格闘技徒然草

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UFC238:第11試合・トニー・ファーガソン vs. ドナルド・セラーニ

ライト級。

暫定王者ファーガソン。現在11連勝中。昨年4月、怪我で正規王座決定戦に出場できなかったためタイトルは消滅となった。昨年10月の復帰戦では元王者ペティス相手にTKO勝ち。しかし今年4月、ヌルマゴの出場停止によって再度行われた王座決定戦には出場せず。後に、家庭内トラブルが報じられ、精神的に不安定のため試合ができない状態とのことで長期欠場になるかと思われた。それ以来、約2ヶ月での思ったより早い復帰ではあるが、近年は試合数が減っているのが気がかり。

相手はドナルド・セラーニ。ライト級でタイトルに挑戦した際にはRDAに完敗し、その後ウェルター級でもライト級時代と同じ活躍をしていたが、タイトル挑戦目前で3連敗。6試合もボーナスから遠ざかっていたが、マイク・ペリー戦で復活すると、ライト級に戻しても連勝し、現在また3試合連続ボーナスを獲得中。しかしオッズはファーガソンがフェイバリット。

左ミドルを入れたファーガソン。セラーにワンツー。パンチを打ち返すファーガソンファーガソンいつもどおり積極的に攻める。パンチが相打ち。ファーガソンの右がヒット。またパンチが相打ち。セラーニが出る。肘を入れたファーガソンファーガソンの蹴りからパンチへのコンボがヒット。セラーニの右ハイをガードしパンチを打ち込む。前蹴りからジャブを入れるファーガソン。バックブロー。セラーニはミドルを入れる。ファーガソンも打ち返す。セラーニの左がヒットしたがファーガソン打たれても出て殴り合い。ホーン。

1Rファーガソン

2R。ファーガソン前蹴りから右を入れる。セラーニ打ち返す。ジャブ、左ハイを入れたファーガソンだがセラーニは右を打ち返しヒット。また右が入るがセラーニは連打を返す。ファーガソンのバックブローは空振り。セラーニ右ハイ。ファーガソンは回転肘。ファーガソンのジャブ。出てくるところにまた右が入る。ヒット数に差が出てきた。ファーガソンの回転肘に組んでバックを取ったセラーニがテイクダウンするが、ファーガソンすぐ立って振りほどく。ノンストップの打ち合いが続く。残り1分。ファーガソン前蹴りの連打。セラーニ下がり気味。ラウンド終了間際に連打を放ったファーガソンだが、ホーンが鳴っても打ち続けてレフェリーに制止される。

2Rファーガソン。パンチを被弾しているセラーニの顔面はかなり腫れている。

3R開始前、セラーニの右目のドクターチェック。右目が完全に潰れていて視界がないとしてレフェリー止めた。

プライベートな問題での欠場をしていたファーガソンのコンディションが不安だったが、いつもどおりの動きだった。

セラーニはおそらく眼窩底骨折をしており、鼻をかんだことで右目が腫れてきてしまった。2Rのホーン後のパンチの影響も考えられたが、右目には当たっていないとのことで裁定はファーガソンのTKO勝利に。