昇した。
アンサロフは昨年12月まではランキング11位だったが、前戦でランキング3位のグラップラー・クラウディア・ガデーリャにアウトボクシングでパンチを入れ続け判定勝ち。UFC4連勝とすると一気にトップランカーの仲間入りをした。が、ガデーリャ戦を除くと前座レベルの相手にしか勝っておらず、今回のオッズも大差でアンダードッグに。
スアレスタックル。がぶろうとしたアンサロフをケージまで押し込むと足を掴んでシングルレッグ。そのまま倒した。ハーフで押さえながらパウンドを入れるがアンサロフはフルガードに戻す。蹴って立とうとしたアンサロフに即タックル。シングルレッグ。ダブルに切り替えた。ケージでなんとか耐えているアンサロフだが、腰が伸び切って耐えきれずまたテイクダウンを許す。ハーフ。またフルガードに戻すアンサロフ。足をさばきながらパウンドを入れていくスアレス。インサイドから鉄槌。立とうとするアンサロフの首を抱えて腹に膝。ホーン。
1Rはスアレスがドミネイト。
2R。打撃戦。アンサロフが距離をとってアウトボクシング。またタックルに入ったスアレス。切ろうとしたアンサロフだがシングルレッグでケージまで押し込むスアレス。振ってテイクダウン成功。亀になり立つスアレスだが、立たれるとすぐ次のタックルに入るスアレス。シングルレッグで倒す。クローズドガードでホールディングするアンサロフ。スアレスはインサイドから鉄槌を落とす。足ではじいて立ったアンサロフだが、その瞬間に次のタックルに入るスアレス。押し込んで膝を入れるとアンサロフの股間にヒットしタイムストップ。再開。お互い単発の打撃を入れ合いホーン。
2Rもスアレス。
3R。スアレスのタックルを初めて受け止めて防いだアンサロフ。打撃戦が続くが、スアレスはやはり打撃からタックルに。シングルレッグ。しかし引き剥がしたアンサロフ。またタックル。これも引き剥がすアンサロフ。ミドルを入れる。離れて打撃を入れていくアンサロフ。スアレスも打ち返すがアンサロフの打撃がヒットしている。が、ダウンを奪うほどでもない。スアレス、距離を取り逃げ切り態勢に。残りわずかで間合いを詰めラッシュしたアンサロフ。パンチの連打がヒット。タイムアップ。
3Rはアンサロフだが。
29-28の3-0でスアレス勝利。
2Rまでは、足をキャッチしてしまえば必ずテイクダウンする圧倒的なレスリング力でドミネイトしていたスアレスだが、3Rになるとテイクダウンを奪えなくなり、打撃戦で劣勢に。3Rマッチなので逃げ切ることができたが、今後5Rマッチを戦う上では不安が残る内容。